るーたんの日記

山歩き・食べ歩き・旅のひとりごと日記

日本百名山『平ヶ岳』

2009-07-07 00:31:22 | 日本百名山

7月5日(日)に、皇太子様ルートにて、初めて平ヶ岳に登頂。

梅雨にもかかわらず、予想に反し、カッパを広げることも無く、
初夏の登山を楽しんできました。

:::::::::::::::::::

前日、新潟の小出ICからシルバーラインを入って、
銀山平の『伝之助小屋』に宿泊。

Dscn0898

このあたりの民宿に泊まると、ちょっと前に皇太子様が
入山に使ったという中の又林道の終点までマイクロバスで送迎してもらえるという特典付きなのである。

宿泊代は12,150円くらい。
料金表には1泊2食で7,500円~とあるが、どういうことだろう?
土曜の割り増しなのか、マイクロ代なのか?

2時ごろ着いて、とりあえず入浴。
露天もありました。

Dscn0674

庭園露天。混浴ですが、宿の方が女性タイム・男性タイムを分けてくれます。

Dscn0675

本当に野放し状態な露天風呂。天気にもなってきて、明日に期待、大!

お湯は透明で匂いも無く、しかしいつまでもポカポカという感じでした。

5時半には夕飯。
山の幸をたくさん使った料理が並びます。

ウドのキンピラ。ぜんまい。なめたけと蕗の酢の物。綺麗な色のお刺身は・・・なんだっけ?

天ぷらも何とかという桜の新芽、ウド、蕗などなど。

お魚意外の食材は、山から採ってきたものとか。

また、中の又からのオリジナルのコース地図もいただけました。

Dscn0678

伝之助小屋の助六こと、宿のご主人より、食事や山の説明を受けつつ、
Dscn0679

自己紹介をして、山談議に花が咲きます。

翌日は、この約20名はみんな同じマイクロにて移動し、
平が岳に登り、またマイクロにて戻ってくるという半ツアーみたいになるのですから、これも良いかもしれません。

しかし、明日は4時出発。3時には起床のため、9時には就寝。

::::::::::::::::::::::::::

3時起床、4時には出発。みんなそろっています。

宿の前に美味しい水があって、汲んで着ました。
さてマイクロは出発し、約35分くらいで林道の入り口に到着。
ここから未舗装の道をがたごと上がります。
Dscn0687

終点には5時15分着。
ここには水もあります。トイレも。

Dscn0892

左の尾根を上がります。
また頂上で祝杯用のビールも、このバスで買うことができました。

私は強くないので、いつものスポーツドリンクです。

さて、5時30分出発です。標高1325m。

まず10分ぐらいで、1箇所渡渉があります。

Dscn0891

立派な橋が架かっていますが、

増水時は注意が必要でしょう。

渡ってすぐのところに、山小屋の関係者曰く「オオサクラソウ」なるここにしかないというサクラソウが3株ほど。

Dscn0696

このほかにも、キヌガサソウやエンレイソウ、シラネアオイも。

ここから急登で五葉松の朝食ポイントに6時着、1535m。

いい風が吹いてきます。

さらにここからも急登です。ドロドロで急なので注意が必要です。

ときどき景色も眺められますが、約1時間は樹林帯を登ります。

足元には姫笹やマイヅルソウ、イワカガミ。

玉子石との分岐に7時50分着、玉子石に8時、2075m。

20分の休憩。

念願の玉子石

Dscn0758

風化してできているそうです・・・。

昔はこの石を守ろうと、季節によってはビニールシートをかぶせたりもしていたそうです。

自然の造形に感動。

紅葉もきれいそうです。

なんとなく、うっすら雪だるまのように顔が見えるような気がします。

そして木道の稜線を進み、まず姫池へ向かいます。

Dscn0787

途中の池です。イワイチョウに姫シャクナゲ。

その周りには食虫植物のモウセンゴケでしたっけ?

Dscn0796

姫池の手前に唯一の雪渓。アイゼンは無くても大丈夫と思います。

念のためここは横断し、帰りには登りました。

下りに使うときはご注意です!

Dscn0783

初めてヒメシャクナゲを見ました。

そして、噂の絶景の姫池に到着。8:50から9時。

姫池からの平ヶ岳。本当に絵に描いたように絶景です!

Dscn0805

わたしの安物デジカメでもこんなふうに撮れました

さて頂上目指して最後ののぼりです。

姫池からも見えていた稜線を目指します。

Dscn0830

頂上の手前はお花畑でした。

チングルマ、イワイチョウ、イワカガミ、ハクサンコザクラ。

ワタスゲ・・・

そして頂上には9:25~10:15、2141m。

Dscn0841

ベニサラサドウダンがきれいでした。

頂上だけでなく、稜線に出てからも、その下でも見えました。

Dscn0843

本当なら頂上からは、燧ケ岳・至仏そして富士山も見えるようですが、

この日はちらっと稜線が見えたぐらいでした。

しかしほとんど雨でしょうと思っていたので、カッパも開かずここまでこれて、満足です。

山小屋からバスで出発した仲間もほとんど同じくらいで行動。

Dscn0844

伝之助小屋の朝ごはんのおかずを、自分で用意した山菜おこわのアルファ米に加えて・・・。

下山は1時にバスを目標。

Dscn0854

稜線手前の森の中に一本だけ「ムラサキヤシオツツジ」だそうです。

はじめてみました。

玉子石の分岐に10;50、五葉松に11:40から50。

バスには12時15分に到着しました。

ドロドロになった登山靴を洗って、美味しい水を飲んで、

最終組の到着を待って12時55分にバスは出発し、2時15分ごろ宿に戻りました。

この日は次のお客さんが来ているのでお風呂に入れなかったので、

もどる方向にある「かもしかの湯」に。宿利用の割引で500円が450円。

でもちょっと狭く、露天は半露天でした。

時間があれば割引はないけれど、やどから更に奥に良くという白銀の湯の方が広いかも知れません。