スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

本日の朝刊から

2014年03月12日 | 雑感
どちらかというと最近新聞をよく読む。

本日道新朝刊(3面下段)の週刊誌広告(週刊現代)にこんなのがあった。

  みんな悩んでいる「老いた親」の捨て方  とあった。

  親を捨てるか 妻から捨てられるか 共倒れになる前に捨てなさい
  あなたの人生なんだから、自由に生きよう
  大丈夫、本当はみんな「捨てたい」と思っている


ああ、現代はここまできたのか! 正直驚いた。
もちろん中身まで読んではいない感想なのでなんともいえないが、、、。

となりの広告(週刊ポスト)に目をやった。 100歳まで生きても困らない「お金の教科書」シリーズだそうだ。

  1銭もかけない死にかた   とあった。

  葬式はいらない、戒名はいらない お墓はいらない
  今から始める生前予約 生前整理
  0円で火葬までやってくれる裏技 


ときた。 ん~と唸ってしまう。

少子高齢化もここまできたのか。たかが週刊誌といえども、かなりの人が読んでいるこの二誌。

でもなぜか、驚くと同時に、、なるほどなあ、と妙にうなずける。

私の仲間に、死ぬ時は『野垂れ死に』がいい、、という人がいた。 いやごめん、いる。

これにも「なるほど」と思える自分がいた。

次の4面に五木寛之『親鸞』(完結編)の連載小説がある。 何年も前からのシリーズもの。

親鸞の言葉にこんなのがあった。

唯円が冷たい井戸の水を親鸞の為にもってきた。

親鸞がいう。
  念仏して 浄土に迎えられる。 わたしは、そのことをかたく信じて憧れてきた。
  いまもそうだ。それでいながら、冷たい水は体にわるいのでは、などと、ふと思う。
  一日でも長く、この世にとどまりたいと心の底で願っている自分がいるのだ。



人生の縮図をそのなかから読み取る。 たかが新聞、されど新聞。 
それにしても雪も溶けてきたし、じっとしてないで少し動かねば!!


一年前に書いた尊厳死についての当ブログです。 どう生きて死ねばいいのでしょうね。
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