Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ドラゴンボートレース

2019-11-01 23:08:28 | 思い出

私がまだ日系の会社で働いていた90年代の終わりころ、毎年ファン・ランと称してセントポール大聖堂の近くの川渕からウエストミンスター(ビックベン)の橋を渡って、南の川渕を一周するチャリティランニングをやっていた。

これは会社とは関係なく自然にできたクラブ活動で、その時に押されてキャプテンになったデビットG によそのチャリティ企画からドラゴンボートレースに参加要請が舞い込んだ。

ボートでこぐ人20人にボートの前で太鼓をたたく人ひとりの最低21人が必要。

ランニングで知っている若くて力のありそうな男性を集めたが、その時会社にできていたラグビークラブの男性10人ほどにも声をかけて出てもらうことにした。

 

 

ドックランドのドック(船が停泊するところ)はもう使われなくなって数十年。サッチャー首相が音頭取りしてこのドックランドをモダンなオフィイス街に変えた。

このドックの一つで日曜日の朝からレースが行われる。

若い独身の人たちが多く、総勢30人を超えた。太鼓をたたくのは私。男性群の中では紅一点何しろ私が一番軽い。

対戦するのはシティの会社や銀行など4社が集まった。

 

大きな男性20人と私が乗り込んで、出発点500メーターくらいのドックの反対に向かった。乗った初めからボートは水際迄10センチくらいしかなくちょっとの揺れでも水が入ってくる。

ちなみにこのドックの水は緑色をしていて、落ちたらやばいなーとは思っていた。

案の定50メーターも行ったところで船は沈んでしまい、皆救命具を付けているから水面に浮かんで、ワン。ツー、ワン。ツーと言っている。

応援に来た友達や家族は腹を抱えて大笑い。

 

 

助けのボートが来るまで、皆水の中で結構楽しんでいた。

 

さてもとに帰って乗組員の再編成。キャプテンのデビットGは皆を一列に並ばせ、”体重100㎏を超える人は右に出よ ””と言ったらラグビー部の6人が並び出た。それで対戦4回のうち一回に二人づつ載せあとはトータルで18人に絞った。

こうして4回戦、4連勝。

友達や家族は大喜び、もちろん戦ったクルーも大満足で、キャプテンのデビットGは習慣にのっとって胴上げされ、ドックの中に放り投げられた。懐かしい思い出、写真はまだデジタルになっていなかった時代の話。

 

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