六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

電車は図書館ではない? 逆手に取れ!

2023-10-05 | 交通その他
 .不正乗車と知らない人が意外と多いのに驚き
 先日面白い記事?がヤフーなどの幾つかのニュースサイトに掲載されていたので、読んでみました。
 ネタ元はtogetterの記事で、読書をするために電車に乗って何往復もしていたところを駅員に見つかって云々という、よくある往復乗車の話。

 まぁよくあっては困る話だが、こういう読書目的以外に、始発駅から座りたいとして朝夕のラッシュ時などにサラリーマンなどが折返し乗車をする例は、京急三崎口駅や阪急京都河原町駅などをはじめとして、全国の幾つかの駅で注意喚起をするポスターなどが張られているので、目にする機会もあると思います。
 始発駅から座りたいとして1駅戻って折返し乗車ならまだしも、読書をしたいがために、半日近くも何往復も往復するのは、かなり質が悪いケースですね。記事には悪気はないと書かれていますが、半日も乗っていたら相当な運賃になるでしょう。

★片道1時間程度の行程例
中央林間-押上 急行 78分 640円
名鉄岐阜―中部国際空港 特急 64分 1,370円
大阪梅田―京都河原町 準急 68分 410円

★片道30分程度の行程例
五反田-蒲田 各停 23分 227円
名古屋ー金城ふ頭 24分 360円
大阪梅田―北千里 29分 280円

このように、両端の駅で折返し時に強制的に下車させられない状況だと、ずっと乗っている事が可能です。京阪や阪急の特急などでは到着時に一旦全員下ろして、座席転換を行うので、車内に居残りが出来なかったり、近鉄もラッシュ時を除けば名古屋・奈良・上本町などでの折返し時は降車側ホームへ全員下ろして全扉を閉めてから乗車側を開けるため、乗り通す事は出来ません。
 記事例だと朝?から半日もの間乗ったまま何往復もしていたとの事で、出来そうな区間はある程度限られてきますが、一旦降りてまた乗り直すなどしたらそれこそ1日中乗っていられます。
 入場券は2時間の制限時間があるので、それを超えるとアウト!、またIC乗車券でも地域によっては3時間の制限時間が設定されていて、それを超えると改札で引っ掛かります。ICカード区間の広がりを受けて、関東地方などでは制限時間を外す路線が多く見られます。

 .1日乗車券を積極的に売れ!
 このように読書なのか昼寝なのか、他にも色々な目的で長時間同じ区間を行ったり来たりする乗客はいると思いますが、その大半は不正乗車をしていると見ても間違いないでしょう。
 それは目的にもよりますが、如何せん不正乗車を防ぐ意味でも、鉄道会社は不正を検挙するよりも、むしろ逆手に取って『1日乗車券をぜひ買って下さい、1日中乗っていられますよ!』と積極的に訴えかけるのが良いでしょう。現状だと1日乗車券を売ってる事すら知らない利用者が大半を占めるので、売ると損だけど渋々売っている感さえ否めない程、ポスターなども見かけませんね。(近鉄や中小私鉄を除く)

 上の写真は私が8月下旬から9月末までの1か月強の間に利用した1日乗車券になります。都区内パスは3枚、東急・近鉄のフリーパスは各2枚ずつ利用してますが、スペースの都合上1枚だけ載せてます。
 東急のように割と安めなものもあれば、JR東海など範囲が広いので値段の張るのもありますが、1,000円以下なら手軽に買えるし、1,000円〜2,000円の物も少し覚悟は要りますが、その気になれば買って1日乗り通すのもありでしょう。
 『今日はヒマだし、1日乗車券でも買って乗り通すか!』
と善意的に買ってくれるのを期待して。

鉄道会社:皆が1日乗車券を買ってくれれば苦労はないよ・・・
コメント
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