六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

関西大手私鉄初のホームドア開始

2018-09-11 |  出撃 at 近畿地方
 先週末の9月8日に関西の大手私鉄では初めてとなるホームドアの供用が阪急十三駅で開始され、ようやく関西の私鉄でもホーム上の安全策が取られることとなりました。
 既にJRや地下鉄では導入されてはいたのですが、私鉄ではなかなか進んでおらず、近鉄が阿倍野橋駅でのロープ式ホームドアの長期試験を行っていますが、阪急は従来型のホームドアで一歩お先に供用開始となりました。

 最初に導入されたのは、やはりというか、当然ながらの十三駅の3号線ホームです。
 この駅は私も学生時代に案内係として3年間勤めていましたが、ホームと電車の間の隙間によく人が落ちました。幸いながら私の勤務時間中には人は落ちなかったのですが、どこからか入り込んできた野良犬がホームから落ちて検知マットを作動させてビービーと警報が轟いて電車を止めたことがありました。
 それから20年以上が経ち、電車とホームとの隙間もだいぶ改善されたのですが、やはり重点駅ということでいの一番に導入されました。

 宝塚線は神戸線と同じく、全てが3ドア車両なのでホームドアの導入は容易で、ある意味なぜ今まで導入されなかったのかが疑問ですらある程に、時代の要請たるや見逃せないものとなっています。

 今回導入されたホームドアはオーソドックスなタイプで、可動ドア部分が黒く塗られたおしゃれなものとなっています。阪急なんでどうせならマルーンにすればよかったのに。

 また、今だけなのか十三駅のようなカーブがきつい駅だけなのか分かりませんが、車両のドアが完全に閉じた後にホームドアを締めて、〇ト確認をしてから発車するので、ドアが閉まり出してから電車が動き出すのに、10秒近くの時間が掛かります。ほとんどの駅のホームがカーブしている宝塚線だと、各駅で10秒ずつ所要時間が延びていくのでしょうか?

 供用開始からまだ4日目ということで、両端に助役が立って、全ての列車での作動状況を記録しているようです。ロープ式なら分かるのですが、技術が確立されたスライドドア式なんでそこまで厳重にチェックしなくてもとも思いますが、そこが阪急。

 反対側のホームから。
 宝塚線上りの4号線ホームも梅田方の端が工事が始まっているのと、5号線ホームも工事が出来るようにホーム上も加工がしてあります。京都線下りの6号線ホームと神戸線用の1・2号線ホームはそのままコンクリートの状態です。

 このようにホームドアに囲まれてしまうので、駅での電車の撮影は少々難しくなるかも知れませんね。また、5号線ホームにホームドアが設置された時点で6300系による列車が停車できなくなるので、京とれいんの運転も見納めになるかも知れません。
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