六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

北斗星  廃止直前の追い込み撮影

2015-08-13 |  出撃 at 東北地方
 いよいよ完全廃止が近づいていた寝台特急〔北斗星〕ですが、その最期の走りを、というか、まだ撮っていない場所で撮影すべく、今週も2日年休を取って北へ向かう事にしましたが、北海道の天気がどうしても良い予報が出ません。また前回追っかけるのに乗った〔はやぶさ31号〕ですが、急行〔はまなす〕と共に、8/7はお盆前の週末とあって、早期に指定席が売り切れていましたから、臨時のはやぶさで先に青森に着いて、はまなすの自由席に並ばないといけません。
そこまでして北海道へ行くほど天候が良ければ別なのですが、晴れ予報でも霧がかかる夏の太平洋側なので、それなら本州側で取ることとし、全行程レンタカーとしました。もし2日目に道南に晴れ予報が出たらその日だけ渡ることも考えて予定を組みましたが、計画のみに終わりました。

 東北地方を2周する強行プラン
 北斗星のみ狙いで効率よく日程を組むと、
   8/7 例によって名古屋から出発→日本海側をひたすら北上
   8/8 朝、蟹田付近で下り8007レを撮影し、その日は東北地方の他の列車を撮りながら南下。
   8/9 福島近辺で、上り8008レを撮影、明日に備えて蟹田に戻るのですが、磐越西線や羽越線の列車を撮るので新津方面へ大回り
  8/10 再び蟹田付近で下り8007レを撮影し、8/8と同様に南下する。
  8/11 朝、福島県内で上り8008レを撮影し、夕方に埼玉県内で下り8007レを撮影、そのまま帰路に。
 
 つまり、名古屋→新潟→青森→仙台→福島→新津→青森→福島→埼玉→名古屋 と、東北地方を2周する旅程です。

 前回7月頭の強行撮影よりも3時間も遅れての出発となったため、かなりシビアな状況、新潟まで高速でぶっ飛ばします。
 結局、前回よりは少し早く蟹田に2時に到着。霧は出ていないけど、海の波音と風が凄い。

 2日目、結局北斗星は晴れなかった
 蟹田駅前の駐車場に止めて寝ていたら、はっと目覚めたら4時20分、やばい!
 急いで車を出して、まず海側へ向かったが、強風と雲で非常に環境が厳しいので断念、もうあと10分しかない。蟹田駅の場内信号は既に開いているが、イチバチで中小国方面へ車を走らせることに。

 やって来た〔北斗星〕。この場所は線路の反対側から架線柱の邪魔にならずに撮れるのですが、車で乗り入れ出来ないので、中小国駅前に車を置いて10分近く歩く必要があり、時間的に無理なので、架線柱側で妥協の産物となってしまいました。

 そのあとの急行〔はまなす〕は中小国駅の南東側の直線で捕獲、こちら側はうっすらと太陽が顔をのぞかせて、まずまずの明るさで撮れました。

 中小国で2列車と貨物を撮って、蟹田へ戻り休憩&朝飯。
 今日は臨時の〔白鳥91号〕が走るので、それを撮って蟹田は終了。

 さてどうしょうか? 無理矢理北海道へ渡ろうか悩みましたが、まぁいいか。
 黄金ー稀府の直線とか、苫小牧ー沼ノ端のはまなすとか考えましたが諦めて、今日は北東北のローカル線を撮影して、明朝上りの北斗星を福島周辺で撮ろうかと。

 まず来たのが、東日本最果ての大湊線。
 陸奥湾を横目に走る列車を撮ります、風が止んだので特殊撮影も実施。薄日が差してるのですが、写真で見た目にはかなり曇った感じです。

 六ヶ所村から東側を南下し、次に来たのが八戸線。
 ウミネコで有名な蕪島付近は割と市街地で対した風景でないので、陸奥白浜付近の岩場に登って、海と列車を入れて撮影。海水浴シーズン真っ只中の土曜日なので、車が普段の3倍位は走ってるでしょうか、どうしてもアングルに入ります。右手に灯台があり、真横アングルになりますが、灯台からの俯瞰なら、国道を走る車は隠れると思います。

 更に南下して三陸鉄道北リアス線の沿線へ。
 野田玉川付近の頑丈に造られたコンクリート築堤をゆく単行列車、何ともこの対比がアンマッチが漂っていいものです。

 そして今日の最期は三陸鉄道の最も有名な撮影ポイント、堀内の鉄橋へ。
 夕方だったので無情にもさっさと太陽が山影に落ちて行く途中でした。

 3日目、太平洋側は雨
 8/9 さて上りの北斗星をどこで撮ろうかと画策、越河の登り築堤で撮ることに、折しも太平洋側は東風が入って天気予報は曇所により雨の予報。
 今日も晴れは期待できません。ここで北斗星を撮るのは初めて、電線の邪魔もなくいい場所ですが、小雨が降ってきて光線は最悪。

