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怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

悪態かわし術

2013年10月07日 | おいしいもの
ここに住み始めてから確か1年くらいは義両親たちとの食事は主食も同じにしていた。つまり、茹でたじゃがいもを大量に食べていた。
決してまずいものではなかった。しかし同居のストレスを和らげるためにも米飯を極力食べるようにしてすでに数年が過ぎているはずだ。
最近義父はわたしのこの米飯食にけちを付けるようになった。
「おまえがそんなに米を食うとインドの困窮者がますます困る」
あまりにも論理的でないこの言葉には唖然とさせられた。私が日常的に食べているのはここの普通のスーパーで売られているイタリア産だ。
「イタリアはインドに米の援助をしているのでしょうか」
最近は私もだんだん屁理屈を言えるようになってきた。こんな答えを日本人義両親にしたら殴られるかも?
「その土地でできるものを食べるのが健康にも環境にも良い。ドイツの米は輸入品だからよくない」
これは2,3日前の義父の発言だ。確かにこの意見には賛同できる。
「子供の頃から食べ慣れているものを急に替える事は難しいです」と再びわたしも屁理屈で返す。
すると・・・
「年をとると次第に食べるものを替えていかなくてはならない」と義父の反撃。
日本で言えば、若い頃はカツどんをガンガン食べられたけれど、年をとってからは魚、って発想になるだろう。
決して米飯食をじゃがいも食に替える事ではない。
義父の言いたいことは、つまり、嫁がもっと自分たちに慣れて欲しい、ってことなのだ。
いつまでたっても飼い主に吠え掛かる犬のようで、嫁がかわいく感じないのだろうなぁ。

これは昨日の昼食の私の皿。最近は雑穀を少々混ぜて炊いている。この日ははと麦入り。
決して米飯だけじゃあなく、このようにいつもいくつかじゃがいもを添える。

義父は私が醤油を使うのも気に入らない様子だ。ちょっと味見をさせたら「うわー、塩辛いだけじゃあないかっ」と派手に驚いて見せていた。
「こんな人工的な調味料は健康によろしくない」と言われたこともあるな。インターネットをする義父、嫁の文化背景を調べたことなど一度も無いのだろう。「Soja Sauce」と検索してみろよっ、と一度叫んでみたい。
ちなみに写真の製品はこちらの普通のスーパーにある欧州産と思われる品。原材料表示には大豆、小麦、水、塩、としかかかれていないものも多い。醤油のドイツでの普及は予想していた以上だ。(みんな、何に使うのだろう、と不思議にも思う)
私は米を食べるのをやめる気もないし、醤油も使い続けることだろう。
義父に何か言われるたびに気分を乱されイライラしても損なだけだ。これからは何を言われようと平然としていよう。
ガンガン食ってやるっ、おいしいイタリア米!



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ちょっと期待していたのは(!?)米を食うと太るとか、バカになるとか、そういうった昔の日本の小麦製品消費対策(アメリカの政策?)の言葉だった。
義父は知らない様子。いや、知っていたら私に米を食うな、なんて言わないだろうな~





黙認

2013年09月23日 | おいしいもの
在独日本人仲間にもらった「干し野菜ネット」。早速使ってみた。
義母が庭仕事を始めないうちにぃ~、とベランダに取り付けた。

ベランダに物を干すのは厳禁である。「みっともない」がその理由。
布団を干したら「羽根布団は干すものではありません」と即行言われたものなぁ~過去記事参照「心拍数が上がるブログ」
夏場は、りすもときどき干しているのだけれど、これはいいらしい。りす干し用椅子が夏場には出される。
ピーラーで細長く切ったニンジン。
あともう一日乾して、ビンにしまっておくことにしよう。
義両親たちはりんご、ミラベルなど自家製の果実をオーブンを使って干す。時間と電力を使って大量に作るドライフルーツ、彼らの趣味だな。
一方、ちょっとした量の野菜を天火じゃあなく天日で干す私、エコいじゃあないかぁ~。許せ!お義母さんよ~



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午後には義両親たちが庭仕事をしはじめたので、このネットに気づいただろう。何も言われなかったので、私の念力が届いたものと思われる~うっほー。

コーヒーセレモニー

2013年09月19日 | おいしいもの
毎年6月頃に開催される「アフリカ祭り」のウィンタナさん。
旦那さんと一緒に街でカフェを営んでいる。夫婦ともエチオピア出身だ。
「コーヒーセレモニーをしますので私たちの店に来て下さい」と誘われた。
  
店の隅に置かれた生コーヒー豆を炒るところから始まる。
  いろいろ説明を聞きながらだったのだが・・・
一緒に参加した何人かの女性たちとの会話についていくのが精一杯で、ウィンタナさんの説明をきちんと聞き取れなかったのが残念だ!
  

