地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

4月19日(水) 曇   貴

2006-04-19 12:03:35 | 日本酒

貴(山口) 永山本家酒造場  登場

本日造りを終え、息抜き あっ失礼! ご挨拶に「貴」 永山さんがご来店になりました。
ここはひとつ今年の造りを総括して頂きましょう。
では「たあぼ」宜しく!

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今年の「貴」の造りを終えて

今年は、一年生蔵人2人を指導しながら4名で造りました。
私の中での今年の課題は「西日本のお酒に求められているもの」の追求です。
「旨味」が充実し、酸が心地よく、でも「老ねてない」相矛盾するものの追求。。。
今年の西日本の瀬戸内海側は「暖かい日」と「寒い日」がかなり極端で頭を
悩ませましたが、どうにか元気な「貴」が今年もできました☆

今年の「貴」ここを飲んでくれ

「雄町は雄町らしく」・・・昨年よりも旨味が増してガツンときます。
「山田は山田らしく」・・・キレがやさしく、そして香りおだやか♪
定番の純米酒系は飲み続けたい旨味とキレのバランスを
昨年以上に頭にたたき込んで頑張りました。
「火入れ-瓶詰め」も、午後の洗米が終わってからはりきって!!頑張りました。

「地酒カップ」への思い
ラベルが一時期切れてしまって本当にごめんなさい。
とくダネの放送を山口で見てまた背
筋が「ピンっ」っと熱くなりました。
カップ酒というゲートからもっともっと日本酒に入っていただいて、
日本酒を再認識して頂きたいと思います。
「旬の企画もの」も是非気合いをいれて取り組みたいと思います!!

「スーパー晩酌酒」へ向けて

私の考える「貴」の晩酌酒のあるべき姿は、
常温(ひや)以上で飲み続けたいお酒を考えて用意しました。
「安心して飲み続けたい純米酒を低価格で」
非常に大きな課題ですが、この領域でもっとやさしく熟成したお酒が増えれば、
「日本酒で悪酔いした」と陰口をたたかれる回数がもっと減ればいいなと思います。

「貴」今年のチャレンジ!!!

今年初めて「山廃(実際には摺ってるから生もとかもしれませんが・・・)」
にチャレンジしました!!
乳酸菌わかねぇ~~~~!毎日の様に「農口尚彦著 魂の酒」
「上原 浩著 いざ純米酒」などの参考書を毎日の様に読み、
大吟醸のもろみの5倍は見続けました。
酸が3.0を越えてこれで「酵母が添加できる」って時は久々の感動でした。
分析用の濾液を利き過ぎて、もし私の歯が溶けてたらこの時の利きもとが原因か。。。
でも、いい体験ができました。

先日はりきり企画部が試飲したところ発売は2年後と言うことで 宜しく!!

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ではこれから「スーパー晩酌酒」打ち合わせに 西荻窪「晴レ」さんへ行ってきます。