マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

継生

2014-09-06 22:25:21 | Weblog

  何故「継承」ではなく「継生」なのでしょう。

 それは”ありったけの地獄”と云われた沖縄戦の実態を

 戦争の知らない世代に「継いで」「生きる」との。

 その強い思いを込められて作られた言葉が「継生」。

  ある婦人は5人の若者に戦争体験を語った。

 亡くなった自分の身内の名前を口にした時耐え切れず 泣き崩れた。

 彼女は言った。「誰一人死にたくて死んだ訳ではありません。

 此処にある『平和の礎』に刻まれた方々の声なき声を全世界の人に

 伝える使命があるから私は生きているのです。

 皆さんが私の戦争体験を受け継ぎ次の世代に繋げてください。

 その時が私の”終戦記念日”です」と。

  若者達は”沖縄の根底からの叫び”を聞いたと。

 戦争を追体験し、一人一人の心の中に”平和の砦”を築く。

 それしかないのです。

 自らが”継生”の人でありたいーーーーー。

 ”忘却”は罪と思います。そうではないでしょうか?