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六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

ドクターイエロー 雪国を行く

2025-02-15 |  出撃 at 近畿地方
1月28・29日にさよならドクターイエローとして923形が引退した事がテレビニュースなどでも報じられたはずなのに、2月に入ってもまだドクターイエローは走っています。
 鉄道ファンなら当然知っている事ですが、引退したのはJR東海所有のT4編成だけで、JR西日本が所有するT5編成は、まだ2年近く活躍しますから、その間はあの黄色い車体を見ることができるのです。
 前回の走行から約10日後の2月7日が走行日に当たっているので、その日はちょうど当直明けなので、別の場所で撮ろうということにしました。折しも大雪情報で新幹線も遅れが出ているという事なので、あの辺りに行けば、いいシーンが撮れるかも知れないという事と、丁度新しい特撮用機材を新調したので、それのテスト撮影も兼ねて、いきなり本番撮影に挑むことにしました。

 .15年ぶりの伊吹山バック新幹線
 場所は東海道本線の近江長岡駅から歩きで行く場所にしました。

 新幹線の撮影については、色んな場所で撮っていますが、伊吹山バックの撮影地に来たのが前回は2010年2月の500系のぞみ号の引退前に来て以来の15年ぶり、在来線の撮影では117系の撮り収めで2013年3月に来て以来となりました。

 近江長岡駅で降りましたが、駅前はそんなに雪は積もっていませんでした。
 道もほとんど雪は溶けています。

 撮影場所は近江長岡駅から徒歩30分ほどの所にある、東海道線が大きくカーブしている場所の辺りで、A地点から下り列車が、B地点からは上り列車が撮れます。Google検索だと北側に大きく遠回りして35分と出ていますが、新幹線の線路沿いにある道を進めば30分程度で行くことができます。大きく遠回りした三角の頂点あたりにバス停があり、駅からそこまでバスを利用する事もできますが、そもそもバスの本数が少なく、2時間に1本程度しかないので、大概は歩いた方が早いです。

 現地に着いてウォーミングアップ。
 先客が既に後ろの方で三脚立てていたので、あまり前へ出ることは出来ずに、この辺で撮影。カメラを左の方に置ければ、雪が解けた道路をカットできたとは思いますが、中々そうもいきません。そして

 13:50 ドクターイエローがやってきました。
 雪国を走るドクターイエローの風景、1年に数回しか見られない組合せです。

 撮影を終えて近江長岡駅に戻ってきました。
 駅の待合室の一角が改造されて、地元の有志によるカフェとして、水曜日と隔週日曜日に営業しているそうですが、今日は金曜日なので閉まっています。
 これで下りのぞみ検測の撮影は終わり、今日はこのまま帰りました。

 .大雪の中での撮影
 昨日は思ったほど雪もなく、道路も溶けていて普通に歩けましたが、さて今日はどうかな?
 朝起きたら電車の走っている音が全然しないので、もしやと思ってカーテンを開けたら大笑い。真っ白です。近鉄名古屋線は大雪のため20分程度遅れていました。よしということで、今日も機材を持って出かけることにしました。

 岐阜を過ぎた辺りから線路の雪を巻き上げて、雪煙となって窓にバチバチ当たって、氷の粒がガラスに付くと、雪国電車の雰囲気が出ます。

 米原に到着。
 ベンチにも雪が積もっていて、誰も座りません。今日は土曜日でフリーきっぷだったので、一旦米原まで様子見で出てきましたが、また近江長岡に戻ります。近江長岡ではお昼ごろにEF65牽引の貨物列車が通過するので、それを撮ってから、B地点に移動しようかと思ったのですが、雪が凄いので、一旦駅に戻りました。EF65貨物については後日まとめて記事にします。
 さて雪がどれだけ凄いかというと

 このように道が全く見えません。
 そして、湿った雪がどんどん降ってくるので、傘があってもけっこうびしょ濡れになります。
 おまけに風も強く、三脚にセットしてもガタガタ揺れるほどの強風、特撮の機材は出せません。

 雪で辺り一面真っ白の世界の中を行く新幹線。
 白バックに白の車体なので、線路から離れた場所だと保護色になって、何が何か分かりません。
 風雪の中耐える事30分

 15:57 ほとんど音もなくドクターイエローがやってきました。
 白いボディーの一般の新幹線と比べると、まだ色があるだけ分かり易いかも知れませんが、編成長が短いので、気を付けてないと見逃してしまいそうな感じです。カメラを東側に振って、ケツ追いをしてみたものの、雪煙で何も見えませんでした。

 ちなみにB地点からは、川の対岸を走る東海道本線の列車を撮ることができます。北側からの撮影になるので、晴れた日だと逆光位置ですが、こういう雪の中だと光線は気にせずに撮れます。

 ということで、大雪予報に喜んで雪国を走るドクターイエローを撮りに行ったの巻でした。 

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