ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

日本で一番売れているジュエリーメーカー(?)

2012年01月17日 | ROSE POSYのひとりごと

日本で一番ジュエリーの売り上げをあげている会社というのを調べていましたら、
ちょっと古いのですが、参考になるソースが見つかりました。

『サマンサ・タバサ・ジャパンリミテッド』 

震災後も、順調に売り上げが伸びているので、たぶん最新情報でも順位は変わっていないと推察します。

この会社はジュエリー専業ではないので、バッグや小物類もあわせての連結の売り上げ額となるでしょうが、それにしてもすごいですね。使っているモデルの年齢層からみて、ターゲットは10~20代と思われ、バッグもジュエリーも単価が低いので、相当な数を売らないとトップにはなれないでしょう。若い女の子のファッションに不況はない感じを受けます。

近い将来、このような異業種から参入する企業によって、業界地図が塗り替えられるような日も来るのかもしれません。

さて、話変わりますが、私は、青山で働いています。
青山・表参道は、アパレルメーカーの本社やファッションブランドのアンテナショップが多く存在しており、また、ホンダや伊藤忠など一流企業の本社などもあり、お洒落が上品で垢抜けているOLさんが多い街です。なので、通勤中やランチタイムなどで毎日、女性たちのファッションをつぶさに観察する機会に恵まれているのですが、最近発見したこととして、結婚指輪以外の『指輪』をしている人が非常に少ないことです。

・・・というか、総じていうと、お洒落のために貴金属を身につけている人がとても少ないのです。もっとも、オフィス街にはあまりサマンサタバサ系の世代はいませんから、そういうギャルっぽいプチプラなジュエリーをつけている人も見かけませんが・・・。

私の職場は女性が多く、しかも、ファッション誌から抜け出てきたような、すごくお洒落な人が多いのですが、(すいません、私はのぞいてください。笑)だれも貴金属や宝石がついたジュエリーをつけていません。そのかわり、安価なアクセサリー(メッキや樹脂などの非貴金属の素材のロングネックレスやピアス)はたくさんもっていて、服にあわせて毎日とっかえひっかえしてきます。しかし、イベントとかプレス発表とか、ここ一番の勝負という日は、パール(連ものかロングとか色物系。それも上質な!)をつけてきます。

ジュエリーを作る立場から見て悲しいことなのですが、働く女性たちのそのビヘイビアがカッコイイのも事実なのです。

普段は、安くていろいろなデザインのアクセを沢山もっていて、毎日、持ち服に合わせて変えるほうが、今の女性のおしゃれのニーズにマッチするのかもしれません。定番のプチダイヤのペンダントさえ、つけているのはもはや、オバチャン(しかも、ダサい・・・)ばかりなり。”奮発したのよぉ!”感が満々で。自分もダイヤの1粒ペンダントを持っていますが、なんだかオバチャンさを強調するかのようで、恥ずかしくて、つけなくなりました。orz

指輪をしない理由について聞いてみると、着脱の際にネイルを傷つけるからつけたくない、ということが主な理由のようです。ネイルアート自体がアクセサリーになっていますからね。指を飾るためのものはそれ以上必要ないといえばないともいえます。
最近は、そうしてネイルが台頭したために、指輪を欲しがる女性が減ったせいか、クリスマスや誕生日などに女性に指輪を贈る男性も少なくなった気がします。(私の知り合いの男性は、クリスマスに、彼女にネイルサロンのチケットをプレゼントしたそうです。)

最近の女性誌をみていても、11月にはたいてい組まれた、"カレシ・ダンナにおねだりするX'masジュエリー”というような特集はもはやみかけなくなりました。欲しいものは自分で買うし、おねだりするとしても、欲しいものはジュエリーじゃなくなっている。 ここ10年の間に、ものすごく、女性の価値観が変わったように思います。