欧米の男性は「レディファースト」の習慣がある。
と、読んだり聞いたりしていたものだ。
まあ、そうじゃない人もいるだろう、とも思っていた。
で、夫と付き合い始めてから、彼はその、そうじゃない人だとわかった。
一緒に街を歩くとき、どうしても彼のほうが歩くのが速いので、一列になってしまう。
私が後ろに付いて、街を歩くのだ。
彼はかばん類を持つのが好きではない。
買い物をしていて、だんだん荷物が増えると、なぜか、私ばかり大きな袋を抱えることとなる。
大きな荷物を持った小柄なりすが、ほとんど小走りでヨーロッパ人男の後を付いて歩くのだ。
秋葉原や横浜、町田、新宿、いろいろなところを一緒に歩いたものだ。
「なんか、変だぞぉ」
とは思ったものだが、まあ、ここは日本、いいんじゃない、と私は納得していた。
そんな私たちをを見た日本の人々も学んだはずだ。
「欧米人は女を使用人のようにして歩く」
こんな風に書いていると、みっともないことをしたものだ、と反省している。
さて、ドイツ入りしたりす。
夫は相変わらず私より歩くのが速いし、荷物を持つのが嫌いである。
毎週末、私たちはプールに行くのだが、飲み物や弁当、タオルや本などで3,4個のかばんができあがる。
私は当然のようにそれらの荷物を全部持ち、ちっちゃいショルダーバッグを小指にぷらぷら引っ掛けた夫の後に続いて玄関を出ようとした。
「シュトーップ!!」
シュトップ、ってぇ~、それ、ドイツ語ぉ~?なまんないでよぉ~
ス、ストップでしょ、お義母さん~
などと思いながら、振り返ると、仁王立ちの義母が睨んでいる。
ああ、この仁王立ち、やめてくれない~?
怖いんですけどぉ~
「なんで、りすがそんなに荷物を持って、あなたは何にも持たないの?!」
と、義母は夫に叫んだ。
なにやらむにゃむにゃ言い訳した夫は、仕方ない、という表情で私の荷物を少し持った。
義母は私たちが散歩に出かけている様子も観察していたようで、ある日、夫に言った。
「一列にならないで、ちゃんとりすと並んで歩きなさい」
日本での生活スタイルがそのままここでも自然と出てしまい、わたしは夫の後ろを歩くのが癖になってしまっていたのだ。
ほとんど無意識に夫の後ろについて歩く習慣が身に付いてしまったのだから、そう簡単に横に並んで歩けるものではない。
私はすぐに後ろになってしまう。
すると、夫は、
「母に叱られますから、横に来てください」
ううううぅぅぅ~
叱られるから、横に来いってぇ~!?
かなたに見える家の窓から、義母が覗いているのを想像した。
まあ、仕方がない、こんなことぐらいで叱られてもかわいそうだ。
で、夫は少々ゆっくりと歩くようになり、わたしは横にくっついて歩くようになった。
ドアの開閉、コートの着脱、など、記憶にある限りやってもらったことはない。
エレベーターもさっさと夫が乗り、混雑していて小さい私が見えないと、そのまま行ってしまったりする。
今の日本の若い男性が、レディファーストのかけらもないような行動を彼女にしたら、やばいだろうな~。
夫も、私だからよかったものの、他の日本女性と付き合ったら、その人、理解に苦しみ夫に尋ねたかもしれない。
「レディファーストという言葉はドイツにはありませんか?」
今でも相変わらず、うっかりすると私が大荷物を持って、夫の後をふらふらしながら付いて歩くのをやってしまうが、私はそんなに気にしていない。
自分でもわからないのだが、何かほかの部分でレディーファーストされているような部分があるのだと思う。
マナー本に書かれているような具体的な行動様式でなく、ほかの、何か。
ヨーロッパ人もできないレディファースト、日本男児が努力してまでやらなくてもいいのでは?
