花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

ミルラ香の元、ロサ・アルヴェンシス

2024年04月30日 09時00分01秒 | ばら     
バラ図鑑もいよいよ原稿が出来上がり、和・英文索引を
整理してさあ刊行という所で、ふと「香り」の記事が
ないことが気になりました。
今まで香りのことは無頓着でしたが、この全集がほぼ
完成した今になって、香りのことも書かなければと思い
立ちました。

キャサリン・ホーウッド女史によれば、普通の人がかぎ
分けられる香りはせいぜい5種で、オールドローズ、 フルーティ、ムスク、ミルラ、ティだそうです。
  (「バラの文化誌」 238p)
私は鼻が弱いので3種くらいしか分かりませんでしたが、
女史のこの言葉を読んで安心しました。

香りのことを調べると、ロサ・ダマスケナはロサ・ガリカ
( gallica) とロサ ・ フェニキア R. phoenicia ) の交雑で得
られた 品 種とあります。
 (参考: 「NHKバラ大図鑑」 2014年 284-288p 掲載 
     の農研機構花き研究所 大久保直美氏記事)  

一般的にはロサ・ガリカ( R. gallica) とロサ・モスカタ
(R moschata) の交雑だと思っていたのですが、フェニ
キアが関係するとすればそれを収録したい。
またロサ・アルヴェンシス (R. arvensis) がミルラの
香りの元原種 だと書いてありますので、これも入れたい。

アルヴェンシスはアーカイブを調べたら白花一重の写真
が見つかりました。(以前掲載したプレナは八重で交配種
です)。

フェニキアはアーカイブに無く、検索すると神代植物
公園にあることが分かりました。
やや遅咲きのようで、5月下旬~6月頃に咲くようで
す。それでバラ図鑑の刊行は6月までお預けになって
しまいました。

ドロナワですが、その間に検索などの間違いが無いか
確認しようと思っています。

これは白花一重の ロサ・アルヴェンシス R. arvensis
(species/ wild) 。
「NHKバラ大図鑑」(2014 ) によればミルラ香の元原種
だそうです。
姫野バラ園によると、ヨーロッパからトルコにかけて
広く分布するため、花や株立に差があるらしい。
この写真は安行中山家オープンガーデンの株で、来歴
は分かりません。
  (埼玉県川口市 安行中山家オープンガーデン
             2012年5月26日)
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