つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

白耳義之味、津幡町に現る。

2017年11月23日 13時29分42秒 | グルメ
面積は、九州より一回り小さくおよそ3万平方キロメートル。
人口は1,100万人ほど。
ヨーロッパの小国「ベルギー王国」は、知られざる「ジャガイモ王国」。
ジャガイモ加工商品の世界トップシェアを誇っている。

ボイルド・ポテトやマッシュポテト、スライスしてから炒めたりと、
彼の地でのポテト料理のバリエーションは、実に様々。
中でも「フリッツ」…フライド・ポテトは特別な存在。
販売店数は全国5,500以上。
殆どの家庭が専用のフライヤーを常備しているんだとか。 
まさに国民食だ。
断面は10mm、もしくは12mm四方。
2度揚げして、外はサクサク、中はホクホクが定義。
そんな本場の「フリッツ」が、わが津幡町で味わえる。

本津幡駅近くの「もみの木カフェ」。
ベルギー出身のご主人と、日本人の細君が経営する「ベルギーワッフル」の店。
2012年の開店以来、客足が絶えず人気を誇っている。
その敷地内に停まるデリバリーバンがフリッツ売り場。
先日、晴れてオープンした。

マヨネーズ、ケチャップは無料で掛け放題。
別売りで、複数のソースも販売している。

Mサイズ(350円)を買い求めて食す。
定義通り、外サクサク、中ホクホク。
美味い!
ボリュームがあるのも嬉しいじゃないか。

「フリッツ」の起源は17世紀後半。
川魚を油で揚げて食べる習慣があった地域で、
魚が獲れない冬にジャガイモで代用したところ、意外な美味しさが大評判に。
第一次世界大戦中にベルギーに駐屯していたアメリカ兵が、母国へ紹介。
フランス語を母国語とするベルギー兵が食べていた事から
「フレンチ・フライ」と呼んだ。
やがて、アメリカ文化と共に世界へ伝播していった。
しかし、元祖は不満顔。
ベルギーこそ、発祥地だ!…そんな強い思いがあるらしい。

次回は、ユネスコの世界無形文化遺産に認定されたベルギービールと一緒に頂きたい。

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