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Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びポルトガルへー海岸散策

2018-02-25 14:56:42 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

 

先週素晴らしく暖かい日、急に思い立ってモンテゴードへ行くことに決めた。山手に行けばレストランもお店もないから今日は海岸線からモンテゴードの町中で昼食に決め水のボトルとカメラだけで10時半過ぎの電車に乗った。

 

カステロマリームの駅は最終点のの2駅前、ここからいつも歩くのは北へ向かうがこの日は正反対の海岸へ向かう。

駅から海岸までは2㎞程、途中に素晴らしいお家が並び、特にこのモダンな住宅の前庭が見事。

 

 

 

非常によく手入れされた庭はあらゆる種類のサボテンで、只ただ感心して写真を撮りまくった。

 

海岸へ着く前の松林の中を歩く。この日は風もなくティーシャツで歩いても寒くないどころか、日焼けが心配な亭主は長そでシャツで出かけた。

 

 

海岸へ出ると遠くにモンテゴードの独特のホテルが見える。この写真は望遠で撮っているから距離感がないが、海岸線はヴィラ・リアルまで延々と伸びている。

 

 

 

後ろを見ればたくさんの人々が砂浜や水際を散歩している。この海岸もどこまで伸びているのか見当もつかない。

 

 

上の写真の水平線の最先端がヴィラ・リアルの河口。

 

 

海水が流れてできた自然の砂模様。

 

 

波打ち際にはいろいろな貝殻や小さなウニ、魚の死骸などが打ち上げられて、カモメやチドリがえさを求めて歩き回っているが、驚いたことにゴミが一切落ちていない。最近大きなニュースになっているプラスチックやビニールのゴミは一度もみなかった。

もしかして海岸を毎日掃除している人がいるのだろうか? 

 

モンテゴードを通り過ぎると人影はだんだん少なくなり砂浜には波が残した面白い模様が伸びている。

 

気温は20度くらい、直射日光の下では風がなければ汗ばむくらい暑い。ヌーデストの男性二人が楽しそうに泳いでいた。

 

 

ヴィラ・リアルの河口が近くなってきたので砂丘に上がり町への近道を探すが、松林の下草は2メーター以上もあるブルームの藪に覆われて通れそうな道は一切ない。

 

歩きにくい砂丘を散々歩いてとうとうフリーのキャンプサイトを見つけた。そこからまっすぐ伸びている道を行くと道端の藪はミモザの花盛り。このミモザはタヴィラで見るのとは違う。

 

 

このまっすぐな道をてくてく歩いて遠くに町が見えるからあそこがヴィラ・リアルの町だろうと見当をつけた。ところが

 

 

その町は対岸のスペインの町・アヤモンテだった。とうとう川渕についてアヤモンテの町だと気が付いた時はガックリ、まだ相当歩かないとヴィラリアルの町中へ着かない。

 

 

道端のサボテンにプリックリー・ペアー(サボテンの実)がたくさんついてとってもきれいに見えるが今まで食べたことは無い。

 

 

アヤモンテの町を横目に見ながら数キロ歩いてやっと町の入り口へ着いた。

 

この高い煙突がヴィラリアルの郊外の目印、ここからまた3kmほど歩いて午後2時過ぎピンゴ・ドーシーのキャンティンにたどり着いた。

このキャンティーンは安くて私の好きなポルトガルの食事が食べられる。いつもは食べないチョコレート・パフまで食べてしまった。

 

町中に今まで見たことの無い木の花が咲いていて、しばし見とれてしまった。

この日の全行程は18kmだった。

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再びポルトガルへータヴィラのマーケット

2018-02-24 22:23:03 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

 毎月3週目の土曜日にタヴィラの広場で露天市が開かれる。これが楽しみで、この日が待ち遠しい。不思議なことに過去5年間10月から3月までのこの日々に雨が降ったことは一度もない。

 

今回はこのマーケットで売り出されるいろいろなものを紹介してみたい。

今がしゅんのオレンジはこの果物屋で見られるように1㎏が50セント、ショッピングカートを持って行って5㎏は買う。それにアボカドも今が収穫期、まだ固いグリーンのを買って暖かい場所に並べておくと柔らかくなり食べごろになる。木で熟れた実を収穫することは無いらしい。

数年前アボカドの木がいっぱいあるスペインのキャンプサイトで、何時収穫するのを聞いたら、まだ固い間に採ってしまうとのことで驚いたものだ。

 

下着や靴下、パジャマ、シーツなど何でもありで、とにかく安い。

 

日用品の小間物、中国製が多くてバッテリーなど結構高い。

 

 

ポルトガルのお土産または日常に使うテーブルクロスや布巾など。町中のお土産店で買うよりは確実に安い。

 

 

ポルトガル独特の模様の食器、きれいだけれど重いし欠けやすいから絶対買わない。

 

 

ポルトガル産のチーズは結構値段が高いし、好みがあり亭主は英国のチェダーチーズが一番だと固く信じているからこれは買わない。

 