お姫様扱いされるのは気持ちいいけど、それだけでは長い関係は続かないような気がする私。
写真は、家の中で力尽きてお亡くなりになったハエ。
庭にもたくさんのハエがいる。池にはハエが水を飲みに来ている。
ハエだらけのドイツの夏~
パン屋に蜂が10匹くらいいた。
まるで、お花畑にいるようだった。
蜂たちは、砂糖などが振ってあるパンに一匹一個づつ割り当てられているようだった。
熱心にパンをなめなめしていて、人間の様子など、全然気にしていない。
カメラを持っていたのだが、店員がうろうろしていて、蜂よりわたしを追い払いそうだったので、あきらめた。
と、読んだり聞いたりしていたものだ。
まあ、そうじゃない人もいるだろう、とも思っていた。
で、夫と付き合い始めてから、彼はその、そうじゃない人だとわかった。
一緒に街を歩くとき、どうしても彼のほうが歩くのが速いので、一列になってしまう。
私が後ろに付いて、街を歩くのだ。
彼はかばん類を持つのが好きではない。
買い物をしていて、だんだん荷物が増えると、なぜか、私ばかり大きな袋を抱えることとなる。
大きな荷物を持った小柄なりすが、ほとんど小走りでヨーロッパ人男の後を付いて歩くのだ。
秋葉原や横浜、町田、新宿、いろいろなところを一緒に歩いたものだ。
「なんか、変だぞぉ」
とは思ったものだが、まあ、ここは日本、いいんじゃない、と私は納得していた。
そんな私たちをを見た日本の人々も学んだはずだ。
「欧米人は女を使用人のようにして歩く」
こんな風に書いていると、みっともないことをしたものだ、と反省している。
さて、ドイツ入りしたりす。
夫は相変わらず私より歩くのが速いし、荷物を持つのが嫌いである。
毎週末、私たちはプールに行くのだが、飲み物や弁当、タオルや本などで3,4個のかばんができあがる。
私は当然のようにそれらの荷物を全部持ち、ちっちゃいショルダーバッグを小指にぷらぷら引っ掛けた夫の後に続いて玄関を出ようとした。
「シュトーップ!!」
シュトップ、ってぇ~、それ、ドイツ語ぉ~?なまんないでよぉ~
ス、ストップでしょ、お義母さん~
などと思いながら、振り返ると、仁王立ちの義母が睨んでいる。
ああ、この仁王立ち、やめてくれない~?
怖いんですけどぉ~
「なんで、りすがそんなに荷物を持って、あなたは何にも持たないの?!」
と、義母は夫に叫んだ。
なにやらむにゃむにゃ言い訳した夫は、仕方ない、という表情で私の荷物を少し持った。
義母は私たちが散歩に出かけている様子も観察していたようで、ある日、夫に言った。
「一列にならないで、ちゃんとりすと並んで歩きなさい」
日本での生活スタイルがそのままここでも自然と出てしまい、わたしは夫の後ろを歩くのが癖になってしまっていたのだ。
ほとんど無意識に夫の後ろについて歩く習慣が身に付いてしまったのだから、そう簡単に横に並んで歩けるものではない。
私はすぐに後ろになってしまう。
すると、夫は、
「母に叱られますから、横に来てください」
ううううぅぅぅ~
叱られるから、横に来いってぇ~!?
かなたに見える家の窓から、義母が覗いているのを想像した。
まあ、仕方がない、こんなことぐらいで叱られてもかわいそうだ。
で、夫は少々ゆっくりと歩くようになり、わたしは横にくっついて歩くようになった。
ドアの開閉、コートの着脱、など、記憶にある限りやってもらったことはない。
エレベーターもさっさと夫が乗り、混雑していて小さい私が見えないと、そのまま行ってしまったりする。
今の日本の若い男性が、レディファーストのかけらもないような行動を彼女にしたら、やばいだろうな~。
夫も、私だからよかったものの、他の日本女性と付き合ったら、その人、理解に苦しみ夫に尋ねたかもしれない。
「レディファーストという言葉はドイツにはありませんか?」
今でも相変わらず、うっかりすると私が大荷物を持って、夫の後をふらふらしながら付いて歩くのをやってしまうが、私はそんなに気にしていない。
自分でもわからないのだが、何かほかの部分でレディーファーストされているような部分があるのだと思う。
マナー本に書かれているような具体的な行動様式でなく、ほかの、何か。
ヨーロッパ人もできないレディファースト、日本男児が努力してまでやらなくてもいいのでは?
お姫様扱いされるのは気持ちいいけど、それだけでは長い関係は続かないような気がする私。
写真は、家の中で力尽きてお亡くなりになったハエ。
庭にもたくさんのハエがいる。池にはハエが水を飲みに来ている。
ハエだらけのドイツの夏~
パン屋に蜂が10匹くらいいた。
まるで、お花畑にいるようだった。
蜂たちは、砂糖などが振ってあるパンに一匹一個づつ割り当てられているようだった。
熱心にパンをなめなめしていて、人間の様子など、全然気にしていない。
カメラを持っていたのだが、店員がうろうろしていて、蜂よりわたしを追い払いそうだったので、あきらめた。
日本は道が狭いから、なのです!
それが始まりだったかもしれません。
東京近辺は人間も多いし。並んで歩くと、ぶつかってくることもあったので、危険だし。
安全のため、後から付いて行くほうが女性を守っていることになる、日本の暮らし~
それをインドスタイル、と呼ぶことにしましょう。
はぁ~ちょっと、無理がある?!
「後ろを歩くと日本人みたい」ですか・・・
義父母もきっと、それを言いたかったと思いますが日本に対する侮辱的な発言と判断しているのでしょう。
夫の前をあること落ち着かないんですよ。
振り向いたら、いないかもしれないって。
見えているためには後ろを歩くのが一番~!
