昨日(2012年11月12日)小沢一郎氏の控訴審判決が午前中に下りる、との事で“どうなったかな”とネットでMSN産経ニュースの速報を覗いて愕然とした。
見出し(今はヘッドラインと言うのかな?)が、
【小沢代表無罪】
「興味ない」「最近影薄い」…小沢代表の地元、突き放す声も(2012.11.12 11:37)
小沢一郎代表への無罪判決に、地元の岩手県奥州市では12日、歓迎の声が上がる一方で「興味がない」と突き放す声も聞かれた。…後略
他の新聞の見出しに「小沢代表、政界での『復権』険しく」と言うのもあったそうだ。
これについては植草一秀氏の言及が的確である。
殺人犯人として収監されていた菅家利和さんが冤罪が明らかになって「無罪」となり釈放されたが、それに対し
「釈放された菅谷元受刑者、社会での『復権』険しく」
などと報道する新聞社は無いだろう。
この小沢報道(上記2件の報道振り)をオカシイな、と思う感覚を目覚めた有権者は持たなければならない。
昼休み工場の食堂ではNHKニュースをテレビで流しているため、小沢氏の報道を見ようと思ったが、正午を少し回ってから食堂に行ったせいか(もう終わっていたのか)小沢関連のニュースは見ることが出来なかった。
仕方なく、帰りがてらに夕刊紙を買ってみると、日刊ゲンダイは「小沢 無罪」と当然の様に一面にでかでかと載っていたが、夕刊フジは「小沢 反撃 (計画)」との見出しで、小沢の写真の下に「きょう判決」とある。
新聞発行の締めまでに記事が間に合わないことは度々あるが、今回の小沢判決もそうだったとは言わせない。日刊ゲンダイの記事で分かるように充分記事にする時間はあったし、無罪判決が出るという事は記者クラブの連中は分かっていたはずである。
国民は、こういうところに新聞社の意図を感じ取ってほしい。
小沢3秘書に対する一審判決が長い判決文で有罪とされる、という事は一週間前から記者クラブの連中には知らされていた。それと同様、この無罪判決もマスコミは知っていたのだ。
その証拠にその日発売された「週刊ポスト」は
「無罪判決」で始まる小沢一郎の逆襲
との憶測記事を特集した。無罪が分かっていなければ判決前にこんな確信特集は組めない。
先週、小沢事件をでっち上げた検事の一人谷川恒太検事が定年前に辞任した。これで当時検察で小沢事件に直接かかわった検事たちは「そして誰もいなくなった」形だ。これも12日に無罪判決が下りる事を知った検察が『検察に批判の矛先が向くことを避けた』結果だろう。
家に帰って小沢のニュースを見ようとチャンネルを回したが(古い人間だと分かってしまう!)、どのニュース番組も「小沢」はやっていなかった。テレビをつけたタイミングも悪かったのだがその日はテレビを見て寝るまでの時間、小沢無罪のニュース・及び解説を見る(聞く)ことは出来なかった。
次の日=今日(2012年11月13日)、会社に行く途中、朝刊でも買って小沢控訴審判決の記事・解説を見ようと各紙の一面(小沢事件については大久保秘書逮捕以来毎日の様に紙面を賑わせてきたので当然一面トップ記事になっているだろうと思っていたので)を眺めて、また唖然とした。
どの新聞の一面を見ても「小沢」の文字は見当たらない。夕刊で一面にしたのかも知れないし、買って読めば何面かに記事解説が見つかったのかも知れないが、各紙を買わずに中を開いて探すわけにもいかず、買わずに会社に行った。
仕方がないので、会社のパソコンを開き、ネットで新聞社のニュースを見たが、ニュース一覧に「小沢」の記事は無かった。(一社だけ記事見出し20行程載っている中に“小沢氏復権出来るか”と言った内容で裁判=小沢事件そのものではない記事が載っていたが…)
反日デモ、日系企業被害額は数十億~100億円(読売)
年内解散に向け環境整備大きく前進 民自公3党、特例公債法案修正で合意(MSN産経ニュース)