 何とか小雨も止んで、持ち直した頃に、定刻より2分遅れで通過。遅れた事が幸いした形になりました。

 明日の朝も蟹田界隈で撮影を予定しているので、あまり南下せずに、磐越西線回りで新潟方面へ抜けて、再び日本海側を北上することに。

 49号線を西に進み、会津若松を過ぎると会津坂下を通るので、ここで時刻表を見ると、丁度1本気動車が来るので撮影、会津地方は小雨の中通りが嘘のようにピーカンでした。絶滅近いキハ40系東北地域色を捕獲。

 車を更に西へ走らせると、丁度お昼前に新潟県との県境に来ますが、少し待って、上野尻のカーブでばんえつ物語を撮影。
 真夏の煙がスカスカの時期にも関わらず、15人近い撮影者でお立ち台はほぼ満杯。煙よりも雲が沸き立つ甲子園、いや、会津の夏空を楽しむ写真が撮れたので、ほぼ全員が追っかけるために早々に車を走らせるのに対し、私は反対方向の新津側へ向けて出発。
 そこまで言って委員会が始まる頃には新発田市を通過し、7号線を北上、快晴の天気なので、村上からは海沿いの345号線を走るのですが、海水浴の車で道は一杯。間島付近で特殊撮影のみ行い、更に北へ。

 再び7号線を走り、一面の庄内平野が開けた羽前水沢手前で新潟色のキハ47を撮影、これで本日の撮影は終了

 4.中小国で北斗星リベンジ

 一昨日寝坊&雲に遮られた北斗星でしたが、執こく再チャレンジ。

 でも一昨日北斗星を撮った場所はやはり暗かったので、急行はまなすを撮った南東側の直線でスタンバイ。
 列車通過時刻の直前になってうっすらと太陽が顔を出して、少し明るくなった時に上手く通過してくれました。


 はまなすは一昨日ここで撮ったので、今度は中小国駅西側の定番直線で撮ることに。でもここは光線が出ないまま終わりました。
 オマケに糞餓鬼が、ケツ追い写真を撮ろうと線路側に出て撮影したため、多くの動画撮影者のアングルに写り込む始末、私も慌ててカメラをパンしたのですが、しっかり糞餓鬼が写り込んでました。何人かの撮影者に注意されてましたが、こういう輩もフイーバーする時期ならリスクとして考慮すべきですね。


 今日は青森県内は天気は下り坂で秋田・山形が天気が良いので、酒田まで7号線で行き、そこから新庄経由で福島へ向かうことに。

 途中羽後本荘から寄り道して、ゆりてつラッピング車を3本撮影し本日は終了。ひたすら福島へ向けて移動します。

 5.最後は福島・埼玉で
 8/11は上り北斗星を福島県内で、下りは埼玉県内で撮影すべく予定組み。
 光線にこだわらず、景色の綺麗な白河ー久田野で撮ることとし、車を走らせていると、矢吹を過ぎた辺りで濃霧に突入。泉崎辺りは山の中だから濃霧になるのも仕方ないわなと思いつつ白河まで来たが霧は晴れず。
 仕方なく郡山方向へ戻り、開けた場所を探して見たが、どうも今一つで、
結局、かつて何度か撮影で来た矢吹-鏡石間の直線に来でみたものの、以前と違って草が伸びてるわ、大きな工場か倉庫らしき建物は建ってるわで、東北での締めの撮影がここかよ?状態でしたが、妥協して撮影。ここは一眼撮影せずに、動画や特殊撮影のみ。(以下2枚の写真は動画からの切り出し)

 撮影後は一昨日同様に只見線の気動車を撮影しに会津高田経由で国道121号を通って那須塩原市から4号線を南下、今回ラストの撮影地となる埼玉県内へ向かいましたが、車で移動なので、歩きだとしんどいワシクリに先々週に続けて出没。

 ここでも一眼撮影はせずに、動画と特殊撮影のみで終了。
 今回の全撮影予定を終えました。
 この期に及んで一眼撮影しないのはどうかとも思いますが、特殊アングル撮影に力もお金も入れてるので、来々週のラスト2本もこの調子で出撃したいと企んでいます。次回は鉄道+歩きなので、ラストの8007レはヒガハス出没か? 立錐の余地がなかったらどうしよう?

コメント
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