  
↑左は乳香。うわ~、乳香だなんて、聖書の世界だな!火の付いた炭の上に載せて香を楽しむ。
右はウィンタナさんの長女10歳。
左手で右手を支えるしぐさはきっと丁寧さを表すものだろう。確か、韓国にも年長者との物の受け渡しに似たようなしぐさがあった記憶がある。


出来上がったコーヒーは怖ろしく濃い。濃いコーヒーが好きな人にはぴったりだ。
塩、または砂糖を入れて飲む。ミルクは入れないのが基本らしい。塩を入れるというのはモンゴル人がミルクティーに塩を入れることを思い出させた。
チーズケーキはウィンタナさんの手作り。
義母のよりおいしい。ちゃんと冷たいし。←。過去記事参照「泣く子も黙る

日本のティーセレモニーのような堅苦しさは全く無い。
楽しく会話しながらコーヒーを楽しむことができた。
エチオピアはその歴史の古さと他国の支配を受けなかったことを誇りとしているらしい。
「人類発祥の地」と自慢していたウィンタナさんの旦那さんの名前はなんと、アダムさん。そうそう、コーヒーの原産地もエチオピアとしている記述があるし。
このカフェを始めて3年目。すでに多くの常連客がいるらしく順調らしい。
効果があるかどうか微妙だが、宣伝広告。
様々なコーヒーのほか、お茶も揃えられている。日本茶さえあるのだぞ!
上のほうに「コーヒーセレモニー」とあるぞ。数名集まれば、一人10ユーロ程度の負担でやってくれるようだ。

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コーヒーというと、コーヒールンバだよな・・・と口ずさんで次の瞬間、その曲が中米のものと思い出す。
う~ん、アフリカかあ・・・「ライオンキング」のテーマ曲とか、「フーアムアイ?」中のアフリカダンス・・・いや、コーヒーには合わない・・・

日本語解説入りエチオピアコーヒーセレモニーの動画を見つけた。








たった今・・・

2013年09月15日 | おいしいもの

『Sent from my iPhone』
という短いメッセージとともにマレーシアから送られてきた写真。
義母の昼食を免れるために無理やり外出して疲れて戻ってきたところにこれだ~
ああー、食べたいーっ、マレーシアに行きたい~



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ベトナム旅行土産の饅頭を食べながら書いた・・・・うげっ?何これ?ドリアン入り??臭いしっ。
やっぱりマレーシアがいいなぁ~

ダンプフヌーデルン対抗

2013年09月10日 | おいしいもの
これは義母のダンプフヌーデルンの作り方。
  
牛乳を温め、別の鍋ではバターを溶かす。牛乳が温まったところでバターの鍋に移す。
  
パン生地を丸め、鍋に並べる。
  
蓋をして弱火で約30分加熱する。絶対途中で蓋を取ってはいけない、とか。
  
できあがり。ウチではこれは昼食のメイン。鍋は大きいので大量だが、夫の好物なので義両親と私は彼に遠慮して意識的に少なく食べる・・・「今日はダンプフヌーデルンよ」と義母に言われると満足に食べられないこと、甘いものが昼食であることでがっかりする私さ。

こちらは先日招かれた近所のドイツ人宅にて、食後のデザートとしてのダンプフヌーデルン作り。
  
フライパンにバター、砂糖、生クリームを一気に入れて温める。生クリームを使うところなどがウチとは違う。
少し焦げるくらいになったところで、あらかじめ用意してあるパン生地を丸めて入れる。
  
蓋をして約20分弱火で加熱する。何故か10分義母より短いのは作る量の違いだろうか??
東洋好きの彼女の趣味がよく現れている茶碗だな。
かかっているソースは市販の粉状のものを牛乳で溶いたもの。義母は手作りする・・・
フォークに付いている茶色いものはフライパンの底にできたカラメルソース。これがおいしかった。義母のはほんの少ししかできない。
彼女の作った食事の後だったので、この一つを食べたらお腹がパンパンになってしまった。夕食さえ食べなかったぞっ。ドイツ料理、食べすぎには注意さっ
いろいろな人の同じ料理を食べるのは興味深い。まだ一度も自分でダンプフヌーデルンを作ったことが無い。
いつか作ることになるのだろうか、ああ~