 

このマーケットではローカルの人たちより、このタヴィラに移住した外国人やキャンプサイトからの外国人が非常に多い。

 

コルクの皮をビニール加工して作られたハンドバックや財布などあちこちの屋台で売られている。これらもお土産店で買うよりは確実に安い。

 

 

 

春の花が一面の花屋さん、上の写真の花は今まで見たことがない。アジサイが2月から満開なんて、季節感がなくなりそう。

 

 

ニワトリやウサギ、ウズラ、アヒルなどをこんなかごに入れて売っている。でも今まで誰かが買っていくのを見たことがない。

 

 

 

いつも一番人だかりがしているのは、小鳥を売っているお店、色とりどりの小鳥やオウムまでかごがいっぱい。ポルトガル人は小鳥を飼うのが好きらしく、住宅の窓辺などでかごの鳥がさえずっている。この小鳥やさんの周りのにぎやかなこと。

 

 

 

春野菜の苗を売っている店は1月にも青々としたレタスやネギやトマト、ビーンズなど大きくなった苗を売り出していて、まだ英国では地面が凍っているだろうに、さすが南国と感心してしまう。

 

 

私が一番興味のあるのがこの果物の木を売っているお店で、思いつくほとんどの果物の木、例えばマンゴー、オレンジ、レモン、プラム、キーウイ、柿、ザクロ、ビワ、アボカド、カスタードフルーツ、ライチ、など。いつ来ても珍しくて時間をかけて楽しんでいる。

 

 

これはドーナッツの生地みたいのを油で揚げたもので揚げたての熱々に粉砂糖をたっぷりかけて食べるのだが、ポルトガル人は甘いものが好きで、糖尿病患者が非常に多いと聞いている。

 

コルクの台にポルトガル独特の模様のタイルを張ってあるテーブルウエアー。お土産にぴったりでもう10枚以上も買ってしまった。

 

 

 

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再びポルトガルへートア・デ・アルガーヴ

2018-02-22 12:10:07 | 再びポルトガルへ2017-2018

昨年もテレビで放映された、インターナショナルのプロサイクリストを集めたトア・デ・アルガーヴが行われた。

土曜日の午後4時半過ぎにタヴィラの通りが終着点で、朝8時前から通りを通行止めにし着々準備を進めていた。

 

 

テレビのためにこの高い起重機を設置しててっぺんに大きな受信機をつけてある。

 

午後3時過ぎに行った時は、通りから駐車場は車で満杯。

 

 

アルガーヴのポリスが総出じゃないかと思うほど、ズラーと並んで写真を撮っていた。

 

まだ1時間半以上は待たないと自転車のグループは来ないと思うのに通りはびっしり人々で埋まっていた。皆赤い帽子に赤いカスタネットのような応援グッズを持っている。

 なぜかあと1時間も待たないといけない頃に警察のバイクが走って来て、観客は大喜び。歓声が上がっていた。

 

スポンサーがお金があるせいかいろいろ応援グッズをくれる。こうして皆に分け与えていた。私も赤い帽子2枚と赤い手のカスタネットを2個もらい孫へのお土産。

 

待っている間のエンターテイナーは一輪車に乗って走り回る若い男女。いろいろ曲芸をして見せてくれる。

 

午後4時過ぎの巨大テレビスクリーンではタヴィラから20㎞離れたカステロマリームを走る抜けるサイクリングの一団が映った。すると4時半ころにはやってくるだろうと思われる。それ以来テレビでは一団が走っているところを見せてくれるが早口のポルトガル語では全然判らなかった。

先頭チームがやってきて周囲はにわかににぎやかになり、一瞬の間に自転車が通り抜ける。いったい誰が誰だか判らない。あっという間にすべては終わってしまう。

 

 

表彰式が行われるスクエアに張り出されたポスターと一輪車。5時頃からスクエアーに人々が詰め掛け表彰式がはじまった。

イエロージャージーはオランダ人だったらしい。各色のジャージーによってこの日一日の勝者や、全体のコースでの勝者、スカイチーム内の勝者などいろいろカテゴリーがあるらしい。

ホワイトジャージーのプレゼンテーション。

ブルージャージーのプレゼンテーション。

 

レッドジャージー

 

スカイチームの勝者

 

最後にすべての勝者が集まって、大きなシャンペンボトルを振り回しシャワーを浴びていた。

 

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再びポルトガルへー土曜日のコンサート

2018-02-20 21:55:02 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

毎週土曜日の夜1時間、タヴィラ音楽学校が主催する種々のコンサートが教会で開催される。

 

先週は聖フランシスコ教会でファドのコンサートがあった。聖フランシスコはポルトガルやスペイン語でサン・フランシスコという。アメリカの西海岸サンフランシスコはこの聖人の名前を付けただけ。

 

ここタヴィラではやや大きめの教会で最近内装を更新している。

 

 

 

