東北の震災から3年以上が過ぎました。
「光陰矢の如し」とはうよく言ったものです。
ある方から”素敵なお話し”を聞きました。
その男性は50歳くらいと。総てをあの震災で失った。
しかし、彼は自分の悲しみから立ち上がった。
まだ海の底深く眠っている遺体を何とかしなくてはとーーーー。
彼は資産があった。6億以上のお金でまず船を買い遺体を引き上げる為の
準備にはいった。彼には潜水という特技があった。
今迄にも100体以上の遺体を引き上げたと。
100メートルも深くは普通の人には潜れない。彼だから出来る。
小型のバンがそのまま海の底にあった。遺体はきれい。
高齢の旦那様が運転席に、反り返るように後部座席の奥様と
手を握り締め。それを観た時何か胸の中にあつい物が込み上げたと。
そのご遺体も無事に家族の下に。まだまだ海の底では待っている遺体がある。
その作業に使命感を持ち、日々黙々と取り組む彼。
その姿勢に、生き様に頭がさがる。