インドの人みたいですなぁ。
インド人って、女性が荷物持つのが
当たり前だとか…
日本は道が狭いから、否応なく
縦歩きになることあるし
その時の習慣もあるんでしょうな。
ウチでは、後ろ歩くと日本人みたいだから
止めてくれって言われます。
夫曰く、日本人カップルは女性が後ろを歩き
ヨーロピアンとアメリカンは女性が前を
歩くんだって。
で、どっちもいやだからと、ウチは横歩き。
う、うらやましい・・・
それは母から息子に伝える、というレベルでなく、社会全体が女性を見たら優先、という習慣が出来上がっているのでしょう。
ドイツは、ないです。断言。
いや、ここの地域だけかも。
田舎はレディファーストの必要なし。
男女ともに農作業や牛乳缶や井戸水運びをしていた伝統がレディファーストの普及を妨げた、とか・・・・
夫と私が同時にドアから出ようとしてぶつかることしばしばです。
ああ、田舎者の悲しい習性~
またご旅行にいらしてください。
実際にご自身でドイツのレディファーストの様子を体験してご覧になったらいかがでしょう~
田舎はだめ、田舎は!!
わたしも、70歳代の人から子供時代に両親が並んで歩くことができなかった、という話を聞かされていました。
「戦前の日本」を東京でやってしまったのですよぉ~
しかも、ヨーロッパ人と!
わ~、記録に残してもいいかも~!
「重いから、持って欲しい」
と、言えばちゃんと持ってくれます、大丈夫、ご安心ください。
私が日本流に、言わなくてもふらふら、ひいひい歩いていればわかるだろう、などと気づいてくれるのを待っていたのも悪かった・・・
はっはっは~
結婚後は夫を妻が教育しなければなりませんよね。
そういうわけで、私にも責任があるのだけど!
義父母の言うことの印象からは「みっともない」という第三者から見た評価を気にしている点が私は引っ掛かかるのです。
後からついて歩いて、自分達が何も不都合なければそれでいいじゃん、とわたしなどは思うのです。
まあ、義父母の前では従う振り、をしていますけど!
1年ほど前に日本で読んだエッセイ漫画、イタリア人と結婚してイタリアに住んでいる女性の作品によると、彼女のだんなさんはおばあさんから教わったそうな。
うう、やはり、女が教育しないとだめなのかしら・・・?!
義母は何もしなかったのかなぁ~?
わたしのCaplio、なんだか画質が変になってきました。
デジカメって、2,3年の寿命で作られている、と何気に読んだカメラ好きの人のブログで読んだのですけど、やっぱりそうかしら・・・
わたしのは2005年5月に買いましたのでそろそろ~
カメラの調子はいかがですか?
そういう方もいると思います、確かに。
それにしても・・・お母さんが仁王立ちって(笑)
私はイギリスに1年いたことがあるのですが、あの国の男性は誰もかれもがレディーファーストで、ほんとに徹底してました。「そんなに優しくしないで! 勘違いしちゃうから!(何がだ)」ってくらいでした(笑)
お国柄ってあるのかも・・・?
あ、ドイツは旅行で行きました。
ちなみに、ミュンヘンは行ったことがあるのに、ベルリンは行ったことがないんですよー。
還暦おじさんがどんなコメントをくださるか、ちょっと楽しみにしていました。
もしかして、奥様は前を歩いていらっしゃるのですね。
後から袋をたくさん持った還暦おじさんが追っている様子を想像しています。
いやいや、やっぱり、ちゃんとならんで歩くほうがいいですよぉ~
義父母は腕組んで散歩してます。
それ以外は、あまり口を出さないような・・・
荷物や歩き方に関しては「見るに見かねて」っていう感じでしょう。私も「日本の古い習慣」を紹介してしまっているようで、まずいと思ってはいるのですけど。
はは~
畑の露店だったら、ありえますよね、ハエ。
実際は街中のパン屋なのに!
街の中に蜂の巣があるのでしょうかねぇ。
はたまた、遠くからやってくるのかしら・・・?
セルフサービスのパン屋では、客も手づかみでパンをトレイに載せます。
私はまだ、ドイツ化していません。
トングを使います、絶対。
普通に考えて、男の方が力があるでしょう!!
それはある意味、弱いものいじめでは、、、(どいつりすさんのだんなさんを悪く言ってしまってますね、、、すいません)
でも、、、そんな、戦前の日本のような形態を、ドイツ人でやる方がいたとは、、、
Haruがそれをやられていたら、マジ切れですね。
ま、うちの場合。もし私が重い荷物を持って、旦那が先に歩いたら、それはそれは大声で吠えますが(笑)
窓からチェックしてる義母様(笑)その義母様に見られてる事を気にして「並んで」と言う旦那さん、何だか微笑ましいです~
ハエを激写しているりすさんを想像して笑ってしまいました。うちもよく窓際で力尽きています。屋外で物を食べる際、ビールやアイスに特攻隊攻撃をかけてくる蜂はちょっと迷惑です。
夫君はお母さんの言うことは一応聞くのですね。
家族の力関係が かいま見れ、なるほど~っと。
二人が楽なようにしたらいいのですよ、
まだまだ長い付き合いになるのだから。
それにしても ハエに蜂!
パン屋さんも畑の中で露天で売っているのと
間違うくらいな 光景。
やっぱ、見たら 耐えられないね~
買うもんかっと。
伸びたハエ バイ菌マンって感じ!