といった具合で、結局私が小沢控訴審判決について見れたのは『日刊ゲンダイ』のみであった。
3年以上も世間を騒がせた事件が瞬殺である。
(ここからは、天木氏と植草氏のブログを拝借してアレンジして文にしている。ご了承の程よろしく)
小沢裁判とは政治家、官僚、メディアがグルになって意図的に一人の政治家の政治生命を奪おうとしたという最も深刻な権力犯罪・国家犯罪である。
米・官(検察・裁判所含む)・業・政・電(マスコミ・広告社)の既得権益が日本を暗黒社会にしてしまっている。
今の記者クラブに属する大新聞社・テレビ局に対し「おまえは既に死んでいる」と言える国民になろう。
主権者国民が次の選挙で世直しに動かなければ、この国は本当に滅びてしまう。
ショートでいくので、今日はここまで、またね。
追伸:朝日新聞に小沢の記事があったので追加して載せておく。
「公正に判断」「政治的に有罪」(朝日新聞20121113)
資金管理団体の土地取引事件の控訴審判決で、国民の生活が第一の小沢一郎代表を無罪とした一審判決が支持されたことについて、与野党幹部は12日午前、様々な反応を見せた。
生活の東祥三幹事長は「党全体としてコメントすべきものではないが、私個人としては、これまで小沢氏を稀有な政治家として支持してきて、二審で無罪判決が出たことは非常に喜ばしいことだ」と語った。
民主党の奥村展三国対委員長代行は「(司法で)公正に判断された。無罪という結果はよかった」と記者団に語った。
また、日本維新の会国会議員団の松野頼久代表も「無罪ということで、良かった」と述べた。
一方、公明党の山口那津男代表は12日、「裁判所の判断は尊重する。しかし、この問題でのもろもろの課題について、小沢氏の説明責任は残っている」と語った。
自民党幹部は「法的には無罪でも、政治的には有罪だ。政治資金の使い道として、国民の多くはおかしいと思っている」と指摘。
石破茂幹事長は11日、高知県四万十市の講演で「小沢さんが登場し、いろいろな流れを止めてしまうということも、断ち切らねばならない」と警戒感を示した。
藤村修官房長官は12日の記者会見で、判決が政権運営に与える影響について「特に(ない)」と語った。
あなたは、見出しになっている「法的には無罪でも、政治的に有罪だ」だけが匿名になっている点に注目すべきだ!! 匿名者の言が見出しとなっているという事は、どんな意見でも新聞社が自分で作れて見出しに出来るという事だ。「関係者の話」同様、新聞社の思い通りの記事が自社で責任持つことなくある意図をもって垂れ流され続けている。
こうしてあなたの頭の中にスリコミがなされていくのである。
説明責任もマスコミが作り出したのだ。小沢氏は40分にもわたり記者から質問が出なくなるまで「説明」をしているし、4億円についても検察に「通帳等全部渡して調べてもらった結果」不起訴になっているのだ。
マスコミの「説明責任を果たしていない」とするのは、殺人していないといっている人に「何故人を殺したのか、説明しろ!」といって難癖をつけているようなものだ。
小沢事件について上の記事・意見が如何に不当かは私の前の日記を見返して貰えば分かる。
帝人事件と同様、最終的には小沢事件は「どこにも犯罪が存在しない。検察(&マスコミ)が作り上げた空中楼閣だ」との判決になるのだが、彼らにとっては「無罪」になるのは分かっていても、小沢を出来るだけ長い間「刑事被告人」の座において、そのうちに旧体制に復帰出来れば大成功なのだ。
もう世論調査で旧体制の復権が確実になったから控訴審で「無罪」にしても大丈夫と思ったのだろうか、それとも様子を見て「まだ小沢の力が依然として強い」と判断すれば指定弁護士による「2週間以内の最高裁上告」となるのだろう。
奴らの思いのままだ!
