Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ハンガリーの温泉宿

2014-12-26 15:50:12 | 思い出

今冬も10月にはポルトガルへ越冬旅行に行こうと計画していたのに、亭主は5月に受信した病院の外科医の勧めで鼠径ヘルニアの手術をうけることになっていた。その手術日が決まったのが5ヶ月後の10月末、11月末に術後一ヶ月の受診があるから今年のポルトガル行きは12月になった。

おまけに10月半ばから腰痛を訴えていた亭主は手術後ベッドでまっすぐ眠れないほどになり、検査の結果腰椎の骨の老化と椎間板が薄くなり坐骨神経に触っているためと判り、早急に症状軽減の方法がないと言われた。

痛みが無くならない間はキャンプに出る気にもならないから、毎日痛み止めを飲んでリクライニングの椅子で眠る日々だった。

もう7週間も治らないので温泉療法はいかがなものかと思い立って、127日からブダペストの温泉ホテルへ出かけた。

ロンドンガトウィック空港から1時間半でブダペストの空港につき、空港から出ているシャトルバスでたどり着いたのは夕日もとっくに沈んだ10時近く。

巨大なホテルはもうとっくに真夜中のようにレセプションに一人の職員がいるだけ、薄暗くて、もしやインターネットで騙されたのかと思ってしまった。

ベッドルームはやたらと暑く、暖房を止めてベランダの戸を開けて冷気を入れる始末、ふたりとも疲れきって12時近くには寝てしまったが、夜中の4時には痛みで眠れない亭主の唸り声で起こされてしまった。

翌朝8時にレストランへ朝食に出かけてたくさんのお客がバイキングの朝食を楽しんでいるので安心した。

 

 

ヘヤに備え付けられているバスローブを水着の上に着て、ホテルのレセプションを通って温泉や治療室のあるブロックへ行くと真っ白のタオルを一枚ずつくれる。

 

温泉は流れ落ちている熱いお湯だけがわずかに硫黄の匂いがするが、室内には匂いがしない。お湯は熱いと感じるのは入った瞬間だけですぐ慣れてしまって熱くもぬるくもない。

温度は389度くらいで何時間入っても湯のぼせすることがない。

 

温泉周囲の長椅子に伸びて読書も良し、昼寝も良しで毎日朝から夕まで入っていた。

温泉の他には泡がぶくぶくのジャグジーや水泳プール、スチームルーム、サウナがある。

これらはホテルの料金に含まれているから、何時間入っていても良いが、このホテルは医者、歯医者、眼科医、美容整形、リハビリテーションなど有料の設備もある。興味の有ったのはお湯の中に浸かっていると小魚が足の古い皮膚(垢)を食べてくれるというものと塩の洞穴のスチームルームというもの。どちらも興味だけに終わって未だに残念。

 この温泉ホテルはドナウ川の中の島にあり湧き出る温泉はカルシウムやミネラルに富んでいて,胃に良いという。小さなプラスチックのカップが備え付けてあり食前に飲むのを薦めていた。

  

ホテルの裏側から都市バスが出ていて近くの地下鉄駅まで運んでくれる。この駅のすぐ近くに巨大なショッピングセンターが有りその名もウエストエンドという。中に入ると英国で見かけるお店やブティックが並んでいて、ここがハンガリーということを忘れてしまいそう。クリスマス間近だからデコレーションもクリスマス。

 

地下に巨大なフードコートがありホテルの夕食の10分の1くらいの料金で満腹、あらゆる国の食べ物のオンパレード。そしてウイークデイのお昼過ぎというのにこの沢山の人出はどうしたものか?

 1週間温かい温泉で筋肉が緩んだものか帰国する頃には、亭主の痛みもずいぶん楽になったといい、やっとポルトガルへ出発のめどがたった。

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