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推定年齢50歳代の彼女、台所の整い方はドイツ人としては残念、な類。
私の交際範囲ではどういうわけかドイツ人らしいピカピカ台所を所有している人は少ないぞ。おおっ?自分と対人関係レベルがよく現れているのかな。

他の人の家、他の人のケーキ

2013年09月02日 | おいしいもの
ドイツに住んでいるなら様々なドイツ人宅を訪問する機会があるだろうと想像しちゃうけれど、意外とそうでもない。
親族でも面倒に思う人もいるし、他人が来ることで汚されるのがを想像して嫌がる人もいるし。
そういうわけで、貴重な他人訪問記録。

ウチから25キロほど北上したところにある人口6000人の小さな街。流れる小川の回りがきれいに整備されて遊歩道になっている。小川はドナウ川に繋がっているそう。この街に住むドイツ人I子さんによると「小さい街だけれど不自由なく暮らすことができます」とのこと。
そんなものかな?人口15000人のウチの集落は結構不自由するんですけど。

I子さんの台所、台所の薪オーブンと手作りケーキ。

昔風のインテリアが美しく感じる。他人のケーキはおいしく感じる・・・と思ったら、うー。
いや、ここではっきり感想を書くのは失礼だな。ちゃんと礼儀正しく「おいしかったです」と書いておこう!
ドイツの一般的なこってりとしたケーキだった。

これは面白い品。子供用の本当に使えるミニオーブン。I子さん(60歳)の長女(現在35歳)が子供の頃に遊んでいたものらしい。りす部屋に欲しい、と思ってしまった一瞬。

8月から9月初めにかけてウチでは誕生日が続く。上の写真はその拷問時期の最後のケーキだ。
少なくとも、I子さんのケーキよりは日本人の口に合うあっさりとしたケーキで締めくくることができた。
交際範囲が広がると、ケーキを食べる機会も増えるものだ。どの家庭も大抵こってりとしたものを作ってくれるのを頑張って食べるりす。
義母よ、気を利かせてくれたのかい、あっさりケーキをありがとう


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義母ケーキの残りを今日食べた。6切れの残りを一気食いしてやろうと思ったら、3切れしか食べることができなかった。「どうして全部食べないのですか?」と尋ねる義母。本気で尋ねているのかい?あの量を一気に食えるのは20歳男児だぞ。
まだまだ修行が足りないドイツ生活


お気に入り広告

2013年08月29日 | おいしいもの
バスを待っていたときの目の前のパノラマ写真。インゴルシュタット旧市街の風景がバスになったぞ!

撮影技術が悪くて申し訳ない。もっと明るくしたかったのに。ま、冬になればこんな暗さのドイツ、ということでぇ。どうもこれ一台しかこの広告は無い様子なので、またいつお目にかかることができるかわからないし。

グラスを傾ける二人のこの様子も素晴らしい。日本のビールの広告で、女性が飲んでいる姿はあまり見かけないのではなかろうか。
こんなに長いバスもこんなビールの広告も日本ではなかなか難しいのではなかろうか。
  
街中の広告。これはコンサートかな。お姉さんの胸に魅せられてカメラを向けてしまった。
女性さえ気を引くこの広告、男性は絶対見るだろうなぁ。

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バスの広告は以前にも紹介したことがあるかもしれないがもう一度。インゴルシュタットのビールメーカーHerrnbräu
ウチは大抵これを買っている。

台湾料理

2013年08月27日 | おいしいもの
台湾からの旅行者に料理をご馳走になった。ドイツで食べる本場台湾料理!

撮影が上手くいかなかった。手前の鍋の中の料理の名前は「紅焼牛腩」 牛バラの煮込みだ。

ご飯を盛り付けた上に載せて食べるらしい。日本人の感覚だと、ではもっと大きい丼で食べたほうがいいのでは、と思うのだが。ま、台湾風に。
もちろん、おいしかった。
義母の料理のレパートリーにも牛肉を圧力鍋でやわらかく煮込む似たような色合いのものがあるのだが、酸っぱい味なのだ。
味覚の東西の深い差を再び認識した一瞬でもあったぞ、いや、いつもいつも差を認識しまくりだけど!