祭壇周囲もまだ改装されていなくてあちこち傷みが激しい。

 

 

天井だけはきれいに仕上がっている。

 

ファドはポルトガル独特の歌でポルトガルギターと普通のギターの伴奏で、恋歌などを歌う。日本の演歌に似ている。

 

ファドは聞いていても何を歌っているのかが判らないが、ポルトガルギターの奏者が非常にうまく

彼らだけの演奏では拍手が鳴りやまなかった。

 

さて次の週末はマーケットの日とサイクリングが重なった日で、サイクリングの表彰式を見たその足で、教会へ向かった。

 

この夜は音楽学校のピアノ教師ㇽイッシュが演奏する日。

 

 

この教会は相当古くて両側の壁のブルーのタイルが有名。ポルトガルではブルーのタイルがほとんどの公共建築物に見られる。

 

この日のㇽイッシュが演奏するのは1930年代のドイツ無声映画の伴奏で、1930年代にモダンな未来映画メトロポリスが作られただけでも素晴らしい。

映画は3時間近くになるがそれを50分に短縮してルイッシュが作曲したピアノ曲を聞きながら映画を見る。映画は会話のドイツ語がスクリーンに映るがその翻訳もポルトガル語で全然わからない。

ルイッシュは楽譜なしで画面を見ながら素晴らしい演奏をして、まったくこんな片田舎に埋もれさせるのが惜しいくらいだった。映画は会話が判らなくても、画面を見ていてほとんど想像がつくが、帰ってインターネットで調べて見たら、ストーリーがよく分かった。もう一度見て聞いてみたいコンサートだった。

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再びポルトガルへーアーモンドの花

2018-02-19 11:33:59 | 再びポルトガルへ2017-2018

一月末から咲き始めるアーモンドの花は2月中旬が真っ盛り。どこを見ても必ず薄いピンクの花が目に付く。毎日晴天の続く2月半ば二人で長距離散歩に行った。

 

道端に咲くこの花、野生の花とは思えないが草むらに目が覚めるような色彩。

 

鉄条網の向こうのレモン畑、こんなにたくさんなっていてそれでもお店で買うと結構高い。

最近はNHK のテレビで見せてくれた新鮮なキャベツを千切りにしたのにレモン一個を絞り小さじいっぱいの砂糖とオリーヴ油でおいしいサラダができる。キャベツは生が一番胃に良いそうだ。

 

やっぱりたくさんなっているレモンの中にはこんな異常な形の実もできるのだ。

 

レモン畑の一角、アーモンドの花が満開。黒いのは昨年なったアーモンドの実がそのまま枝にしがみついているからだ。

 

ミモザの花も咲きだした。3月が最盛期だけれど早咲きの花が素晴らしい。

 

 

桃畑も満開になってきた。実が実るころにはこの国に居ないので、いったいどれほどの大きさの桃の実なのか判らない。

 

桃畑を開墾したときに出た巨岩を道端の塀の代わりに積んだもの。こんな岩を動かせる機械がすごい。

 

 

道端の草むらのそこかしこに咲く野生の水仙。英語でナルシシスという。ギリシャ神話に出てくる美少年ナルシシスが自分の美形にあこがれ、水面に我が身を映して見とれているうちに水没死したのを、かわいそうに思った神様がこの花に変えたのだとの神話。

 

田舎のオレンジ畑とオリーヴ畑の中に立つずらっと並んだ電柱の上には、コウノトリ達が大きな巣をかけ、一羽が帰ってくるたび嘴を打ち鳴らし ’お帰り’ の挨拶、遠くまでカチカチという音がこだまする。

 

もう乳離れした子牛の群れ、人間にすればティーンエイジというところ。まだお母さんが恋しいかもしれない。

 

高速道路下のトンネル、落書きはここでもか!!と思わせるが結構上手な絵で マーいいか。

 

道端のアーモンド畑。白い花のアーモンドは甘くておいしいが、ピンクのきれいなのは苦くて食べられない。だからアーモンド畑の花はピンクのよりも寂しい感じがするのは仕方がない。

 

道端に突き出たこの鈴なりのレモン。昔ダークダックスが歌っていた ’幼馴染の思い出は青いレモンの味がする。思わずこの歌が口をついて出てきた。

丘を埋めるオレンジ畑。多分この春植えた若木で2-3年はかかるだろう。

もう樹齢100年以上は経っているオリーヴの並木、こんな木々が田舎には多い。

 

 

 

国道わきのピンクのアーモンドの花は鑑賞用、巨大な木になっていた。

 

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再びポルトガルへーフーパーの求愛

2018-02-17 23:16:59 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

3月のはじめ、キャンパーからやや近い草むらにフーパーが3羽いるのを見つけた。

早速カメラをもっていったところ、3角関係はうまく話し合いがついたのか、2羽だけになっていた。

今まで一羽づつしか見たことがなかったから、比べようがなかった。今回2羽が一緒にいるとオスはくちばしが長い。すぐ彼はマッチョ君と名付けた。

メスはマッチョ君と比べるとくちばしは短く、口の横に白い斑点が見える。時々頭のとさか?か冠が立って、マッチョ君に ’いかが、私って素敵でしょ” と見せびらかしている感じ。

