つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

<追記>心変わりと心残り。

2024年03月21日 07時00分00秒 | 賭けたり競ったり
                          
※以下本文:3月20日 午前7時投稿

今夕(2024/03/20)埼玉県・戸田市の「戸田競艇場」に於いて、
艇界のビッグレース優勝戦が行われる。
年間9つある格付け最高位・スペシャルグレード(通称SG)の1つ、
「第59回 ボートレースクラシック」だ。

--- 今年の元日、僕は現地へ出向くつもりで、計画を立て始めていた。
16時10分までは。





最大震度7を記録した「令和6年能登半島地震」。
何度も襲い掛かってくる震えに揺さぶられ、恐怖しながら胸中に浮かんだ思考の中には、
「埼玉行断念」も含まれていた。
発災以降、周囲も生活も変わってしまった。
誠にもって残念だが、やはり致し方ないのである。

だが、僕は変わらわず競艇ファン。
本日の優勝戦を楽しみにしている。



5日間に亘る激闘(4日目・強風荒天でSG初の中止打ち切りもあった)を勝ち抜き、
最後の6ピットへ舳先を進めたのは以下の6戦士。

1号艇:吉川元浩(兵庫)
2号艇:毒島 誠(群馬)
3号艇:土屋智則(群馬)
4号艇:宮之原輝紀(東京)
5号艇:桐生順平(埼玉)
6号艇:平本真之(愛知)

個人的にエールを送るのは、2号艇の「毒島」。
昨年、彼はSG優出ゼロ。
一昨年も1度だけしかない。
長いトンネルを潜り抜け、ようやく大舞台に辿り着いた。
あと一歩、もう一歩高みに上り、鬱憤を晴らしてもらいたい。

今節、彼が抽選で手にしたモーターは、前評判ワーストクラスの低勝率機。
部品を変え、大整備を施し、出来の悪い相棒を叱咤激励して、
戦える足のレベルにまで引き上げた。
現在のモーターの姿は、低速からの加速のしやすさを重視した「出足型」と見る。
もう少し直線スピードの伸びが欲しいところだ。
そのあたりは本人も自覚していて、
昨日のインタビューでは、もう一工夫加えると語っていた。

強敵、難敵揃いの優勝戦。
気象条件も気になる。
戴冠は容易ではないだろうが、僕は「毒島」に賭ける。
わが舟券は、2アタマ。
2連単総流しだ。

優勝戦のファンファーレは午後4時半過ぎ。
TVでもネットでも生中継がある。
興味と時間と都合がつけば、是非、ご覧くださいませ。

※以下追記:3月21日 午前7時投稿
        
<春分の逆襲。>

埼玉県・戸田競艇場に於いて行われた「SGボートレースクラシック」優勝戦。
勝ったのは「毒島 誠」だった。
入着順:2-6-4。
わが舟券は思わぬ高配当の的中となった。



波乱の立役者は「風」。
12レース開始前から吹き始めた追い風の風速は10m。
波高10cmの荒れ水面。
例えるなら、風が吹き抜ける未舗装路のようなものだ。
トップスタートを切った1号艇がファーストターンに入った直後、
波に足元を掬われ、風に煽られて転覆。
そこに3号艇が乗り上げて半ばエンスト。
開いた内側を2号艇と6号艇が駆け抜け、勝負アリ。



声を大にして強調しておきたいのは「毒島優勝はラッキーではない」という事。

1号艇が転覆する直前「毒島」の舳先は間違いなく懐に突き刺さっていた。
事故なくレースが推移していても彼の勝利は可能性大。
2-6決着は時の運である。



兎にも角にも、久しぶりの、そして初めてのクラシック戴冠は実力が成した業。
長い雌伏の時を経て、季節の節目からポイズンキラーの逆襲が始まる。

おめでとう、毒島!             
                      

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