スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

クロワッサンとカプチーノ

2017年02月11日 | 雑感
テレビをつければ、ニュースは トランプ トランプ。  世界はこの人の言動に右往左往である。

難民どころか7ヶ国からの入国禁止で裁判までに、今朝のニュースでは控訴裁で政府側が負けたようだが、
一連の動きは前代未聞、どうもアメリカらしくない。  いやいやアメリカらしいかな。
  
アメリカファーストにみな批判集中だが、どの国もみな自国ファースト・自分ファースト、あなたも私も。

シリアの軍事刑務所において、2011~15年迄に絞首刑で推定5千~1万3千人が処刑されたと推計される、
などと ネットgooのニュース で流れていた。 (国際人権団体アムネスティの報告書を公表) 

いわゆる9・11以降、世界はなにがなんだか解らない様相を呈していて、きな臭いはニュースばかり。

    

フランス語で三日月を意味するというクロワッサン。  三日月と星はイスラムの象徴(シンボル)だ。

1683年、キリスト教国を震撼させたオスマン・トルコの軍勢がウイーン郊外で敗れ、その撤退した後に
パン職人が作る ≪ クロワッサン ≫ がその後のヨーロッパ人の朝の常食として世界中に普及していったという。


” 三日月を食っちまえ ” といった侮蔑の意味が込められていたんですかねぇ。

また戦場で剥奪した袋の中にあった穀粒を、焙煎して飲んでみると苦味が強すぎる、
それにミルクと砂糖を加えて飲むようになったというあの飲み物。  

その飲み物、キリスト教徒がオスマントルコの軍勢と戦う必要性を熱心に説いたカプチン会の修道士・フラ・ダビアーノ
という人がいて、その人の名を讃えて ≪ カプチーノ ≫ と名付けられたということだそうですよ。

 
そんな話が ジル・ケペル(フランスの政治学者)著 『ジハードとフィトナ』 に書かれていた。
      (ジハードはいわゆる聖戦でフィトナとはイスラム世界での内乱・動乱を意味するとのこと)

世界が混迷する中、少しでも知らねばとの思いで読んではいるが、イスラム世界はとにかく魑魅魍魎
そこに欧米の自国ファーストが入り乱れるとあまりにも複雑怪奇、私の頭では到底理解などできるはずがない。
 

せめて クロワッサンとカプチーノ と出会う時くらいは、生への感謝を味わいたいものである。


 

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