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Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

スペインの旅 (20) サラマンカ その2 (Salamanca)

2010-09-29 15:28:30 | キャンパーヨーロッパ 2010年


サラマンカの3日目、雨の日曜日朝10時のバスで町の見物に行くことに決めた。バス停で急に思い出したのはスペインはポルトガルと一時間差が在るということ。丸2日間テレビはNHKばかり見て、誰とも話していないから今だにポルトガルの時間だった。バスは2時間に一本しか来ないから後一時間待たねばならぬ。
12時のバスで町のメインバス停についた。ストリートは長い石廊になっていて雨が激しい今日はとってもありがたい。



石廊の途切れたところで前方に巨大な教会が見えた。ここはサン・エステバン(女子)修道院でちょうどお祈りの時間だった。教会で祈ったことの無い私だが、この日は日本の為に心から祈った。









この旧市街には教会や大聖堂、修道院がひしめき合っている。それぞれ12世紀から18世紀までの歴史的建造物で、雨の中でも観光客と教会で祈って出てきたスペイン人で賑わっていた。



旧市街の車禁止の道路わきには、お土産屋さんとレストランそれにこの巨大なハムを売る店が軒を並べている。






マヨール広場は四方がアーケードになっているスペイン一美しい広場といわれる。ここは18世紀の建物で、北側は市役所になっている。この日雨のためもあってアーケードが込み合いアーケード内のレストランもひどい込みようだった。







二匹の犬を連れた婦人はかわいい犬たちがぬれてはかわいそうだと思うのか小さな帽子に傘までかぶせて、道行く人がみんな立ち止まってみていた。こんな人は死んでも愛犬に遺産を全部残すのだろうなー。







カテドラルは新旧隣り合っていて古いほうは12世紀建立、新しいのは16世紀に図案作成から18世紀に完成したというから気の長い話だ。正面ドアの彫刻は当時では超モダンな図案といわれたそうだ。残念ながらどちらも閉まっていて内装が見られなかった。






この大聖堂の近くスペイン一古い大学が在るというが、雨と2時間に一本のバスでは帰りが心配で、あせって4時のバスで帰ってきてしまった。又いつかここの近くへきたときはゆっくり周ってみたいものだ。






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スペインの旅 (22)サンタンデルから英国へ (完)

2010-09-28 21:37:26 | キャンパーヨーロッパ 2010年



スペインの北部には西から東に向けて、2200から2500メーター級のコーディリエラ・カンタブリカ山脈がそびえ、どの山の峰も3月といえども白銀が輝く。気温は低く南スペインとは10度以上の温度差があった。それでこの夜キャンプしたアグイラ・デ・キャンポーのサイトは松林の中で色を添える花一つなかった。







スペインのキャンプサイトはポルトガルよりも各段に高いが、値段に比して設備はよくない。このサイトも19.1ユーロもしたのにシャワーもなく、食器洗い場も洗面所にもお湯も出ない。夜間はトイレの電気もつかず、これならどこかの空き地で野宿するのも大して変わりない。ただ電気をひいているからテレビが見られ真夜中までNHKを見ていた。

このサイトの犬はかまって欲しいのかキャンパーの周りをうろうろし、外に出てみると入り口で脱いだ突っ掛けが片一方だけ無い。”あのいたずらめ”と追いかけていったら50メータほど離れた彼の住処の前に放ってあった。キャンパーの窓から洗濯物を干したら飛び上がってティーシャツを引き落とし、どこかへ引きずってゆこうとする。私が怒るものだからこのいじけた目つきがおかしい。









このアグイラーの町は城下町で城のふもとに城砦で囲まれた旧市街が見えた。しかし天気が悪く寒くて観光どころじゃない。サンタンデル目指して風雨の中を走った。




サンタンデルの郊外にあるキャンプサイトへ行ってみた。受付が閉まっていて英国ナンバーのキャンパーが4台停まっていた。たまたまシャワールームから出てきた婦人が、”こんなに高くてひどいところは無い’”電気代4ユーロで電圧が低くてお湯も沸かせず、シャワーはコントロールが利かなくて熱湯か冷水、そして一泊27ユーロもする”という。
諦めてサンタンデルの町の中心へ行くことにした。
途中に犬を預かるホテルなのかそれとも捨て犬の収容所なのか金網の向こうにたくさんの犬が居ていっせいに吠え立てた。捨て犬にしてはどの犬も立派だけれど、預かっている犬をこんなに一緒くたにして置くのはおかしい。




帰国の前夜はこの宇宙船のようなスポーツセンターの駐車場でキャンプして、翌日夕方サンタンデルから出航した。豪華なフェリーだけれど、24時間のうち20時間くらいは寝ていたから、あまり思い出が無い。






翌日18日の夕5時半にポーツマスの港に着き、一目散にロンドンへ向かった。あたり一面桜と水仙が満開で久しぶりの夕焼け、やっぱり英国はいいなーと感無量だった。






4ヶ月半にも上る今回の旅でも帰宅してみれば、まるでどこへも行かずにずーと生活していたような気がする。まずは無事に帰って来れたことに二人で乾杯!!!





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