 

マッチョ君は草むらの土をつつきまわして食べ物を探しているらしい。 虫かミミズか掘り当てると急いでメスのところへ走って行って、彼女に口移しで食べさせている。

 

これはまさしくマッチョ君の求婚であり、彼女がえさをもらうことで、結婚の承諾を得たのだ。

マッチョ君は何度も何度も広範囲を歩き回ってえさを探し回り、せっせと彼女に口移し。

彼女の方は時々土をつついたりしているが、明らかに彼のプレゼントを待っている。

 

マッチョ君がえさをくわえてやってくると、彼女は雛がやるように大きな口をあけて ” 早く、早く ” と急き立てていた。

私の方、30分以上も写真を撮ったりビデオに収めたりでもう十分と帰ってきた。

さてそれから1週間後、キャンパーの近くに2羽が現れ、木の下の草むらを歩き回っている。

マッチョ君の方は忙しそうに足早であちこちつつきまわるが、決して彼女に口移しのえさをやらない。それでも彼女の方は新妻らしく嬉しそうにマッチョ君の後を追いかけまわしていた。

これって釣った魚にえさはやらないという昔の日本男性によく似ていると思わない?

 

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再びポルトガルへー古物市とフリーキャンピング

2018-02-17 15:16:03 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

 

先週の土曜日、魚市場へショッピングに行った。久しぶりに行ったので、毎週土曜日にマーケットの周囲で古物市、骨董市が開かれるのを忘れていた。

 

 

殆どは地面に置いてあるだけのガラクタが多い。最近テレビではこんなガラクタから何万ポンドもする宝物が見つかったりして、そんなものを見ると亭主が、’お前はどうしてあんな宝物を探してこないのだ’ という。

 

太陽があたってキラキラしているクリスタルのディカンターがあまりにきれいだったから写真を写したら、 ’10ユーロ払え” と出店のおじさんが言った。

写真写すのに?と聞いたら笑ってジョーダンだよ。 アーほんとにここがアラブの国でなくて良かった。

 

 

こんな物に興味のある人には面白いかもしれない。そしてこの辺りでスペインのきれいなタイルを売っている店で、値段を聞いたら一枚50セントだという。

すっかり舞い上がって20枚欲しいと言ったら、床に広げてあった8枚だけが無傷であとは全部どこかが欠けているという。どうしても欲しくて8枚だけ買った。

’帰国したらテーブルトップにするのだ´とキャンプサイトの友達に見せたら ’だれが作るの?’ と聞くから ’もちろんポールが’ ”彼は作るのを知っているの?” ”いやまだ知らない“ そこでみんなで大笑い。

 

こんなどこかのお屋敷から盗んできたような素晴らしい椅子や

 

スパニッシュダンサーの着るきれいなドレスも売られている。

写真の手前に見える切り石はどこかの遺跡から盗んできたのかもしれない。

 

古いオリーヴ油を入れる壺はヨーロッパのお屋敷やレストランの装飾に人気がある。

もう14年も前、初めてポルトガルへキャンプに来た時、キャンパーの隣に住み着いていたオランダ人は、農家を回って古い壺を買い集め、ヴァンに積んでオランダへ持ち帰り、売るのを生業にしていた。こんな仕事もあるのかとつくづく感心したものだ。

 

テレビなとで投機の対象になるアフリカの木彫りの面、私にもう少し骨とう品を見る目が有ったなら・・・と考えてしまう。

初めて見るような面白い容器や、道具を見て歩くのも楽しい。

マーケットのコーナーは強い春の日差しの下、コーヒーを飲んでくつろいでいる人たちが多かった。

 

 

古本屋、レコードの屋台。

 

 

 

魚市場や骨董市の周りに無数のキャンパーが駐車している。彼らはここで無料のキャンピングをしている。この駐車場は電気も水もないが、魚市場にトイレの設備だけはある。キャンパーにはトイレもシャワーも台所もついているから、こんな場所で停車、キャンプしていれば安く生活できるだろう。でも水の補給やトイレを捨てる場所などどうするのだろうと不思議でならない。

 

キャンプサイトから一番近い踏切の真横に小さな小屋がありおじいさんと犬2匹が生活している。

水や電気はあるのだろうか? 入り口は狭そうだが石造りの奥行きはありそうな小屋だから、楽に生活しているのかもしれない。

ショッピングモールの近くに、小さなドイツのヴァンが駐車してもう10年近くになる。

小さなドイツ人のおじいさんがこのヴァンで生活している。最近汚れた服を着たまま早歩きかジョギングのつもりで道端をよたよた来るのを3回も見かけた。10年も生きているところを見ると、年金をもらって食料が買えるのだろう。自由な生活をしているのかもしれないが、やっぱり精神異常に見える。

