先の投稿にコメントをいただきました。ありがとうございます。
本当に良いものが売れなくなったと思います。時代が(人々が)良いものを求めないから、作られなくなったのでは?とも私は思っています。
不況の不安から、節約そのものが一種に流行になっているようで、貧乏なわけでもないのに、みな好んで安い物を買いたがります。しかも、低価格だけれども貧乏臭くなく、むしろお洒落な印象のファストファッションが全盛です。年中バーゲンセールのような感じです。そして、『よい買い物をしたわ』と人々の満足度は高いのです。
ユニクロやH&Mなどは、若い人だけでなく、お金もってそうな小ぎれいな中高年の人たちも買いに来ています。そうしたメーカーのブランド戦略も上手ですよね。安いことは悪いことではないというイメージをしっかり市場に浸透させてきています。
しかし、それでは良い物は、その価値がわかる人だけをターゲットにして売ればよい、ということでしょうか。それでは、狭いニッポン、すぐに市場は飽和してしまいます。しかも、今の冷え切った日本の経済状況では、”価値のわかる人”にリーチすることさえ、なかなか難しくなっています。さて、ではどうしましょうか??
1月3日放送のテレビ東京「池上彰の世界を見に行く ~2012新春スペシャル~」をご覧になった方はいらっしゃいますか?
インドの特集部分が気になりました。日本で作られ、おそらく売れ残って在庫になっていたと思われる、古いデザインの指輪を”箱買い”していくインド人のバイヤーと日本人のやりとりが映されていました。また、バイヤーがインドに持ち込んだ宝石つきの巨大な金のチョーカーを、インドの奥様がひと目で気に入って買っていました。今の日本ではとても売れそうにないような一昔前の廃れたデザインでも、"日本のデザインはとても良い”とインドの人たちには評判で、よく売れるのだそうです。
インドでは、たくさんのゴールド製品を持ってお嫁入りするそうですね。自分で買ったり、親がコツコツと少しずつ買ってあげる習慣があり、結婚シーズンは金が高騰するほどの需要だそうです。インド経済は右肩あがりですし、女性の人生における必需品だから、良いものなら、いくらでも売れるということです。
インドも世界有数の金需要の多い国ですが、最近では中国でも、とにかく金がよく売れており、装飾品というよりも投資商品として買うようですが、映像や写真でみる、インドや中国の街のお店のジュエリーって、いまだに相当レトロなデザイン。(^^;これだけ、たっぷり惜しげもなく地金を使ったジュエリーですから、デザイナーも腕の見せ所だと思うのですが・・・・。
映像で見る限り、いまだに、月形甲丸や印台にダイヤ五光留めのリングに、太い喜平チェーン、みたいなオーソドックスなデザインが売れ筋のようです。売れ筋、というより、それしか選択肢がないのかもしれまえん。日本の洗練されたデザインのジュエリーを置いたら、きっと飛ぶように売れてしまうのではないかと思います。きれいなもの、カワイイものへの憧れは世界の女性の共通事項ですから。。。。
サマンサタバサの社長さんは、次はグローバル戦略だと言って、まずはNYに出店しました。
東京大田区の町工場の社長さんも、若い息子さんに代替わりし始め、世界に進出しはじめているケースも少なくありません。
日本のジュエリーメーカーがこれから目指すべきは、海外市場なのかもしれません。
昔を思い出しました。で、それは、神戸の職人
特有のスラングと言うか?なのですが、、
オーダーが入ると右手を手のひらを上にして上下
させるしぐさをしながら「このお客さんコレだから…」と
言うのですが、その意味は、この人は○○の人だから
兎に角上がりを重くしろと言う意味でして、、
○○とは、こっち方面の地方都市を指すのですが…
もし今後中国とかインドを狙うならデザインよりも
目付けを重くする作戦が功を奏すと思われ…
あはは。。(^^♪
何故なら仕入れルートが古物系なので、下手したら
材料代よりも安く仕入れて、それをインドで転売と…
中国にしてもインドにしてもおよそ30年前の日本と
同じと思えば、今の事象は不思議でも無いとも・・・
グローバルとは、こっちが駄目ならあっちが有るさ
的な考えですよね。そんな事しなくても新たなる
仕事の鉱山が日本国内には存在しております。
今年のテーマは、それらを掘り起こす事かな?
もし成功したら、今現在の国内の供給が飽和するかも?
成功したらの話ですが(笑)、、あはは。。(^^♪