花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

シューベルトで知られる ロザムンデの薔薇

2012年06月01日 06時18分27秒 | ばら     
翳りのないミディアムピンクのフロリバンダローズ、ロザムンデ 
(ローザムンデ) Rosamunde (Floribunda)。

作出者  ドイツ  ライマー・コルデス  Reimer Kordes  1975年。
       (神奈川県川崎市 生田緑地バラ苑 120518)

ロザムンデは実在の女性ではなく、オーストリアの作曲家フランツ・
シューベルト Franz Schubert の楽曲「ロザムンデ」で有名です。
原題 ‘Rosamunde, Prinzessin von Zypern’、日本語では
「キプロスの女王ロザムンデ」 で、管弦楽曲 (劇付随音楽) D797
と弦楽四重奏曲第13番D804 があります。

Wikipedia ドイツ語版などによると、シューベルトは女流劇作家
ヘルミナ・フォン・シェジー Helmina von Chézy の戯曲 「キプロスの
女王ロザムンデ」 (1823年12月ウィーン初演) の音楽を依頼され
10曲を作曲しましたが、序曲だけは歌劇 「アルフォンソとエストレッラ」
Alfonso und Estrella の序曲D732 を転用しました。こうしたことは当時
珍しいことではないそうで、さらに後年 「魔法の竪琴」 Die Zauberharfe
の序曲D644 が 「ロザムンデ」 の序曲として知られるようになったの
ですが、シューベルト自身がそれを決めたのかどうかは分からない
そうです。
Wikipedia によると、出演者の演技が不評だったのか、「キプロスの
女王ロザムンデ」 の初演はわずか2日? で打ち切られたそうですが、
シューベルトの序曲 (「魔法の竪琴」 序曲) のほうは名作と評判が
高い。この曲がわざわざ 「ロザムンデの序曲」 と呼ばれるからには、
戯曲 「キプロスの女王ロザムンデ」 も一定の評価を得ていたのでは
ないでしようか。

そのストーリーは、「クラシック音楽の泉」 がもっとも詳しく書いてい
ます。要約すると

ロザムンデはキプロス王の娘で、2才の時に父が亡くなり、遺言により
貧しい船乗りの未亡人に育てられます。18才になった時に、事情を知る
市長により、ロザムンデがキプロスの唯一の正当な継承者であることが
布告されました。代理統治者であったフルゲンティアスは自らの地位を
失いたくなかったので、ロザムンデを妻に迎えようとして失敗し、次に
暗殺しようとします。マンフレート青年が登場してこの企てを阻止します。
青年はロザムンデが幼少の頃に決められていた婚約者のカンディア王子
アルフォンスであることがわかり、幸せな結末を迎えます。

ということですが、どの場面にどの曲が演奏されたのかなど、詳しいこと
は資料が散逸して分からないそうです。

                              
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