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再びポルトガルへー悪天候。

2018-02-11 11:08:04 | 再びポルトガルへ2017-2018

つい3日前まで毎日晴天が続いて、キャンプサイトの片隅のオレンジとオリーヴの木々が茂る運動場で、ラジオ体操をしていた。

 

3日前から急激な天候不順、強風と絶え間ないにわか雨がやってくる。朝夕お構いなしの雨でこんなに雨が降り続いた年はポルトガルで越冬してきた過去9年間で初めて。雨が降っても風が吹いてもラジオ体操をやめない6,7人はビニールの天幕が張ってある砂場(テント用)で体操とストレッチ、それにおしゃべりで楽しんでいる。

この3日間体操に来ないマイクはどうしたのだろうと話題になったら、彼からメールが来て、彼の運動靴の底が破れて水が漏るようになった。新しい靴を買わなければいけないが雨がひどくて・・・と言ってきた。思わず笑ってしまった。

ストーム・エマと名付けられたこの嵐はヨーロッパ各地で雪を降らし、英国では交通マヒや停電などを招いている。

昨夜BBCのテレビで1963年の大寒波の様子を1時間にわたって放送していた。この時は12月26日に降った雪が溶けぬ間に豪雪と寒波に襲われた英国全土は、2か月間寒波が去らず、孤立してしまった町村にはヘリコプターでの食料移送と急患の移送を行った。

この時はテームズ川が凍り北海の海辺も氷で覆われ、小鳥や海鳥がえさを探せなくて何万羽も死んだそうだ。この時オランダもすごい寒波でオランダには山がないから雪こそ積もらないがすべてが凍ってしまったと、オランダ人のヤン夫妻が話してくれた。

この1963年は私が福井の日赤病院で看護学校へ入った年、福井の山奥の村では積雪7メータになり雪の重みで農家が何軒か押しつぶされた。そんな中で3,4歳の男児が3日後に救出されたというニュースが有った。

ヨーロッパと日本では北半球の反対側になるけれどもこの年は北半球がほとんど寒波に襲われたのかもしれない。地球は狭いとつくづく感じながらテレビを見ていた。

 

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再びポルトガルへー悪天候継続

2018-02-09 17:46:07 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

2月末から降り出した雨は、3週間毎日降ったり止んだり、その間嵐が3回もやってきて、大西洋に面した海岸線は高さ9メーターもの高波で崖が削り取られて大被害をもたらしている。

南部の海岸線では竜巻が2本襲ってジプシーの掘立小屋が吹き飛ばされ、100人もの人たちがホームレスになったという。今まで干ばつで心配していた貯水池は満々と水を貯め、国民感情としては ’神様もう十分です。’

 

 

タヴィラの我がキャンプサイトでは、雨で喜んでいたのは向かいのフランス人・ハッピーウィスラーだけ。激しい雨の中で口笛を吹きながらキャンパーの屋根を磨いている変な人。

 

 

 

真夏の警察官用のテント地には天幕が張り巡らされていて、直射日光を防いでいる。この天幕も直射日光にさらされていると2-3年で弱くなってしまい、おまけに3週間ほとんど毎日強風にあおられてボロボロに破れ垂れ下がってしまった。見るも無惨!!!

 

 

 

2月末からキャンプサイトの体操仲間がどんどん帰国していき、今では5人になってしまった。

隣のフランス人もその一人。彼らはこの地に滞在中は小型車をレンタルしていて、オルガニック農家へオレンジを買いに行っていた。彼らの帰国二日前に初めて10㎏で5ユーロのオレンジを買ってきてもらった。このオレンジが皮は薄くて果汁が豊富、スーパーのオレンジなど目ではない。

3週間のうちただ1日だけ雨の降らなかった日に、サイトから北の山へ行った。例年なら3月に入ると山中花盛りのはずが、今年は寒くてほとんど咲いていない。

咲き出したばかりのラヴェンダーを摘んで二日後に帰国する友達へのプレゼント。

 

 

この3か月ほど隣同士で生活したフランス人の愛犬。雨の日も嵐の日にもこの犬と真っ黒のパグを連れて散歩に行っていた。子豚のようにコロコロ太って人懐こい。

 

 

 

 

 

 

NHKのテレビでオリーヴの葉のお茶が体に良いことを知り、インターネットでその効用を確かめた。それで、サイトの隣の広大なオリーヴ畑へ葉を摘みに行った。3月のこの時期にはオリーヴの枝は剪定されて来季の収穫のため手入れされるはず、ところがこのオリーヴ畑はまだ手入れされていない。

葉を袋いっぱいに摘んで足元を見てやっと気が付いた。草むらのあちこちにランの花が咲いている。翌日カメラをもって歩き回り、4種の花を見つけた。どれも高さ10センチ前後、花の色も黄色以外は目立たず、よほど注意してみなければ踏みつけてしまいそうになる。

