スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

文藝春秋 パートⅡ

2014年12月18日 | 雑感
今日の北海道新聞朝刊に次の記事が掲載されていた。

前回ブログで記した元朝日新聞記者(植村隆氏)の独占手記『慰安婦問題「捏造記者」と呼ばれて』の
当事者が非常勤講師として勤務する北星学園大が
”当人を辞めさせなければ学生に危害を加える ”
などと脅迫されている問題で、同大の学長は講師との契約を更改し、来年度も雇用を継続する旨を
正式に発表したとの記事だ。


札幌・北星学園大を支援する運動が札幌市長初め多くの賛同を得、今回の発表に至ったとのこと。

大学側の勇気ある決断・警察は捜査を徹底すべき・市民の力の勝利だ・民主主義は政治家や学者によって
守られるものではない、等の記事が目立ったが、情報・事実確認不足のまま記事を書いた元朝日新聞記者
及び掲載した朝日の責任は重大で、こと外交問題でもありその説明責任は勿論忘れてはならないと思う。


それにしても大学への脅し、嫌がらせの電話は700件以上・メールは2000件近くにも上っていたとは驚いた。

今回の月刊誌『文藝春秋』新年号をようやく読み終えた。 

戦後70年「70人の証言」と題し、<法廷内での麻原彰晃>や<三島由紀夫自刃介錯した男の後半生>
そして<A級戦犯・廣田弘毅合祀への違和感~孫・廣田弘太郎>や<あさま山荘事件>等々、昭和の
印象深い出来ごとへの論評も数多くあり、読み応え満載であった。

もうひとつ、<北海道を射程に入れるロシア軍の大増強>と題した興味深い記事があった。

2014年度上半期だけでロシア機への日本航空自衛隊からのスクランブル発進がなんと324回にも及んだとのこと。
ちなみに中国軍機へのそれは、207回と断トツロシア機への方が多かったという情報だ。
(総合幕僚監部発表)
(航空機630機、艦船80隻の大規模な演習とのこと) 

中国からの尖閣列島近辺へのスクランブル発進ばかりに注目されていた時期でもあった。
北海道いや米軍基地がターゲットなのか。 欧米に追い込まれるロシア。 外交ベタな日本。 高レベルなマスメディア? 

確かにこのロシア・東部軍管区の大演習はメディアで少しは報道されてはいた。
(テレビで安倍総理が、北方領土における軍事演習については外務省から厳重に抗議する旨放映あり)

でも中国のそれとは比較にならないほどの報道の仕方である。

冒頭の慰安婦問題もしかり、日本のマスメディアへの信頼度やいかにと首を傾げざるを得ない状況です。
多大な情報が錯綜する昨今、何を信じ何を棲み分けたら真実に近づくのだろうか。


<日本のマスメディアのレベルが日本人一人ひとりのレベルでもある>誰かがそう語っていた。 

事実 その通りなのかも知れない。 

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