六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

景色は最高だが、人が最低?の九州

2024-05-25 |  出撃 at 九州地方
 今回の記事は読んでいて気分が悪くなる人が出るかもしれないので、予めおことわりしておきます。

 .おもてなし に逆行するJR九州
 前記事から続きになります。
 大阪からのフェリーで小倉に到着して、「旅名人の九州満喫きっぷ」を買うべく、みどりの窓口を見てみたら、

 ご覧の通りみどりの窓口は閉まっています。小倉と言えば、博多と双璧をなす九州を代表する駅ですよ。いやぁ本当にお粗末この上ない。まぁ新幹線の切符が欲しければ、開いているJR西日本のみどりの窓口(6~22時)に行くだろうし、指定席券売機もあるので一応困らないですが、JR九州の窓口でないと対応できない券の購入や変更取扱いなどの場合は窓口が開くまで待たないといけません。逆にJR西日本の窓口が開いてるから、JR九州側としては閉めても問題ないとでも思ったのでしょう。
 今春のダイヤ改正からJR東日本でも窓口を大幅に減らして問題となっていますが、サービス改悪の先を行くJR九州はもっとそれが進んでて、その状況については去年の訪問時に書いていますので、そちらの記事も合わせてご覧いただければと思います。

 まぁこの切符は指定席券売機があれば買える切符なので、窓口が閉まっていても困らないのですが、問題はそこではなくて、指定席販売機の設置駅数自体が少ないことで、JR東日本のように窓口を閉めてみどりの券売機に置き換えるならまだしも、九州は窓口は閉めたわ指定席券売機は置かないわという最悪の運営。

 さて、1日目は鹿児島本線を南下するのですが、快速電車の前面展望動画を撮影するため、一旦門司港駅に行き、門司港始発の羽犬塚行きに乗るわけです。そして門司港駅に着いたところ、

 やられたー まさかの締め出しです。
 昨年の九州旅行で、熊本や大分などで折り返し列車が一旦ドアを閉めたら運転士が交代のためそのまま乗務員詰所へ戻ってしまい、その間乗客は閉まったドアの前で延々と待ちぼうけを食らうわけですが、利用者の少ない地方駅での措置ならまだしも、まさかの福岡大都市圏であるこの門司港駅でもやらかしてました。これはもう全九州的にこの愚策を本社指令でやってるとしか思えません。
 これのどこが「おもてなし」なんだと。いうことで、この列車は折り返し待ちで25分ほど止まるのですが、ドアが開いたのは乗務員がやってきた出発時刻の数分前でした。しかもこの門司港駅はホームにベンチがありません。改札機前に4列ほどあるだけで、こういった終端式ホームの場合は、折り返し時間が長めになるため、折り返し列車を入線させたらドアを開けたまま列車の中で待たせるのが、国鉄時代からの習わしというか世界的に見てもそういう扱いのはずですが、JR九州はそれを敢えてやめた、つまり「おもてなし」に逆行する行為をしているわけです。


 こちらは昼過ぎの長崎駅での様子。(3日目に訪問)
 この列車は13時12分発の普通列車ですが、1時間以上前からこのようにホームに停めっぱなしにしており、発車時刻の20分ほど前にもなると、このように乗客が並んで待っているのですが、ベンチがほとんど無いため、多くの人がじっとドアが開くのを待たされるのです。国鉄時代の方がよっぽどマシです。
 ちょうど写真中央右側のドア前に立っている黒い服の男の人なんか、もう30分近くもドアの前に立って、まだかまだかと運転室側の方を見ていましたが、可哀想に、この列車のドアが開くまでまだ10分近くあります。

 長崎駅の電光掲示板にはしっかりと「この列車は発車の5分前にドアが開きます」と表示されており、つまりその時間までは「運転士の休憩が大事なので、客は外で立って待ってろ、出発時間が近づいて運転士が乗り込んだら乗せてやるから。」と言わんばかりの扱いようです。

 大々的に「お も て な し」なんてポスターをよく恥ずかしげもなく貼っていられるねと、つくづく感じます。

 .九州人はゴミ扱い
 これには色々と要因があると推測しますと、まず最大の理由は「徹底した経費節減」と思われます。しかし夜間ならともかく、昼間は室内灯を消していれば良いだけで、室内灯よりもはるかに電気を食う冷暖房については列車を停めている間も実は掛けっぱなしにしている(冷暖房を止めてしまうと、次に掛けた時に余計に電気代を食ったりするから)ため本末転倒です。気動車が主体のJR四国では、折り返し停車中はエンジンを止めて待機する(冷暖房は必然的に止まる)のですが、乗客は乗せるので、「エンジン停止中は冷暖房が止まりますのでご了承ください」と触れ置きしながらも、乗客を車内に入れて座って待ってもらう。これが真っ当なやり方じゃやないでしょうか?
 第2に九州人の気質の面が考えられます。
 私は1981年(高校1年の時)に初めて九州へ旅行したのですが、その時の感想のひとつに、やたら車両が汚いというのがありました。外観はおろか、とにかく車内が汚いのです。それは乗客が散らかしているというのではなくて、車両の手入れの悪さというのでしょうか、砂埃まみれの座席だったり、ドロドロの窓まわりなど、車両の普段の手入れというか取り扱いがかなり酷いんでしょうか、この辺を垣間見たことから、職員の人自体がいい加減なのかと疑っていました。
 そして職員が職員なら客も客ということで

 JR九州では特急車両以外の全ての車両のドアにこのような「床に座らないで」というシールがことごとく貼られています。
 そこまで九州の乗客ってマナーが悪いのでしょうか? 毎年のように九州に遠征しますが、床に座り込んでいる学生とかほぼ見た事ない、むしろ関東などで見かける方が多いぐらいです。
 それとJR九州のほとんどの在来線車両では車端部にゴミ箱を設けているところからも、車内でゴミを始末しない人が多く出ているのか「ちゃんとここに捨てろや!」という意思表示でゴミ箱を設置しているようで、JR九州側から見たら、こんなマナーの悪い客なんか乗せてやりたくないというところでしょうか? 
 ということで、あくまで私の個人的な考察ですが、JR九州は、
 一般客(地元の九州人)は最低だから締め出して、高い特急料金を払う(主に九州外からの)旅行客を「おもてなし」しよう
 そうとしか見れないのです。この乗客に対するあからさまな仕打ちは。利用客の人とか苦情入れないんでしょうかね? 我々などはたまにしか九州には行きませんが、いつも利用している地元の人からしたらこんな扱いをされて大人しく黙っているのかと思います。1度熊本駅でドア閉めてさっさと帰ろうとする乗務員捕まえて「ドア開けろ、文句あるなら本社の職員呼べ!」って暴れたろうかとも思いましたわ。これで1本動画を撮って「JR九州 乗客締め出し愚策」として問題提起できたらいいのですが、そのためにまたお金掛けて遠征するのも気分悪いですし。
 ということで、皆さんもJR九州の在来線普通(快速含む)列車に折返し駅で乗るときには十分ご注意ください。

 昨秋の九州遠征からこの辺りを酷く感じたのですが、JR九州の姿勢には訪れる度に怒りを覚えますが、九州には素晴らしい景色と、見どころたっぷりの私鉄・第三セクター鉄道があるので、次の記事からはまた旅程の続きの話に戻ります。
 この文章のタイトルだけを見て、まるで九州人全部が最低かのように受け取れますが、あくまでも主にJRの人を指しているだけなので、タイトルの文面通りに受け止めて苦情のコメントをしないで下さいね。(現場の乗務員も上から言われて締め切りにしているだけかも知れないので)

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