今年は遅い春が確実に近づいてきた。

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再びポルトガルへーカステロ・マリムからカセラへ

2018-02-08 13:28:28 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

やっと大西洋からの低気圧が去りここアルガーヴも例年の3月らしくなってきた。

あと数週間で帰国しなければならないと思うと一日の晴れ間も見逃せない。

この日は電車でカステロ・マリムの駅まで行き、2月時とは反対に海岸を歩いてタヴィラへ向かう。もちろんタヴィラまで歩いてこられないから、一駅手前のカセラ(Cacela)まで歩く。電車ではこの駅間は6分、しかし駅は内陸にあり、駅から海岸までは2-3Kmはある。

 

 

道端や野原はワイルド・カモマイルの花や黄色のブルームで彩られている。まさしく春爛漫。

 

 

棕櫚の葉が面白い影を作っている。

 

 

工事現場らしいところにできた人工のピラミッドのよう。これが一体何なのか判らずじまい。

 

 この肉厚の葉をもつプラントはポルトガルならこそ、寒冷地では葉が凍ってしまうから野生では助からない。海岸に群がって花が咲いていた。

 

 

黒人女性のモデルを使っての撮影隊が海岸に群れていたが、たった一人のモデルにこの多くに人たち。

 

 

 

久しぶりの太陽のもと、海も凪いで風も気持ちよく、多くの人たちが散歩している。

 

夏の観光客用のいすが山積で、面白いパターンを作っているレストラン。

 

 

砂山の上に長く伸びているプロムナード。途中で出会ったドイツ人またはオランダ人のカップルにカセラまでの海岸道を聞いたところ、途中の川で通行止めだという。

諦めて国道近くまで行き、自転車道を見つけた。地図を持たない私たち、いつも行き当たりばったりでそれでも何とかなる。

 

 

自転車道の横に設置されたテーブルとベンチ、ここで持っていったサンドイッチを食べ、コーヒーを飲んで一息。おなかを空かせた猫の親子がえさをねだる。

 

 

海岸近くの砂地はこの白いブルーム(エニシダ)の最適地らしく一面に白く花が咲いている。

 

 

 

門の上の面白い鉢植え、これならだれでも作れそう。アイディアが素晴らしい。

 

 

お屋敷の前庭のオレンジの木下。こんなにたくさんのオレンジが落ちていて、もったいない。

 

 

 

素敵なお城を摸したホテル、その名もカステロ こんな田舎町で一体どんな人たちが泊まるのだろうか? 高級ホテルなら洗濯ものを前庭に干すことはないだろう。

 

今年の3月は温かくなかったから、サイト近くの枇杷の実はまだ熟れていないがカセラの駅近くのスクエアーではもう食べごろ。残念ながら私の背丈では届かない。

亭主が3個だけ取ってくれた。

 

カセラの駅のタイルはとってもきれいで新しく、壁にタイルを盗んでも写真が公開されるから盗人は起訴される。と書いてある。

こんな壁に貼ってあるタイルが盗まれるとは驚き。無人駅だからだろうか?ポルトガルの昨今は貧富の差が激しい。

 

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再びポルトガルへーパルム・サンディ(Palm Sunday)

2018-02-06 22:59:39 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

今年のイースター(復活祭)は4月1日その一週間前の日曜日はパルム・サンデーと呼ばれる。カトリックが主宗教のポルトガルでは、このパルムサンディからイースターまでの一連の行事が重要になる。

 

聖体の行列は Eglise de L'Ordre Tiers De Nossa Senhora Do Carmo (カルモの聖女教会)から始まる。この教会はクリスマス時に娘夫婦が借りたお屋敷から非常に近いところにあるが、いまだこのパルムサンディ以外に開いていたことがない。

夕方5時から行列が始まるとのことで4時半過ぎに行ってみると教会の周囲は大変な人だかり、そんなに多くの人だかりでもあまり人声のしない静かな雰囲気。

 

教会の前には枯れたラヴェンダーの枝が敷き詰められている。このフレンチラヴェンダーは花盛りの時にもあまり香りはしないが、人々が枯れた枝の上を歩き回ると素敵な香りがあたりに漂った。

 

 

まずはこの楽団が先頭を切って出て行ったが、ほとんど音がしない。パルムサンデーはイエスキリストが貼り付けの刑にされて亡くなったのを悼む行事で、信者にとっては決して楽しい日ではない。

 

 

 

傷だらけのキリスト像などが素晴らしい生花に囲まれて次々に担ぎだされる。

 

最後の像はサンタマリア像でポルトガルやスペインではマリア信仰が非常に篤い。

 

 

 

聖体とともにほとんどの人たちは後に従って行ってしまった。まだ開いている教会の中へ入ってみると金襴のデコレーションにマリア像の天井画、すべてがきらびやかで素晴らしい。

 

 

 

