無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

自衛のための戦争

2012年11月15日 | Weblog
小沢の事を書くと閲覧数が跳ね上がる。
悲しい気持ちになる。
今、選挙が実施されようとしているときに、憲法改正賛成の党か反対の党かといった国民にとって一番大切な論点がマスコミによって隠されたままになっているからだ。
日本国の進路の重大な分岐点となる今回の選挙、国民が完全に支配者層(国家)の奴隷になるかどうかを決める選挙。そのことを何とか分かってもらおうと戦争について書いているのに、それに気が付く国民の少なさに暗澹たる気分になる。

郵政選挙で自民党が圧勝した時に、安倍晋三氏は「今回の選挙結果で、わが党の党是『憲法改正』に多くの国民が賛同してくれている事が分かった。憲法改正の機は熟した」として防衛庁を直接予算折衝が出来る『防衛省』に格上げし、憲法改正の手続きを定めた『国民投票法』を制定している。

自民党は今回の選挙で復権し安倍晋三氏が総理大臣になることが決まっており、憲法改正に邁進することが分かっている。
橋下徹氏は憲法改正し男子皆兵制を主張、石原慎太郎氏も同様かそれ以上である。

民主党の中にも憲法改正派が多く、このままでは現行憲法が架した2/3の高いハードルは簡単にクリアーされ、既にマスコミの手によって作り上げられてしまった『世論』により「現実と乖離してしまっている現行憲法」が国民の手によって葬り去られるのは目に見えている。

少し前に参院選で逆ねじれ状態を作り出し政権交代を僅か1年足らずで葬っておいて、「何も出来ない政治」を喧伝し国民の政治不信を増長しておいて石原・橋下等軍事路線を「第三極」と持ち上げ軍事国家・独裁国家を作り出そうとしているマスコミ。

今日は、前々回に書いた日記について・・・。

私はこの自分勝手な日記をつけるにあたって最初の方で「私の日記に付いてくるコメントには対応しませんよ」と書いた。
私は森羅万象に精通している訳でもなく、世事にも疎い方である。
従って、例えばTPPがどうのこうのと言われても、ネット情報をちょっとかじって私の意見と合うものをさも自分の意見の様に書いているだけであり、TPPの全容をつぶさに把握している訳でもない。
いまだに働いている身なので、世の中の問題を隅から隅まで専門家の様に調べ上げて把握する時間はない。

だから最初の方の日記で、年寄で無学で頭の回転も衰えているため例えそれが応援メッセージであっても「コメントには対応しません」と断りをいれておいたのだ。

しかし、私が国民のみんなに分かってもらいたくて、本当に考え方の基本から何回も繰り返し繰り返しくどくどと書いているのに、マスコミによる国民洗脳はここまで来てしまったのか、と前々回付いていたコメントを見て悲しくなってしまった。

書き続ける気力も無くなってくる。

何故私が「ひとは(社会の中で)一人では生きていけない。従って自分の欲望の多くを抑えながら社会の中で生活している。」とか「自分が社会の中で生きていけるように“なんじ、殺すなかれ”とのルールが出来ている。」といった『当たり前』のことを何度も何度も繰り返しているのか。

日本は60年間政権交代が無かったために「権力は集中したり、長期化すると腐敗する」の原理?に従って政官財あらゆる分野で日本全体が癒着腐敗してしまっているのに、政権交代後もマスコミはこの点については少しも触れていない、検証していないのだ。

マスコミも腐敗癒着した日本の支配層の一員、即ち『同じ穴のムジナ』なので、世の中の腐敗した『悪』を炙り出そうとしたら自分まで炙り出されてしまうからだ。

そんなマスコミによって国民は支配者のいいなりになるように仕向けられている。

だから私は「まずマスコミを何とかしなければ、何に反対しても賛成しても事は国民の希望するようには進まない。」といっているのだ。

先ずはテレビ・大新聞の「記者クラブ」特権の廃止を実現させること。…これが一番最初にすること!


