つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

平成の僕から、昭和の僕へ。

2017年09月03日 06時36分48秒 | これは昭和と言えるだろう。
人は「理性的な生きもの」だという。
ちなみに「理性」を辞書で引くと次のとおり。
@物事の道理を考える能力。
@道理に従って判断したり行動したりする能力。
…確かに、そうでなければ「法」は意味を成さず、社会生活を営む事はできない。

しかし、人はアッサリと理性を捨てる一面も兼ね備えている。
食べ過ぎ、呑み過ぎ、賭け事など、身近な過ちは日常茶飯事。
盗み、殺人といった物騒なニュースにも事欠かない。
頭では「やっちゃイケない」と解っているのに、理性の箍(タガ)を外してしまう。
誤解を恐れずに言うならば「嬉々として」やってのけるのだ。

これも一つの例だろう。

散歩中に見つけた「立ち入り禁止」エリア。
戒めの理由は分からないが、空間を囲う鉄骨の錆び具合から見て、
かなり以前から指定されているのだろう。
小さな告知看板の文字も薄くなっている。

勿論、50歳を過ぎた「今の僕」は足を踏み入れたりしない。
しかし「昭和の僕」なら、理性を捨てて侵入しても不思議ではない。
「あぶないから はいってはいけない」場所には、
「スリルと冒険」が待っている気がしていたのだ。

かつての自分を棚に上げて、敢えて言いたい。
「危ないから、入ってはいけません」(笑)。
コメント (2)
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