怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

世界一明るい日本

2015年10月16日 | 日本
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何度も訪問している友人宅の壁についているこれ。何だかわからなかった。

物を引っ掛けるためには高すぎる位置だし、照明器具らしい電球も見えなかったからだ。

電灯だった。
 
今回は子守を頼まれ、数時間を二歳児と二人で過ごしたので、いろいろ室内のものを触ってみたんだ。
へへ、何も悪さはしていないぞ~。
スイッチを入れると、こちらからは見えない壁側に電球があるのだろう。壁に反射した光の効果をねらった間接照明だ。
日本では普及しにくいだろうと思う。
煌々とした明るさを一般家屋の照明に求められる場合が多いのではなかろうか。夫が日本に住んでいたとき、いつも自宅の照明が蛍光灯で明るすぎることを嘆いていたものだ。
たびたび通ったマレーシアでも、一般家庭の照明は暗めのことが多かった。彼らが好んでそうした暗めのものを使うのか、電気消費量の節約なのか、詳しいことはわからない。

こちらに来て、初めて間接照明を使った部屋を見たときは、その美しさに感動したものだ。
ただ、やっぱり、明るさが足りないのは否めなかった。読書や縫い物・編み物には不向きな照明。
この写真は写り込んでいるオムツでわかるだろう、子供部屋だ。まだ二歳だから眠るときだけに使う部屋だ。この小さな間接照明だけで充分の様子。


以前、実家付近のスーパーマーケットの照明が明るすぎて、入店すると目がちかちかすることを「お客様の意見」として投書したことが合った。店側の回答は「明るい方がお客様に喜ばれます」だった。
日本の家屋もスーパーも事務所も地下鉄駅も、どこもみんな世界一明るい電灯が使われていることだろう。