六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

幻の撮影地から36ぷらす3を撮る

2021-09-18 |  出撃 at 九州地方
 .緊急事態宣言が出てる方が客が乗ってる
 前記事の続きになります。
 青春18きっぷが2日分余ってしまったので、最後の2日分を使うために今年4回目となる九州へ出撃することにしました。
 実際にに切符を使うのは9/9・10の2日間ですが、9/8に大阪から夜行フェリーで北九州へ向かい、翌朝9/9の朝から使い始めるという形です。

 もうすっかりこのブログではお馴染みになった名門大洋フェリーの大阪南港の風景です。前回は予約時間のミスで思わぬ出遅れとなりましたが、今回はしっかりと締め切り時間前に予約を済ませて無事17時発の1便に乗りました。これも毎回恒例の予約締切時刻ギリギリ買いです。

 今回は1等船室が3部屋ほど空いていたのですが、既に機材関係は全てしっかり充電を済ませておいたので、2等ツーリストでいいやということで、2等室です。一般客への割り当ては3部屋あったのですが、1部屋を除いて一番奥のベッドは予約済でした、残った1部屋も1番奥のベッドは片側だけ空いていたのですが、今回は荷物がフル装備なので、下段の方がいいと思い、部屋の中程を取りました。
 予約締切時間ギリギリになって予約を入れるのは、周りのベッドの埋まり方を見ながら一番マシな位置を予約できるからです。これは勿論空いている時にだけ出来る技であって、お客が多い時期にこれをすると逆に予約自体が取れなくなる場合もあるので注意を要します。まぁWEB予約を締め切った後で、港で直接割引無しで切符を買う人がいたら、運悪く隣のベッドにオッサンが・・・というケースも無くはないですが。

 定員20名の部屋に5名しか埋まらず、結局ガラガラでしたが、それでも先月夏休みに緊急事態宣言が福岡にまだ出ていなかった時は1部屋を私1人で貸し切りだったのに、緊急事態宣言が出ている今回の方がお客が乗っているのはこれ如何に。

 食事のシーンとか船からの景色とかはもう毎度の事なので省略します。

 .撮り鉄はマリンスポーツだ!
 9/9木曜日ということで、今日は36ぷらす3が鹿児島本線を南下する日なので、8月に来た時と同じく南を目指します。
 なお途中で西鉄電車の撮影もするので少し寄り道をしました。

 西鉄二日市で撮影していたら、どこかのバカチンが踏切突破しやがって、列車が非常停止。このせいで該当列車は踏切手前で5分程度停まった後に運転再開したのですが、西鉄の運転指令がどん臭いのか、他の列車をどんどん遅らせてしまい、乗る予定の電車が12分遅れとなって、結局予定時刻にJR二日市に戻れなくなってしまったので、予定を変更して大牟田まで西鉄に乗りました。それもオールロングシートの特急という最低の運用に当たるわ、余分な出費は出るわで幸先悪いですね。

 大牟田駅で西鉄からJRに乗換えます。
 西鉄の特急の方が所要時間が短いので、大牟田には先着して、コンビニで買い物する余裕までありました。

 10:10 鳥栖から乗るはずだった八代行きの普通列車に乗ります。
 八代までは大牟田からでも1時間半ほど掛かります。

 八代での13分間の乗り継ぎ時間で外の改札で、これも前回ご紹介した「1DAYのれる切符」を購入します。
 そして前回同様に薩摩高城駅で下車します。
 前回は結局薩摩高城から西方へ1駅戻ったのですが、今回は薩摩高城駅で降りて、西方駅へ向かって国道を歩きます。
 そして徒歩25分ほどで下の海岸へ下りて、砂浜や岩場を歩くこと10分で目的の撮影ポイントに着きました。

 15:00 海側から順光で36ぷらす3を撮影。
 このアングルは肥薩おれんじ鉄道のHP表紙に一時期掲載されていたので、一度トライしてみたかったもので、前に写っている砂の島の左端に1人地元鉄の人が撮っていて、そこがベスト位置なのですが、私は機材こそフル装備ですが、軽装だったので水深10cm 幅3mほどの水場を渡ることができず、南側の岩場からの撮影になりました。ここへ行く場合は、ゴム長かビーチサンダルが必要です。

 タイドグラフを見ると、この後30分ほどで最も潮が引くようなので待っていたところ、見事に潮が引いて、砂浜から歩いて行けるようになったので、砂島に入ってみました。潮位が45cmを切ったら普段の靴で入れます。

 砂島からの景色はこんな感じで、ヤシの木の背後に列車が入ります。但し手前の国道を大型トラックが走ると撃沈します。
 また日によって干潮の時刻が変わるため、いつ行ってもこのように砂島に入れる訳ではなく、波が高い日などは島自体が海の底に沈んでいるので、このように軽装で来れる事自体が珍しいでしょう。地元鉄の人も、この時刻に干潮になる日のタイミングを狙って撮りに来てたものと思います。
 大潮~中潮の干潮時しか島が現れないので、幻の撮影地なのかも知れませんね。1か月間のタイドグラフを見ましたが、36ぷらす3の通過時刻と潮が大きく引くのは月に2~3日しかないようです。
 海辺で久々の特撮ということで、風速計とタイドグラフ(スマホのアプリですが)睨めっこで撮影と、マリンスポーツの要素もある撮り鉄(本当は〇〇鉄ですが)の時間でした。

 撮影後に国道に上がると、10分ほどでバスが来るので薩摩高城駅には戻らず、西方駅までバスで移動しました。

 そして今日は他に寄る所もなく、再びおれんじ鉄道に乗って八代へ戻り、今日1日が終わりました。
 明日は下り坂の天気予報なので撮影は無理かな・・・
コメント
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