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紅焼牛腩、日本語のレシピもたくさん検索できるので自分でも作ってみようと思う。義両親は絶対食べないだろうなぁ。似ているのに・・・
英語と日本語、中国語、それぞれ片言で何とかコミュニケーションが成り立つ素晴らしさ~
ヘンハオチー、シエシエ!

また、巻き寿司講習

2013年08月26日 | おいしいもの
元プロ料理人のP雄さんに巻き寿司を教えてくれと言われた。
すでに何度もいろいろな家庭で披露しているせいで面倒くさいと思った私。が、ラザニアを教えてもらったのだから今度は私の番だろうか、と義務感で炊飯器を担いで訪問すると・・・

ありゃりゃ、推定年齢20歳代前半のぴちぴちお姉さんたちに囲まれたP雄さん~
家の中でやればいいものを何故か庭にテントを張ってそこで料理講習。

それぞれに巻き簾と海苔10枚が与えられ、充分に練習できた彼女らだ。


ガスボンベは小屋の外。卵焼きを作るために熱源が必要だったのだ。

ううっ、怖いっ、と一瞬思った私。この小屋でビールを作る、とか言っていたな。ちゃんと聞き取れなかったが、そうなのだろうか、一般家庭がビールを作っていいのだろうか?


私はともかく、4人の若者たちは満足げだった。「私は毎週末作るわ!」と思わず宣言していた人もいたけど。それは無理だぞ、きっとぉ~、と嬉しいながらも秘かに考えていた私。
寿司酢の作り方を強調しておいた。「酢と砂糖と塩よ、忘れないでね」ちゃんとその割合をメモしていたのは1名だったけどね、ま、どこか頭のすみに入れておけばネットで検索するだろうな。ドイツ語の寿司レシピもぞろぞろあるだろうし。
P雄さんは寿司を巻くことなく、ひたすら裏方仕事に集中していた。レストランで働いていた頃のきびきびとした準備や片付け、包丁さばきのスピードに私は圧倒されたものだ。
ん?この寿司講習は彼女たちのために開催したのね、P雄さん!現在の勤務先の仲間だそうだけれど、若いお嬢さんたちに囲まれて幸せね~

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私には20歳前後の若いドイツ人と接する機会はほぼ無いので、いい経験だった。
へたくそな私のドイツ語に付き合ってくれてありがとう、って気持ちかな、また機会があったら私を構ってやってね~



ついに見つけた

2013年08月23日 | おいしいもの
義母のいつもの重たい昼食を食べた後に街中をぶらぶらしていたら、ばったりと知人に会った。
「おいしいケーキ職人の店があるから行きましょう」と誘われ、付いていった。
チョコレートがおいしいお店ということなので、アイスチョコレートドリンクを注文してみた。

え。おいしい上半分のホイップクリームも、下半分のチョコレートも上品な甘さで日本人向け。普段は安い子供向けココアを飲んでいる私には久しぶりのカカオバターの味。

値段は4ユーロ90セントと、この界隈では少々高めだけれど、こんなにおいしいなら許せるかな。
ここ周辺ではなかなかおいしいものにありつくことができないので、やっと見つけた、という感激ひとしお。

家族経営の小さなお店。

撮影とブログ掲載許可はここの若くてきれいな奥さんに得た。肝心の彼女を撮るのを忘れたぞ、悔しい。

プロの製菓作業用道具類を眺めることができる。時計が堂々と目立つところにあるのが気になったが、客の
回転は速いし、チョコレートやケーキを買うだけのお客も続々とやってくる。

目の前の友人はハーブティを飲んでいたが、香りが非常に強かった。次回、飲んでみよう。
なにしろ義母料理を食べた後だったので「このケーキを試してみて」と彼女に言われても食べる気にならなかった。これも次回、試してみよう。

そういうわけで、確実に「おいしい店」として紹介できないけれど、チョコレートドリンクのレベルと絶えないお客のことを見ると、かなり有望と期待しちゃおう。そうそう、笑顔のサービス振りはここがドイツということを忘れさせてくれる一瞬だ。
若くてきれいな奥さんと彼女の両親、そしてダンナさまとやっている様子。彼女の写真はこちらのホームページで拝むことができる。髪のきれいな人なのだけれど、残念ながらホームページではそれを観察できない、むむむっ
mundgerecht Patisserie und Chocolaterie

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街中はだんだん空き店舗が目立ってきている。自動車で移動する人々が駐車が楽で無料の郊外のショッピングモールに行ってしまうせいだろう。中心街をなんとか活気を持たせようと市も努力しているようだ。上手く行ってほしいものだ。