我が「酒と温泉の会」の仲間に日本百名山と世界百カ国を旅した人がいる。
よし私もと思いきや、気力も資金もあとちょっと足りず(笑)。 読書での「日本の百寺巡り」くらいが身の丈か。
実際にはと数えてみたが、百寺も 百名山も 百カ国巡りも 全て1~2割程度しか、、でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/62/2e8563ac67deee511221eab905f52e95.jpg)
数年前に一人旅で訪ねたことのある山形県・山寺(第七巻・東北編)を少し。
山寺は松尾芭蕉の句 『 閉(しずかさ)や 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声 』でも有名な寺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/57/10bd5f7d0224bd2ebe10f0d93050bee9.jpg)
(写真はインターネットから借用)
立石寺(りっしゃくじ)・山寺は通称名。 「東北の比叡山」といわれ、最澄の弟子・慈覚大師円仁の開基。
平泉の中尊寺や毛越寺、そして松島の瑞巌寺なども円仁が開いた寺のようです。
円仁は「東北のお大師さん」と呼ばれ百数十もの寺を創建、東北には円仁ゆかりの寺が多い。
唐に渡り密教を極め、延暦寺の第三世座主として天台宗を大きく発展させた人物。
この円仁と円珍(第五世座主)の弟子たちによる争いはつとに有名。 延暦寺山門派と三井寺寺門派に分かれて、幾度もの戦火(焼き討ち)にまで及んだといわれる。 僧とて人間、悲しい歴史があるものですね。
(三井寺は第四巻・滋賀東海編 )
山寺にある「法灯」は遠く延暦寺から、、著書でも記されていたが京からどうやって、、まるでオリンピックの聖火のようです。 延暦寺が織田信長に焼き討ちされたときには、ここ山寺から逆に運ばれたともいわれている。
この山寺、、ゆっくり歩いて登山口から往復一時間半くらい。景色も良好。 確か山寺駅から登山口までの参道で人気の「こんにゃく田楽」が売られており、美味でしたよ。
この第七巻には、東北に残された「隠し念仏」や朝廷(桓武天皇)の命を受け東北を平定(じゃない侵略ですね)した坂上田村麻呂と蝦夷・アテルイとの争い等も記されております。
『百寺巡礼』(全十巻)は日本の寺をめぐる仏教や神道、禅から念仏、寺院の歴史、境内の自然、仏像等々宗教を知るうえで貴重な資料でもあり、五木氏の仏教に対峙する真摯な姿勢がなんともすがすがしい名著です。
しばらくはこの本を再読しながら、夢の中で『百寺巡礼』の旅でもするとします。
よし私もと思いきや、気力も資金もあとちょっと足りず(笑)。 読書での「日本の百寺巡り」くらいが身の丈か。
実際にはと数えてみたが、百寺も 百名山も 百カ国巡りも 全て1~2割程度しか、、でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/62/2e8563ac67deee511221eab905f52e95.jpg)
数年前に一人旅で訪ねたことのある山形県・山寺(第七巻・東北編)を少し。
山寺は松尾芭蕉の句 『 閉(しずかさ)や 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声 』でも有名な寺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/57/10bd5f7d0224bd2ebe10f0d93050bee9.jpg)
(写真はインターネットから借用)
立石寺(りっしゃくじ)・山寺は通称名。 「東北の比叡山」といわれ、最澄の弟子・慈覚大師円仁の開基。
平泉の中尊寺や毛越寺、そして松島の瑞巌寺なども円仁が開いた寺のようです。
円仁は「東北のお大師さん」と呼ばれ百数十もの寺を創建、東北には円仁ゆかりの寺が多い。
唐に渡り密教を極め、延暦寺の第三世座主として天台宗を大きく発展させた人物。
この円仁と円珍(第五世座主)の弟子たちによる争いはつとに有名。 延暦寺山門派と三井寺寺門派に分かれて、幾度もの戦火(焼き討ち)にまで及んだといわれる。 僧とて人間、悲しい歴史があるものですね。
(三井寺は第四巻・滋賀東海編 )
山寺にある「法灯」は遠く延暦寺から、、著書でも記されていたが京からどうやって、、まるでオリンピックの聖火のようです。 延暦寺が織田信長に焼き討ちされたときには、ここ山寺から逆に運ばれたともいわれている。
この山寺、、ゆっくり歩いて登山口から往復一時間半くらい。景色も良好。 確か山寺駅から登山口までの参道で人気の「こんにゃく田楽」が売られており、美味でしたよ。
この第七巻には、東北に残された「隠し念仏」や朝廷(桓武天皇)の命を受け東北を平定(じゃない侵略ですね)した坂上田村麻呂と蝦夷・アテルイとの争い等も記されております。
『百寺巡礼』(全十巻)は日本の寺をめぐる仏教や神道、禅から念仏、寺院の歴史、境内の自然、仏像等々宗教を知るうえで貴重な資料でもあり、五木氏の仏教に対峙する真摯な姿勢がなんともすがすがしい名著です。
しばらくはこの本を再読しながら、夢の中で『百寺巡礼』の旅でもするとします。
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