つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

境界に立つ。

2021年03月27日 07時07分46秒 | 日記
       
3月も終盤に差し掛かり、各地から届く桜便りを耳にするようになった。
福岡~広島~高知~京都~東京あたりでは、
観測史上でもかなり早い満開を迎えたと聞く。
ここ石川県では、金沢で23日に開花宣言が出ている。

その金沢と境を接し、やや北に位置するわが津幡町の桜は、
開花を意識できるまで今一息。
日中は暖かだが朝晩などはまだ冷える。
掛布団は綿入りの冬用を使ってちょうどいい寝心地である。
本格的な春と、名残の冬の境界といったところか。

おととい、冬仕舞いの一つ、
タイヤとオイルを交換しに馴染みの自動車販売店に出掛けた。
所要時間の目安は30分との事。
しばし、お店に面する田園地帯を散策する。



昼と夜の束の間の境界、夕暮れ時の田んぼに農機が影を落とす。
来る春のため、土を耕す準備中。
近寄ってみると、それは「クボタ製」のハーフトラクターだった。
第二次大戦中、米軍やドイツ軍の装甲車などで活躍した、
前輪タイヤと後部キャタピラーが同居した足回り。
悪路に強く、ハンドル操作の利便に優れる。
いいとこ取りのマルチなマシンだ。



田んぼの横、用水路では水が流れ、やはり来る田植えに備えている。
そして、その土手にはニョキニョキと伸びる「土筆(つくし)」。



季節がボーダーを跨ぐまで、左程時間は必要なさそうである。
コメント
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