六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

北斗星 新幹線で追っかけ撮影 (前半)

2015-08-02 |  出撃 at 北海道地方
 いよいよ夏休み本番となり、寝台特急〔北斗星〕もラストランの日が近付いてきました。
 そこで今回は北斗星の最後の道内撮影として、今年3度目となる北海道へ行くこととしました。

1. 今回は鉄道利用で
 2月と5月の2回は飛行機+レンタカーで行きましたが、7月末という最もハイシーズンに近い時期なので、LCCでさえ2万円超えする時期ですから、例年通り北海道・東日本パスを使う事としました。
 いつもの年なら東北本線+IGR+青い森の鈍行地獄旅となるのですが、今年は北斗星の撮影が重点なので、1日置きでしか走らない日程を有効活用すべく、時刻表と睨めっこ。
 その結果、思いついたのが、
  そうだ、北斗星を新幹線で追っかけよう!
というものです。

 上野を16:20に出発する北斗星を、東京か埼玉県内で撮影し、東京駅18:20発の新幹線〔はやぶさ31号で〕で一気に北上、青森から夜行の急行〔はまなす〕で北海道へ先回りし、追い越した〔北斗星〕を室蘭本線や千歳線で迎え撃つと同じ列車を2回撮影できます。
 北斗星の追っかけ撮影は、道内で高速道路を80km/hオーバーとかでぶっ飛ばす輩がいますが、捕まれば一発免取と法廷での裁判が待ち受けてます。それでも敢行する奴はいるようですね。こちらは歩き鉄(又は駅からタクシー)ですから何の問題もなく、高校生でもできます。

 乗車券は函館まで購入し、日付が変わった函館から先は北海道・東日本パスを利用します。

2. 1発目は結局ヒガジュウで撮影

 名古屋→函館間の乗車券を買いましたが、なるべく出費を抑えるため、東海道区間は鈍行を一部使うこととしましたが、途中で踏切障害などもあって遅れたため静岡から東京まで新幹線を利用となりました。
 東京に15:40到着。北斗星発車までは40分ほど時間があったのですが、京浜東北線に乗り換えるので一旦改札外へ出て別途乗車扱いにするため10分程度のロスが生じました。
 埼玉県内での撮影はあきらめ、結局東十条で撮ることにしました。すでに線路脇には数十人のカメラの列が出来ています。
 既に日が当たる良位置はほぼ埋まっているので、無理矢理割り込むわけにもいかないので、ちょうど駅のホーム向かいになる日向から日影に入る場所で待機。

 いよいよ〔北斗星〕が近付いてきたので生中継の開始と、動画の録画を押して、一眼レフを構えるために数m離れた瞬間、上りの湘南新宿ラインが被ってきました。
 ああああぁぁぁ・・・・という間に何とか通り抜けて、辛うじて撮影出来ましたが、ちょうどカーブの所で待っていた人達は大爆死だったようです。

3. はやぶさ号で一気に青森へ
 東十条で下り北斗星を撮り、東京駅まで戻ってきました。これから18:20発の〔はやぶさ31号〕で新青森へ向かいます。

 18:04 22番線に折返しとなる〔はやぶさ24号〕が到着。21番線にいた〔なすの265号〕とともにE5系が並びます。

 前回E5系はやぶさに乗ったのは自由席がある北部ローカルの列車だったので、今回は正真正銘の正調はやぶさに乗るわけです。

 座席は右側車窓に座ったので夕陽を見ることはないと思ったのですが、埼京線と並走する区間で一瞬夕陽が見えました。次回は左側に座ろうかな?

 21:37+3分 新青森到着。長いか短いかあまり分からないはやぶさ号の旅が終わり、奥羽本線の普通電車に1駅乗って青森に行きます。

4. 急行〔はまなす〕で札幌へ
 北海道行のいつもの恒例である急行〔はまなす〕乗車。この列車も来春どうなるか去就が心配な列車の1つです。
 新幹線でぶっ飛んで来たので、例年よりも1日早く、出発当日に乗車が出来ます。

 青森駅に停車中の急行〔はまなす〕。夏の繁忙期なので、寝台車や指定席車は増結されて、全11両編成という長い編成で走ります。青函博などで賑わった開業当時を彷彿させます。

 私が乗ったのは一般席の指定席車7号車です。半月前の購入時にはドリームカーにも空席はありましたが、満席になる確率が高く、それなら空いている一般指定席で隣の席が空いてるので横になった方が賢明です。通路側の席まで埋まる最繁忙期はダメですが。

 そして青森を定時に発車。青森発は最後になるかも知れない夜となります。1つ前の席には女優の杏?とまではいかないが、美人のお姉ちゃんが座り、そりゃもうラッキー、ここで後々の運を使いきってしまうか?


 6:07+5分 札幌に到着。あれ、撮影は?
 心配ありません、札幌まで全区間乗り通しても大丈夫。それは、

 札幌 6:21 発の東室蘭行きの普通列車があり、これに乗り込みます。これで行けるのは東室蘭までにある撮影地となりますが、今回はこれでも余裕で現地に着けます。はまなすに全区間乗れて、時間稼ぎの乗車で少しでも寝れるので。
 8:17 白老で下車。撮影地は白老-社台です。既に昨年もこの場所に来て撮影してますが、今回は特殊撮影をするため、同じ場所に行きます。
 去年は社台から歩きましたが、今年は情報収集の意味もあって白老で降りたので、現地までは徒歩50分程かかりそうです。

 途中には競走馬で有名な社台牧場の白老ファームがあり、昔は中に入って撮影出来たのですが、現在は立ち入り禁止です。

 更に大きな倉庫なども建ってしまったので、国道から牧場と馬を入れた列車の撮影は短い普通列車ぐらいしか出来なくなっています。

5. 2発目の北斗星号の撮影
 こうして白老-社台間の某所でカメラをセットしたのですが、特殊撮影用の立ち位置から一眼レフカメラの遠隔操作が出来なかったので、スチル写真は諦めて、動画+生中継+特殊撮影の3つを行いました。

 踏切が鳴ったのでいよいよ録画開始と思いきや、やって来たのは上り貨物列車。これは被る~と昨日の悪夢が甦りましたが、1つ室蘭寄りの踏切付近ですれ違ってくれたので被らずに済みました。その踏切で撮ってたなら爆死してましたが。(写真は動画からの切り出し)


 夕方の上り北斗星は、5月にカシオペアを撮った、非電化区間の数少ないポイントである黄金の海岸に行きましたが、ここでも特殊撮影を優先したので、一応リモコン電波は一眼レフを作動させてましたが、1枚目はこのように遠く、2枚目は機関車の先頭が切れてしまいました。お粗末。まぁ本命アングルの方は無事に撮れてる模様なので、いずれ時期が来れば公開するつもりです。

 これにて新幹線で追っかけてきた北斗星号の撮影1日目は終了、後半戦はどうなるかな?


  

コメント
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