3年前の震災のあの日、福島県いわき市の学校の
卒業式の講堂にその"ピアノ”はあった。
式の後、津波がピアノを襲った。そして塩水と泥にまみれ見つかった。
ピアノはかすかな微かな音を残してーーー。
地元の調律師、遠藤洋氏が”何としても”との心を込めて
ピアノと向かい合った。そして、あの日の音色を取り戻す事ができた。
そのピアノが日本橋高島屋デパートにコンサートの為運ばれてきた。
今月末迄毎日演奏をすると。
お客様は皆あの日に戻って涙している。
ピアノも嬉しい事だろう。
感謝の心をピアノの音色に載せて皆様に届けている。
物は口こそ聞けないが"心”があるのだからーーーーー。