奴ら=政権交代が無かった為、国民を向いた政治をする必要が無く、癒着腐敗して国民の血税(甘い汁)を吸い続けてきた吸血鬼たち=日本の支配層(政官財司法立法行政の特権利権集団)
追伸が長くなりそう。取りあえずここでSTOP
見出し(今はヘッドラインと言うのかな?)が、
【小沢代表無罪】
「興味ない」「最近影薄い」…小沢代表の地元、突き放す声も(2012.11.12 11:37)
小沢一郎代表への無罪判決に、地元の岩手県奥州市では12日、歓迎の声が上がる一方で「興味がない」と突き放す声も聞かれた。…後略
他の新聞の見出しに「小沢代表、政界での『復権』険しく」と言うのもあったそうだ。
これについては植草一秀氏の言及が的確である。
殺人犯人として収監されていた菅家利和さんが冤罪が明らかになって「無罪」となり釈放されたが、それに対し
「釈放された菅谷元受刑者、社会での『復権』険しく」
などと報道する新聞社は無いだろう。
この小沢報道(上記2件の報道振り)をオカシイな、と思う感覚を目覚めた有権者は持たなければならない。
昼休み工場の食堂ではNHKニュースをテレビで流しているため、小沢氏の報道を見ようと思ったが、正午を少し回ってから食堂に行ったせいか(もう終わっていたのか)小沢関連のニュースは見ることが出来なかった。
仕方なく、帰りがてらに夕刊紙を買ってみると、日刊ゲンダイは「小沢 無罪」と当然の様に一面にでかでかと載っていたが、夕刊フジは「小沢 反撃 (計画)」との見出しで、小沢の写真の下に「きょう判決」とある。
新聞発行の締めまでに記事が間に合わないことは度々あるが、今回の小沢判決もそうだったとは言わせない。日刊ゲンダイの記事で分かるように充分記事にする時間はあったし、無罪判決が出るという事は記者クラブの連中は分かっていたはずである。
国民は、こういうところに新聞社の意図を感じ取ってほしい。
小沢3秘書に対する一審判決が長い判決文で有罪とされる、という事は一週間前から記者クラブの連中には知らされていた。それと同様、この無罪判決もマスコミは知っていたのだ。
その証拠にその日発売された「週刊ポスト」は
「無罪判決」で始まる小沢一郎の逆襲
との憶測記事を特集した。無罪が分かっていなければ判決前にこんな確信特集は組めない。
先週、小沢事件をでっち上げた検事の一人谷川恒太検事が定年前に辞任した。これで当時検察で小沢事件に直接かかわった検事たちは「そして誰もいなくなった」形だ。これも12日に無罪判決が下りる事を知った検察が『検察に批判の矛先が向くことを避けた』結果だろう。
家に帰って小沢のニュースを見ようとチャンネルを回したが(古い人間だと分かってしまう!)、どのニュース番組も「小沢」はやっていなかった。テレビをつけたタイミングも悪かったのだがその日はテレビを見て寝るまでの時間、小沢無罪のニュース・及び解説を見る(聞く)ことは出来なかった。
次の日=今日(2012年11月13日)、会社に行く途中、朝刊でも買って小沢控訴審判決の記事・解説を見ようと各紙の一面(小沢事件については大久保秘書逮捕以来毎日の様に紙面を賑わせてきたので当然一面トップ記事になっているだろうと思っていたので)を眺めて、また唖然とした。
どの新聞の一面を見ても「小沢」の文字は見当たらない。夕刊で一面にしたのかも知れないし、買って読めば何面かに記事解説が見つかったのかも知れないが、各紙を買わずに中を開いて探すわけにもいかず、買わずに会社に行った。
仕方がないので、会社のパソコンを開き、ネットで新聞社のニュースを見たが、ニュース一覧に「小沢」の記事は無かった。(一社だけ記事見出し20行程載っている中に“小沢氏復権出来るか”と言った内容で裁判=小沢事件そのものではない記事が載っていたが…)
