梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

西穂波の最近のツイートを読んで

2016-09-04 08:43:11 | 日記
私の、本日二つ目の投稿となります。西穂波に関する最近の話題についてお読みになっていらっしゃらない方のために、ちょっと引っ張って来ました。

Honami@rock_west_
私の実家も貧困世帯に入る。
だけど、たまには家族で外食するし、パソコンもテレビも生活用品も持っている。
高いものはそんなに買えず、中古ばっかりだったけど、長く使うものは時々、
少し高いものを買ったりもする。
https://twitter.com/rock_west_/status/766966914673356801

Honami@rock_west_
突然、貧困に陥ることもある。私の家は突然なった。だから生活用品はきちんと揃っていた。
そして貧困は連鎖する。バッシングをしたって何も変わらない。バッシングしてる人だって、
いつ自分が貧困に陥るかわからないよ。
https://twitter.com/rock_west_/status/766968389524856832

Honami@rock_west_
「お金ない人」が少しでも贅沢をしたら、こぞって叩いて貧困を「社会のせいにするな」と言う。
「お金持ち、政治家」が税逃れしたり、政治資金で豪遊してても文句ひとつ言わない日本って、怖いな。

日本に貧困が多いのは紛れもなく「国のせい」ですよ。国は全ての国民の生活を守らなければならない
https://twitter.com/rock_west_/status/767016135736778753

Honami@rock_west_
貧困だと名乗り出た人がこんだけ叩かれるんだもんなー。そりゃ、誰も言い出せないし
生活保護も安心して受けられないよな。そしてホームレスになれば何も悪い事してないのに
殴られたり蹴られたりされる。酷いもんだな本当に。
叩く前に「貧困」をよく知ろうね。
https://twitter.com/rock_west_/status/767036552987877376

  発端は、NHKが貧困女子高生をでっちあげて報道したことが明らかになり、非難の声が集中した事が背景にあるのではないでしょうか。彼女のツイッターを読んだ大人が真っ先に感じるのは、「この子、貧乏ってどんなものなのかわかっていないな。」ということだと思います。そう感じない大人がいるとしたら、失礼ながら西穂波並みの世間知らずだと言えるでしょう。

  本当の貧困と言うのは、家族が食っていけないレベルの事を指します。日本でも戦前は、娘を売り飛ばすということが頻繁に行われていました。何しろ村役場で、高く買ってくれる良心的な業者を紹介してくれた、という時代があったのです。娘が売られた先は、今で言う風俗業界です。そうしなければ、一家心中か餓死が待っている、そういう時代だったのです。人によっては、兵隊さんたちを慰める仕事について、戦地を転々とした場合もありました。現在でも、高校へ通うために身を売っている女子高生がいるという話があります。一般に「援助交際」は、ブランド品を買ったり、遊び歩くために行われている場合が多いのですが、生きるために、人並みに生きるために、これを行っている子もいるということです。

  少し古い話になりますが、昭和30年代・・・昭和は輝いていたなどと勘違いしている人もいますが・・・の話です。・・・穂波ちゃん曰く、「たまには家族で外食するし」・・・あるクラスメートの家に行くと、家財道具といえるほどの物は何一つありませんでした。その子の父親が、まだ大学を出たてだった担任に借金を頼みに行ったというくらい、収入が乏しかったのです。彼は同級生の農家に呼んでもらって、毎晩夕食を食べさせてもらって、生き伸びていました。その同級生の父親が無くなった時、彼は誰の目もはばかることなく、葬儀の場で声を上げて泣いたそうです。同級生ではありませんが、近所の家から残飯を貰って、食いつないでいた子もいました。今では考えられないことですが、水道さえついていない、一間しかない家を借りて暮らしていた例も沢山ありました。

  西穂波は自分の家庭が貧困であると主張していますが、食うに困るどころか、たまには家族で外食すると明記しています。パソコンもあると書いています。本当に貧困な人は、パソコンを売ります。そして、本当に貧困な人は、自分の貧困が国のせいだなどとは思っていないのが普通です。なんでうちだけ貧乏なんだと憤慨はしても、国のせいにしたりはしません。まして、安保法制反対のデモなんぞに繰り出すくらいなら、その時間を安い時給でもいいから働こうとするはずです。

  西穂波は確か大学受験で2浪しているはずですね。私の教え子のエピソードを書いておきます。家は母子家庭、もちろんお金の余裕などない子が、自力で大学に進学した例があります。まずは入学金や授業料をためることから始めなければならない訳ですが、朝からコンビニでバイト、夕方からは受験勉強というスタイルを一年間貫いて、自力で進学してみせました。穂波ちゃんはどうしていつまでも浪人していられるのでしょうか。

  この世界に、金持ちと貧乏人がいない国はありません。事業家としての才能に恵まれた人が財をなし、そうでない人は金銭的には下層階級に留まる、これは誰にも非難することのできない、人間社会の、半ば法則ともいえるものです。・・・「お金持ち、政治家が税逃れしたり、政治資金で豪遊してても文句ひとつ言わない日本って、怖いな。」 ・・・舛添都知事がなぜ辞職しなければならなかったのか、この子は知らないとでも言うのでしょうか。あれほど長期間にわたり、報道され続け、彼は辞職に追い込まれたではありませんか。西穂波の頭の中には、日本はこうであるという仮想世界が構築されていて、現実と対比する検証は一切行っていないのでしょう。これを共産党による刷り込みと見るべきかどうかは、私には確信が持てないのですが。

  「貧困だと名乗り出た人がこんだけ叩かれるんだもんなー」できれば、貧困などと気の利いた言葉を使わず、素直に「貧乏」と言って欲しいものです。同じ意味であるにもかかわらず、「貧乏」を「貧困」と言い換えただけで、大きな政治的問題にすり替えることができるから不思議です。もちろん、自力では救われない貧困家庭は、政治の力で救済することが望まれます。しかしその前に、本来自国の保護を受けるべき在日外国人が「不当に」生活保護を受けている現実を解決しなければならないでしょう。権利のない人間が受給し、保護されるべき人間が放置されて、まれながら餓死してしまうというのは、法治国家としてあるべき姿とは思えません。

  それにしても、こんなにも無知でおバカな女の子が大勢の方々から注目を集める日本という国は、なんとのどかで住みやすい国なのでしょう。穂波ちゃん、あなたの住んでいる日本という国は、あなたが思っているよりずっと幸せな、世界にも類を見ない国なのかも知れませんよ。


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