無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

権力の暴走――それを推し進めるマスコミ

2010年10月28日 | Weblog
まずは、毎日載せておく、といった文章を!

ナチス時代、ヒトラーの右腕の位置にいたヘルマン・ゲーリング元帥は、戦後ナチスの戦争犯罪が裁かれるニュールンベルグ裁判で「なぜドイツはあのような無謀な戦争を始めたのか」との質問に対して、次の様に証言した。

もちろん国民は戦争など望んでいません。

でも実は戦争を起すことは簡単です。

一般国民に向かっては「我々は攻撃されかかっているのだ」と危機をあおり、
そして戦争に反対する平和主義者に対しては「愛国心が欠けている」と非難すればよいのです。

これを繰り返せば、国家など簡単に戦争に向かいます。

これはドイツだけの話ではありません。

このやりかたはどんな国でも有効です。



上記は私が毎回書いておきたいと言った言葉。

賢明な読者諸君はもうお分かりだろう。

そう、日本国で今アイエヌジー(~ing=現在進行形)なのだ。

NHK始め全テレビ局・朝日新聞始め全大新聞が毎日毎日繰り返しているのだ。


『阿修羅』さんがタイトルに書かれている通り、国民は下記の見方が必要なのだ。


情報解析

・その情報が 誰によって 流されているか?

・その情報が なぜ今 流されているか?

・他の情報が なぜ今 流されないのか?



事象解析

・その事象で だれが利益を得るか?

・昔、その事象によって、何が起こり、そしてどうなったか?



今のテレビ・新聞報道を見たり聞いたりしていると、全くのデタラメ報道が横行し、ジャーナリスト精神のカケラも見当たらない。政権交代前からそうだった様に、テレビ・ラジオ・新聞は国民を向いた国民の為の報道をしない。国民は早く『マスコミは国民の敵』だという事に気が付かないと大変なことになるのだ。

と、ここまで書いて、又、話題を変える。

11月1日からスタートした補正予算の審議が野党自民党等の「小沢の国会喚問が先」で、それをやらないのなら「国会審議に欠席」と主張し荒れている。与党民主党は「証人喚問ではなく政治倫理審査会ではどうか」と野党に打診、テレビ・新聞はそのカケヒキ(というかダラシナイ民主党政権)を報道している。

これが国民を向いた報道でないことに視聴者・読者は気が付かないのか!

今回の臨時国会は経済対策・雇用対策といった国民が緊急に必要としている政策(補正予算)を決める審議をするためのものだ。
「そんなこと(小沢国会招聘云々)で審議をボイコットしていないで国民の為の政策(補正予算)を早く検討しろ」という国民を向いた・国民の為の発言をするマスコミが日本には皆無なのだ。昔、民主党が野党時代の衆参ねじれ国会の時は「政局ではなく政策を!」とあんなに野党を批判していたマスコミなのに…、国民はおかしいとはおもわないのだろうか。

テレビでは野党にボイコットしないで審議に応じて欲しい、という政権に対し、我々(自民党)は1年も前から小沢の国会証人喚問を言ってきた、小沢がズットそれを拒否してきたのが悪いのだ、すなわち小沢の国会証人喚問に応じない民主党が悪いのだ、と映し出す。

テレビ等マスコミはこんな報道でよいのか、本来なら下記のように批判すべきなのだが。

何で野党は審議に応じないのか。

そもそも、小沢一郎を国会に呼ぶ必要は全くない。

本来、『証人喚問』や『政倫審』は、
検察が動かない疑惑について、国会が動いて真相を糺す、というものだ。

しかし、小沢一郎の「政治とカネ」の問題に関しては
検察は動いている

東京地検が1年間も捜査し『シロ』と結論が出ている。国会に呼んで何を聞くというのか。
新しい材料が出るわけでもない。貴重な審議時間を浪費するだけだ。

民主党のいう“政倫審ではどうか”も、例え政倫審に応じても、自民党は「説明責任を果たしていない」「疑惑は深まった」と難癖をつけ、次は「参考人招致だ」「やはり、偽証の出来ない国会証人喚問だ」と騒ぎ立てるに決まっている。
それをマスコミは後押しする。

政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「自民党が審議を拒否するなら、民主党は放置しておけばいいのです。補正予算の成立を妨害したら、批判されるのは自民党のほうです。岡田幹事長は『小沢さんが会ってくれない』などという暇があったら、なぜ『自民党は景気が悪化してもいいのか』『予算審議に応じないのはおかしい』と反撃しないのか。…」
…以上、日刊ゲンダイより借用

マスコミもこの臨時国会が「景気対策」(国民生活)のための国会だということを報道せずに自民党側の「民主党はいままで上手くやってきた国会運営をぶち壊した」とか「野党欠席の中、衆院で可決という異常な国会」とか「民主党の横暴・数の暴力・独裁」といった意見を垂れ流す。

旧悪の側のマスコミ、自民党寄りのマスコミ、国民のための政治を葬ろうと画策するマスコミ、酒池肉林接待を享受し続けていたマスコミ、…マスコミが報道しないところに真実がある。何度も言う、国民は騙されるな!


いつも、冒頭のゲーリング元帥の証言に添った話をしたいと思っているのだが、どうしても「小沢を国会証人喚問の場へ」というマスコミが作り上げたデタラメがまかり通っている今を見ていると、本当にしつこくなるのだが、今日もこの検察問題を取り上げていく。


(上の文章と下と、かなりの時間差あり)
と書いたが、次回にそのまま繋げて、今日はここまで投稿しておく。

きょうはここまで、またね。

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