教会内を一回りして写真を写し、行列の後を追った。 最後尾はまだ200メーターほどしか行っていない。後尾の音楽隊は静かな悲しそうな音楽を奏でている。

わき道からビショップスクエアーに行ってみるとキリスト像はこのあたりで止まっていた。

 

ローマ橋の上も枯れたラヴェンダーの枝が敷き詰められ、やっと先頭の楽団がやってきた。

 

 

 

 

信者にとっては彼らのすべての罪を背負って死刑になったキリストを悼む日。楽しかろうはずがなく、なんとも静かな行列だった。

この十字架を背負っていくキリスト像を見て、ずっと前に見たベンハーを思い出した。一昨年久しぶりにDVDでベンハーの映画を見て、あの映画が刑場へひかれていくキリストを描いているのを初めて知った。

 

 

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再びポルトガルへーファーロビーチ( Faro Beach)

2018-02-05 10:26:25 | 再びポルトガルへ2017-2018

 まるでイギリスの真夏日のような3月末、11時半の電車でファーロへ行った。電車は2時間に1本しかない。

以前からファーロのビーチは素晴らしいところだと聞いていたから、一度行ってみたいと思っていた。駅前からバス停に行って聞いたところまだ30分も待たなければならない。

 

 

ファーロのビーチは空港の後ろにあるのを地図で確かめてあった。駅の後ろに鉄道と平行に走っている歩道を歩くと高いウオータタワーが見えてくる。ほらあそこの近くだよと亭主に騙されビーチまで歩くことになった。

 

途中のフリーキャンプサイトの花壇にラヴェンダーが咲き始めた。

 

 

以前はどんな落書きにも拒否反応を示したものだが、こんな素敵な落書きにはその才能に感心してしまう。

 

 

道端のオレンジの木に実が実っているのに、花が咲いていた。オレンジの花はとっても良い香りがする。

 

 

一時間ほど歩いたらファーロ空港の前に着いた。そこからビーチは空港の滑走路の2辺を行くことになるとは思ってもみなかった。

 

 

空港へのメインロードのラウンドアバウトにこんな面白い群像がたっている。すべての人たちが空を見上げている。宇宙船とかが飛んでくるのを見上げているのかしら。

 

 

道路を挟んで空港に着陸する目印。夜は電気がコウコウとついて着陸地点を示すのだ。

 

 

 

 

空港はずれから西に2マイル四方ほどの湿地帯はアルガーヴ一体の自然公園になっていて、道路際にたくさんの車が駐車していた。私たちもその道を真っ直ぐ歩く。遠くにフラミンゴの群れが3つ見え、手前の群れは全部片足で立ったまま頭を体に突っ込んで昼寝の真っ最中。

 

 

 

道の最終地点にはバードウォッチング用の2階建ての小屋がある。この時は引き潮のためどんな小さい鳥一羽も見えなかった。これより先は高級ゴルフコースになっている。

帰りの真っ直ぐな道の遠いこと。

 

 

 

 

ファーロビーチはメインランドと平行に細長く伸びている砂地の島で、中にはキャンプサイトもホテルも一般の住居もあるがこの長い橋で結ばれている。

海岸の砂浜はあまり広くなく、特にここでなければというほどでもない。

こんな細長い平らな島は高波が来たら一変で消えてしまいそう。そんなときが無いよう祈るしかない。

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再びポルトガルへー3月のマーケット

2018-02-04 17:10:42 | 再びポルトガルへ2017-2018

毎月第三週目の土曜日開催されるオープンマーケット、4月初旬に帰国するからお土産を買うのにも、と楽しみにしていた。

この土曜日は、このタヴィラに落ち着いて5年間初めて、土砂降り強風で、それでもマーケットが開いているかもと少しだけ期待して行ってみた。

広いマーケット・スクエアーは出店が一軒だけー八百屋さんだった。

風を遮る石塀の隅に小鳥を売る出店が2軒、野菜の苗を売る出店を2軒見つけた。それで以前から欲しかったトマトの苗一本が15センチくらいのを6本頼んだ。あまりお客がいないせいか、おばちゃんは8本入れてくれ1ユーロ25セントだという。

ほかのお土産など諦めて帰ってきた。

3月30日はグッドフライディという。英国では金曜日から月曜日までがイースターの祭日休暇になる。そしてこの金曜日に隣のオランダ人が ”マーケットが開いている” と教えてくれた。

10分後には急いでマーケットへ向かっていた私。2週間前のマーケットが雨で流れたからこの日は今までで一番大きなマーケットになった。そして買い物客にローカルのポルトガル人の多いこと。

欲しかったレースのトップやポルトガルタイル模様のエプロン、野菜も買い込み、とうとう高さ1メータ近くのオリーヴの苗木も買ってしまった。

この苗木にはもうつぼみが無数についていて、今年から実がなるかもしれない。亭主に言うと持っていけないと断られるから、キャンパーの裏に隠しておいた。オランダ人の友達に見せたら、羨ましがって、”ポールがダメと言ったら私が買ってあげる。”という。これだけは持って帰ると強気の私。

