Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再び西洋菩提樹(ライムツリー)

2024-06-26 05:22:27 | 日記

我が家のある通りは1930年代に新興住宅地として作られた。したがってこの通りの入り口にある巨大な西洋菩提樹はまだ90年くらいしか経っていない。

それでこのサイズ。ということはバス通りの42本もまだ90-100年ほどしか経っていないのだろう。

我が家の前から急な坂道でこの坂を登ったところは、ベッケンナム・プレース・パークという広大な公園がある。1900年初めまで、此の公園は大変なお金持ちの庭であり私たちのストリートは此の金持ちの広大なる地所だった。それからあちこち土地の切り売りをして公園の周りに住宅地ができ、町が出現。

このロンドン郊外の町は今から90年から100年代に出来上がった。

ライムツリーは英国の街路樹としては一番ポピュラ―な木で、夏の道路の照り返しの暑さにも冬の寒さにも強く、どこでも見かける木なのだ。

昨年9月から我が娘宅に滞在しているユクレイナ(Ukraine)のおばあさんと孫のマックスはもうすっかり慣れて、私をナナ(おばあちゃん)と呼ぶ。彼のおばあちゃんはロシア語で呼ぶから混同しない。

此のユクレイナのおばあさんがこのライムの花をいっぱいとってきて、鍋で煮出してハーブティにした。色はコーヒーのように濃い茶色だが味は全然しない。中に蜂蜜などを入れて飲むそうで、咳と解熱に効くそうな。

国が違うといろいろ変わったことも知って面白い。

先週末 訪ねた友だち夫妻が連れて行ってくれた、カペルマナーの大庭園にとっても変わった木があった。

 

触るとやや硬いような木の実がいっぱい下がっている。グーグルで調べてみたら、コーカシアン・ウイングナッツ(Caucasian Wingnut)というそうだ。

やっと暖かくなってきたこの2-3日、昨夜は蒸し暑くてとうとう窓を全開(英国には蚊がいないから窓を開けても心配ない。)して寝たら夜中の1時にあまりの寒さに目が覚めた。日中もTシャツ一枚で外出できるが、日陰に入るとス―と涼しくうすら寒い。これだから英国の一般家庭には冷房装置がない。


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