「嘘も100回言えば真実になる」(ナチスドイツを作り上げた宣伝相ゲッペルスの言葉)
「三人言いて虎を成す」(諺)・・・「三人」とは「おおぜい」の意

「あの公園に虎が出たらしいよ」と検察の人に言われた。「あんなところに?そんな馬鹿な」と貴方は思う。
そこで裁判官に「あの公園に虎が出たんですって?」と聞くと「そのようだな」との返事。半信半疑で今度は新聞記者に尋ねると「その通り!虎が出たっていう話だぜ」と言われ貴方は「あの公園に虎が出た」と信じてしまう。

■日本は中国に統合される。

■中国軍 尖閣強奪へ 11月 攻撃 準備

■中国尖閣に侵攻 軍事介入の恐怖

■中国増長 対日制裁 兵派遣

■あまりにも醜悪 中国・・・

■悪辣 中国・・・

■中国 卑劣な罠

■日中開戦

■横暴中国

■専横中国

■中国 墓穴

■中国軍 反乱

■中国軍 欠陥

■中国軍 凋落

■中国潜水艦 丸裸

■中国 核ミサイル 特殊部隊

■尖閣海戦で日本は中国に圧勝する

■韓国・中国を屈服させる方法

■暴走 中国 沖ノ鳥島 強奪へ 次は沖縄

■中国 赤いハイエナ

毎日毎日100日もこんな大見出しが目に入れば、国民は下記の様になってしまう。

(支配層のマスコミを通じた喧伝により)初めは戦争をしたくないと思っていた人々も、だんだんと戦争をしなければならない(戦わなければ日本は生き残れない)という気持になり、そして(祖国を守る=自衛の)戦争に協力するのが国民の務めだと信ずるに至った。こうして国民は戦争に駆り立てられていった。・・・これは戦後3~4年経って「太平洋戦争」前夜(戦前)の世相を解説したものである。

毎日毎日の「悪の中国」記事で、もう国民は前々回のコメントされた方と同じになってしまったのだろうか。
(最初に、このマスコミのやり方は「悪の小沢」と同じ手口であることを言っておきたい。)

前々回、私の「戦争行為そのものが悪いのです」という言葉を捉えて・・・。

なるほど
自衛戦争さえ否定するのでは、ナチスドイツに侵略されても戦争はしない方が良かったということですね
ナチス収容所で何百万人ころされようが構わなかったとおっしゃるんですね


とコメントされていた。
本当にマスコミの力は恐ろしい。

私の日記を見てどこから「(あなたは)ナチス収容所で何百万人ころされようが構わなかったとおっしゃるんですね」といった考えが湧いてくるのか?

戦争は必然とか、戦争は良くないけど現実は…、とか考える人はマスコミによって日本国・日本人が「カルネアデスの板」状態であると思い込まされているのだ。

≪カルネアデスの板≫

一隻の船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が命からがら一片の板切れにすがりついた。
するとそこへもう一人、同じ板に摑まろうとする者が現れた。
しかし、二人が摑まれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまった。その後、救助された男は殺人の罪で裁判にかけられたが、罪に問われなかった。

現代の日本の法律、刑法37条の「緊急避難」に該当する。


マスコミは盛んにこの状態を作り上げようとし、コメントされた方の様な考えを植え付けているのだ。

ならずもの国家とテロリスト達が、大量破壊兵器を持ち、我々(アメリカ)に対してその大量破壊兵器を使う可能性が増している。
我々(米国)は、ならずもの国家と彼らが支援するテロリストが我々を脅したり、合衆国に対して大量破壊兵器を使用できるようになる前に阻止しなくてはならない。
ならずもの国家とテロリストたちの目的を知った以上、合衆国はもはや今までのように受身の態勢にのみ頼っているわけにはいかない。
今日のさしせまった脅威、我々の敵が選ぶ兵器によって引き起こされるかもしれない被害の規模を考えれば、そのような(受け身の)選択は許されない。
我々は、敵に最初に攻撃させる訳にはいかないのだ。
(2002年6月1日ブッシュ大統領)

としてブッシュ大統領はイラクとの全面戦争を発動した。
結果、大量破壊兵器などどこにもなかった。


戦争はこのイラク戦争のように皆「自衛」の旗印を掲げて行われる。
「自由と平和を守るため」の戦争なのだ。
今の日本は、決して『カルネアデスの板』状態ではない。
マスコミが「このまま手をこまねいていたら、中国に侵略され祖国が無くなってしまう」と国民に煽っているだけなのだ。

また、最初のイントロで終わる。次回からはもっと細かくマスコミの嘘報道を具体的に載せていきたい。
今日はここまで、またね。