Like A Rolling Stone.
「転がる石に苔は生えない」の例えに異なる解釈があるのは有名な話だ。
伝統を重んじて変化を軽んじる英国では、ネガティブな意味。
逆に、停滞せず変化する事に価値を見出す米国では、ポジティブな表現。
…日本人の感性ではどちらだろう?
おそらく、前者に近いのではないだろうか。
その典型にして身近な象徴は「墓石」かもしれない。
今朝早く、雨が落ちてこぬうちにと出かけた散歩で、
津幡町営「鷹の松墓地公園」を訪れてみた。
区画整理されたスペースに並ぶ墓石の殆どには、
「先祖代々」とか「○○家累代」の文字が刻まれていた。
つまり、世代を跨いで遺骨を納める場所。
それは、もし一旦離れたとしても死後には戻り、
生まれた土地…一族伝来の地に留まる意思表示でもある。
個々人の考え方次第だが、日本の、取り分け地方では珍しくないケース。
Like A Keeping Stone.
苔むそうとも「動かない石は終の棲家に相応しい」という訳だ。
人間は、何千年にも亘って、石を利用してきた。
ピラミッド、万里の長城、アンコール寺院、パルテノン神殿…。
世界各国に残る建築は、後世に何かを残すために石を使った。
石は、地球が永い時間をかけて生成しただけあって丈夫だが、永遠ではない。
やはり永い時間をかけて、やがて風化し、砂になって、土に還る。
墓石の運命も同じだ。
公園の一角に、こんな場所があった。
どこか一部が欠け落ちたり破損していたり、
見るからに古い竿石が並んでいる。
新しいものと交換した際や、無縁仏となって運ばれたのだろう。
「墓石の墓場」。
ここは、人によって掘り出され、切り刻まれた石達の終の棲家である。
「転がる石に苔は生えない」の例えに異なる解釈があるのは有名な話だ。
伝統を重んじて変化を軽んじる英国では、ネガティブな意味。
逆に、停滞せず変化する事に価値を見出す米国では、ポジティブな表現。
…日本人の感性ではどちらだろう?
おそらく、前者に近いのではないだろうか。
その典型にして身近な象徴は「墓石」かもしれない。
今朝早く、雨が落ちてこぬうちにと出かけた散歩で、
津幡町営「鷹の松墓地公園」を訪れてみた。
区画整理されたスペースに並ぶ墓石の殆どには、
「先祖代々」とか「○○家累代」の文字が刻まれていた。
つまり、世代を跨いで遺骨を納める場所。
それは、もし一旦離れたとしても死後には戻り、
生まれた土地…一族伝来の地に留まる意思表示でもある。
個々人の考え方次第だが、日本の、取り分け地方では珍しくないケース。
Like A Keeping Stone.
苔むそうとも「動かない石は終の棲家に相応しい」という訳だ。
人間は、何千年にも亘って、石を利用してきた。
ピラミッド、万里の長城、アンコール寺院、パルテノン神殿…。
世界各国に残る建築は、後世に何かを残すために石を使った。
石は、地球が永い時間をかけて生成しただけあって丈夫だが、永遠ではない。
やはり永い時間をかけて、やがて風化し、砂になって、土に還る。
墓石の運命も同じだ。
公園の一角に、こんな場所があった。
どこか一部が欠け落ちたり破損していたり、
見るからに古い竿石が並んでいる。
新しいものと交換した際や、無縁仏となって運ばれたのだろう。
「墓石の墓場」。
ここは、人によって掘り出され、切り刻まれた石達の終の棲家である。