スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

至高の音楽

2015年04月03日 | 雑感
百田尚樹著に 『 至高の音楽 』 というのがある。

ベートーベン≪エロイカ(英雄)≫から始まる25曲のクラシック音楽のエッセイだ。

ベートーベン<エロイカ>バッハ<平均律クラヴィーア曲>モーツアルト<交響曲第二十五番>ショパン<十二の練習曲>ラフマニノフ<ピアノ協奏曲第ニ番>ベルリオーズ<幻想交響曲>ワーグナー<ヴェルキューレ>・・・・・等々が続く。

        

本人によると19歳の時からクラッシックを聴きはじめて、既にクラッシク歴40年も経つとのこと。

百田さんの言動とか、『永遠のゼロ』とかのベストセラー小説はどうも好きにはなれなかったのですが、
このクラシックエッセイは素晴らしく読み応えがあった。


クラシック趣味を持つ人は同じ曲を違う演奏で聴き比べるという、いわゆる決定盤選びを極致とするよう
ですが、百田さんは「名曲は誰が演奏しても名曲なのだ」・・と断言。 
一応参考にと推薦CDを挙げてはいるが、「虚心に音楽を聴いてもらいたい」と薦める。   納得。

作家の音楽好きは、かの村上春樹さんが有名ですね。 
クラッシックのみならずジャズにも造詣が深く、若かりし時ジャズの店を開業したこともあったようです。

       

作家・村上春樹氏の著した音楽エッセイ本 『 意味がなければスイングはない 』 の中で~シューベルトの
【ピアノ・ソナタ第17番ニ長調】
を最も愛した曲だとの紹介がある。年代別・指揮者別等になんと15種類もの
同曲のレコード・CDを所有しているとのこと。

百田さんもこのシューベルトを絶賛。彼にとって「神」といえる作曲家は四人いるという。
バッハ・モーツアルト・ベートーベン・ヴァグナーだが、別格に最も好きな作曲家としてこのシューベルトをあげていた。


『シューベルトの音楽で、悲しくない曲なんて知らない』・・・ともいう。

生涯独身のまま、1000曲近い曲を残し貧困の中で三十一歳の若さでこの世を去ったシューベルト。
その名が知られるようになったのは、死後何年も経ってからのことであったようだ。

ヴィヴァルディの次はシューベルトを聴いてみることとした。

それにしても 音楽って 素晴らしいですね。 

もっと若かりし時に知っておけば・・・悔いるばかり・・・あぁ!



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