Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

南アイルランドの旅 (13) Ballycarbery 城

2010-09-11 21:42:49 | 南アイルランド旅行 2011

キャンプサイトに面している遠浅の海は一方から川が流れ込み大小の島に囲まれた内海で、遠い向かいの海岸に崩れたバリーカーベリー城(Ballycarbery Castle)が見える。バレンシア島へ行った翌日、このお城まで歩いてみることにした。
Cahersiveenの町に沿って流れている川を横切らねば対岸へ行けない。町の警察隊宿舎のお城のような建物の前から長い橋がかかっていて、午前中は干潮のため川の水も少なく、川淵の石原が乾いていた。
夏の間は活躍しているらしい、陸海両用の船は川淵に乗り捨てられたまま誰もいなかった。



キャンプサイトから町まで1Km,橋からお城まで3Kmあり、なるべく近道をと川ぶちを歩いた。途中から道もなくなり石原を歩いたり、牧場のふちを歩いてお城の近くの農家にたどり着いた。周囲は柵で囲まれ、農家の庭を通らなければお城に行けない。たまたま家から出てきた奥さんに庭通過の許可を請うと快く案内してくれた。このあたりは河口か内海かわからない広く遠浅で牡蠣の養殖をしていた。



お城は14世紀に建立されたが今現在の壊れた建物は16世紀に再建されたものという。18世紀に政府軍の攻撃を受けた歴史を持ち19世紀にはこの城の横に住居が建てられたが20世紀に入って廃墟になったものだとの事。城は自由に入ることも上ることもでき、まだ壊れていない石の階段で2階へ行くことができる。
お城の壁を覆っている蔦はその根元が太く何年かかってこんなに成長したものか?








城の近くからCahergall FortとLeacanabuile Fortという2つの完全な形の城砦がみえる。歩いてゆけばまた何Kmかかるかわからないから城砦へは行かず、帰りはメイン道路を歩いて帰った。

橋にたどり着いたときは、満ち潮になってきているらしく、水は川上に向かって急流になっていた。橋の下では水が渦巻きを巻いている。





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