花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

マイカイ は食用・香料用の

2024年08月16日 07時37分09秒 | ばら     
◆ 私のホームページ 「バラの名前の由来図鑑」 はこちら

ハマナスよりも濃い赤紫色の八重咲きのバラ、マイカイ  
(メイクイ) 玫瑰 Maikai (Hybrid Rugosa, Species Cross) 。
花には芳香があり、一季咲きです。

玫瑰の玫は赤く美しいこと、瑰は綺麗な玉や塊を意味します。

サカタのタネ 「東アジア植物記」 食香バラ1~5 (2018.1.30
~2.27) 小杉波留夫氏 によると、

食用になり香りのよいバラを「食香バラ」と呼ぶそうで、その大産地が山東省済南市平陰県玫瑰鎮です。平陰県でのバラの栽培面積は実に3500ヘクタール、バラの花の生産量は9000トンで、世界最大ともいわれるバラ産地だそうです。
玫瑰鎮の代表品種が 「豊華」 で、花の大きさは径6cm程度、八重咲き性が高く花弁数が多い、フルーティーな甘い香りが特に強い品種とあります。

中国でバラを玫瑰と呼ぶと聞いていましたが正確ではありません。小杉氏によると、中国ではバラを三つに区別します。
 1、月季(ゲッキ) Rosa chinensis コウシンバラ
 2、薔薇(ソウビ) テリハノイバラなどつるバラ
 3、玫瑰(メイクイ) ハマナシ Rosa rugosa の系統
ということですが、今日では玫瑰がバラの一般名として使われることが多くなっているそうです。

「食香バラ」 (香料、薬用、食材両用のバラ) は、中国の平陰県以外でもそれぞれの地域に広がり、さまざまに栽培される玫瑰(メイクイ)がありますが、食用バラとして政府が唯一認定しているのは平陰県の玫瑰、食香バラだけだそうです。

現在の中国語では、玫瑰(メイクイ)の呼称は、単にバラを指す場合が増えているようです。
中国では、薬用と食用にするバラ栽培の歴史は古く、唐の時代にさかのぼり1300年の歴史を持ちます。 宮廷での沐浴剤に使われ、花弁を薬用にしてきました。血行をよくし肝機能を整えるので中国では君子の薬と呼ばれるそうです。

作出者 中国、不明。 (原種交雑種?)
  (千葉県佐倉市 佐倉草笛の丘 2017年5月23日、
         2013年5月14日、2022年5月19日)
  (東京都調布市 神代植物公園 2010年5月15日)

  ◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
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メインは 佐倉草笛の丘 2017年5月23日。
これは 同 2013年5月14日。


これは 同 2022年5月19日。


これは 神代植物公園 2010年5月15日。
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