らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

情報をつかむ力

2009-10-26 16:05:31 | Weblog
週末にドングリをたくさんいただいたので、ドングリネックレスを作って、職員室の入り口にぶら下げておきました。
最初に気づいたのは、年長さんの女の子。「これもらえるのかな?」と聞くので「小さいお友達にはあげるけど、大きいお友達は自分で作る!」と言いました。そして穴をあけたドングリと、セロテープをつけて通しやすくしたたこ糸を渡します。一人がやり始めると、お友達がやってきて、「私もしたい」「僕もしたい」が始まります。そして、どうしたら糸をもらえるのか、どうしたらドングリを通せるのか、通した後はどうするのか、お友達同士で教えあっていきます。

そのうち、小さい子がそばにくると、「小さい子はらんこ先生のところにいけばもらえるよ」と年長さんが伝え、らんこ先生の所につれてきます。そしてもらえてニッコリ。しばらくすると、次の子がきょろきょろしながらやってきます。中には「・・・ちゃんの分も」と言いながらお友達を連れてくるちびっこもいます。「わたしのがない!」とやってくる子もいます。周りを見回すとみんながしているので困ったお顔になる子もいます。そこにもそれぞれの性格が出ていてかわいいものです。
お友達同士で情報交換するのも大切な事。周りを見回しながら、どうしたらいいのか考える。先生が与える一方的な情報に反応するばかりじゃつまらない。

子ども達同士の伝言ゲームの中で、結局最後は穴をあけたどんぐりも、ドングリネックレスも品切れ。子ども達は複数ですが、穴をあけるらんこ先生は一人なんだよぉ。

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