怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツのばらばら消費税率

2010年07月11日 | ここの生活
話題の消費税率について。
私は日本の消費税率を10パーセントにするのを反対。
日本の5パーセントで集まった金額と、こちらの19パーセントで集まった金額はもしかして同じくらいか、または日本のほうが多いのかもしれないというなんだか根拠なさすぎ理由から。
だって、日本の人、本当に買い物が好きなんですもの。
旅行に行っても、まず、買い物。
義母はときどきバス団体旅行に行くけど、いつも土産の品は一つもないぞ。(カメラも持たずにいくのだ~ああ、ドイツ、ライカは生きているか?!)
つまり、消費税は旅行代金だけで、済ませたわけ。日本人は国内旅行でも土産でもっと消費税を自然と支払ってしまうわけ。

さて、日本で報道されたというこちらの物品による税率の違いについて。
家族に尋ねてみたところ、みな、詳細に税率を知らないようだ。
夫によるとおなじ「食肉」でもスーパーと一軒構えている肉屋では税率が違うそう。(信じないほうがいい)
つまり、比較的几帳面なウチのメンバーでさえ、細かいことを覚えていられない消費税率。
このくらいおおらかな国民だったら、受け入れ可能なのだろうな~


日本では「ドイツでは生活必需品は低税率」と報道しているようだ。
この生活に必須な物資、というのは人によって違うようだ。
お役人が決定するのだろうが、それぞれの考え方で生活必需品があるようで。

この写真は夫がダウンロードしてくれた消費税率の例。上から・・・
牛乳 7% こちらの人は乳製品はほとんど主食。
ロブスター 19% これって、食用でしょうね? まさか、ペット?
新聞 7% ネット普及による紙の新聞需要低落はドイツではまだなのか?
バス料金 7% もっと運行本数増やせ。
書籍 7% 本も生活必需品・・・きっと読書の好きな役人が決定したのだろう。
ワイン 19% フランスだったらもっと低いかも?
観劇チケット 7% これはわけわからん。観劇好きな役人の決定?
靴 19% 寒冷地に靴は必需品だと思うのだけどな~。少なくとも書籍・観劇チケットより重要だと思う。

そういうわけで、細かい日本生まれの日本人が見ると、このような感想が生まれてくる。
日本人がドイツ流を安易に導入するとスーパーのレジあたりでクレームするおじさんおばさんとか、出てくるような気がしてならない。
「これは私にとって生活必需品なのだから、税率を下げて売ってくれ」
って。