 野菜の苗は今まで見たことがないスイカや瓜の苗、ピーマンの苗も売りに出ていて、この国の気候なら何でも育つのだと本当にうらやましい。

来年もここに来ていたら、レモンの木をもって帰るのが私の夢。

 

 

 

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再びポルトガルへー帰国の途

2018-02-03 20:42:12 | 再びポルトガルへ2017-2018

4月3日、半年近くいたタヴィラのキャンプサイトを後にした。スペインの方がガソリンやディーゼルが安いと聞いていたので、スペインまで給油は我慢する。

出発の前日、オーガニックのオレンジ農家へオレンジを10㎏買いに行った。今まで車を持っている隣人たちに買ってきてもらっていたが、ほとんどが帰国してしまい頼める人がいない。それでショッピングトローリーを引いて4㎞ほどの農道をあるく。周りは広大なオレンジ畑、大きな実がなっているのに、来期用の白い花が満開で、あたり一面濃厚なオレンジの花の香り。今季最後のポルトガルの思い出。

スペインの高速道路わきはこのミモザの花がたけり狂ったように咲いていて、これが延々と続く。

道路わきで給油すべきを通り越してしまい、高速をいったん降りてガソリンスタンドを探したところ、20㎞も遠回りして戻ったはずが道路を間違えて一時間近く国境周囲をさまよった。

 

今回は亭主の希望で、セビリアへ行く50㎞ほど手前の道路を北へ向けて走る。この道は数年前キャンパーのパワーが無い時に走った道で上り坂になると巨大なトラックに追い越される有様だった。今回はキャンパーは快調でどんな坂道も山道を飛ばした。

 

ポルトガルと国境を境に平行に北上するこの道路はほとんどポルトガルの風景と変わらない。コルク樫の林やオリーヴ畑が延々と続き、時々教会を中心に広がる白い村や町が現れる。

 3月の異常気候で寒さが去らず、昨年花盛りの道路わきを楽しんだものだが、真っ白のシスタスも野生のラヴェンダーの花も一切咲いていなかった。

 

この夜は毎年行き返りに立ち寄るカセーラスのキャンプサイトで一泊、夕方から激しい雨に見舞われた。

 

 

翌朝雨は上がったものの、暗い雲が立ち込め今にも雨が降りそうだった。スペインの無料の高速道路は非常に良くて時速120㎞でとばしカセーレスからトレドまでの約300kmを12時過ぎについてしまった。

 

 

朝10時過ぎから青空が張り出してきてやっと気持ちよくあたりの写真が撮れるようになってきた。

トレドは2004年このキャンパーを買った年の冬、スペインの有名地を一回りした時に行ったきり。今回はバレンシアへ向かう直線路にトレドがあったから、立ち寄る気になったもの。

 

マドリッドやトレド周辺は広大な平地で、農場が広がっている。

 

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再びポルトガルへーグッドフライデー(Good Friday)

2018-02-03 17:14:07 | 再びポルトガルへ2017-2018

金曜日の夕方隣のオランダ人のマールースが ”今夜教会で聖体の行進があるから行かないか?” という。行列は9時からというから、面白いテレビ番組があるからと断ったけれど、リピートが日曜日にあるというので、行くことに決めた。

 

夕方までに小雨が降ったりしていたから、雨具を着てカメラもバッグに入れて準備。もう暗くなった8時過ぎの空には満月が上った。

 

 

ローマ橋から町の中心地には新しく刈り取ったらしいラヴェンダーの枝が敷き詰められ素晴らしい香りを放ったいる。

 

インフォメーションセンターの後ろにあるミゼリコルディア教会までの道筋にはラヴェンダーが敷き詰められていた。

 

このグッドフライデーはキリストが磔の刑からおろされて埋葬される日だとのこと。参加者も黒か紫いろの衣服に身を固めている。

 

 

 

埋葬に立ち会った聖母マリアとマリア・マグダレンの像がラヴェンダーの花に囲まれて立っていた。

 

祭壇中央には傷ついたキリスト像が横たわっている。

 

 

 

 

9時近くには教会内は参拝者でいっぱいになり、入り口近くに3列に並んでいたコーラスグループがピアノの演奏に合わせて聖歌を歌いだした。ほとんど全員が老人で、音程ははずれ、コーラスのハーモニーなど全然ない。そして一曲でもう結構と思ったのに、次から次をものすごい音痴の聖歌を歌ってくれた。

はじめは静かに聞いていた参拝者も皆おしゃべりしはじめ、歌が終わるとまばらな拍手が起こるくらい。皆飽き飽きしたころやっとコーラスが終わり、次はポルトガル語の説教が始まった。

コーラスが始まったころからまた雨が降り出し、説教が終わっても雨は止まず、聖体の行進は中止になった。10時半なんだか気抜けして帰ってきた。

 

 

 

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