マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

2016-02-25 15:08:57 | Weblog
 
  芝居でも落語でも余韻を残す”間”と云うものが大事と

 先代の方達は語っています。

 ”対話”でもそうです。”間”によって伝わる思いの深さは文を越えるでしょう。

  こんなお話しを聞きました。

 其の壮年は運命に疲れ果てていた。何をやってもうまくいかない。

 一家の柱としての責任がのしかかる。しかし、先は見えない。

 もがけば もがくほど泥沼にはまっていく。やけっぱちの気持ち。

  ある日、其の壮年と苦楽を共にした友人が訪ねてきた。

 そして、話しかけた。「久しぶり」----暫く合わない間の君は ----------

 ずっと、頑張ってきたんだね!」

 その壮年の目から涙が---彼はこらえきれず男泣きした。
 
 此処に、自分を解ってくれる人がいた。

 解って貰えたという涙。励ましに言葉はいらない。

 顔を見て黙ってうなずく。それが大切なのです。