反日デモ、日系企業被害額は数十億~100億円(読売)
年内解散に向け環境整備大きく前進 民自公3党、特例公債法案修正で合意(MSN産経ニュース)
といった具合で、結局私が小沢控訴審判決について見れたのは『日刊ゲンダイ』のみであった。
3年以上も世間を騒がせた事件が瞬殺である。
(ここからは、天木氏と植草氏のブログを拝借してアレンジして文にしている。ご了承の程よろしく)
小沢裁判とは政治家、官僚、メディアがグルになって意図的に一人の政治家の政治生命を奪おうとしたという最も深刻な権力犯罪・国家犯罪である。
米・官(検察・裁判所含む)・業・政・電(マスコミ・広告社)の既得権益が日本を暗黒社会にしてしまっている。
今の記者クラブに属する大新聞社・テレビ局に対し「おまえは既に死んでいる」と言える国民になろう。
主権者国民が次の選挙で世直しに動かなければ、この国は本当に滅びてしまう。
ショートでいくので、今日はここまで、またね。
追伸:朝日新聞に小沢の記事があったので追加して載せておく。
「公正に判断」「政治的に有罪」(朝日新聞20121113)
資金管理団体の土地取引事件の控訴審判決で、国民の生活が第一の小沢一郎代表を無罪とした一審判決が支持されたことについて、与野党幹部は12日午前、様々な反応を見せた。
生活の東祥三幹事長は「党全体としてコメントすべきものではないが、私個人としては、これまで小沢氏を稀有な政治家として支持してきて、二審で無罪判決が出たことは非常に喜ばしいことだ」と語った。
民主党の奥村展三国対委員長代行は「(司法で)公正に判断された。無罪という結果はよかった」と記者団に語った。
また、日本維新の会国会議員団の松野頼久代表も「無罪ということで、良かった」と述べた。
一方、公明党の山口那津男代表は12日、「裁判所の判断は尊重する。しかし、この問題でのもろもろの課題について、小沢氏の説明責任は残っている」と語った。
自民党幹部は「法的には無罪でも、政治的には有罪だ。政治資金の使い道として、国民の多くはおかしいと思っている」と指摘。
石破茂幹事長は11日、高知県四万十市の講演で「小沢さんが登場し、いろいろな流れを止めてしまうということも、断ち切らねばならない」と警戒感を示した。
藤村修官房長官は12日の記者会見で、判決が政権運営に与える影響について「特に(ない)」と語った。
あなたは、見出しになっている「法的には無罪でも、政治的に有罪だ」だけが匿名になっている点に注目すべきだ!! 匿名者の言が見出しとなっているという事は、どんな意見でも新聞社が自分で作れて見出しに出来るという事だ。「関係者の話」同様、新聞社の思い通りの記事が自社で責任持つことなくある意図をもって垂れ流され続けている。
こうしてあなたの頭の中にスリコミがなされていくのである。
説明責任もマスコミが作り出したのだ。小沢氏は40分にもわたり記者から質問が出なくなるまで「説明」をしているし、4億円についても検察に「通帳等全部渡して調べてもらった結果」不起訴になっているのだ。
マスコミの「説明責任を果たしていない」とするのは、殺人していないといっている人に「何故人を殺したのか、説明しろ!」といって難癖をつけているようなものだ。
小沢事件について上の記事・意見が如何に不当かは私の前の日記を見返して貰えば分かる。
帝人事件と同様、最終的には小沢事件は「どこにも犯罪が存在しない。検察(&マスコミ)が作り上げた空中楼閣だ」との判決になるのだが、彼らにとっては「無罪」になるのは分かっていても、小沢を出来るだけ長い間「刑事被告人」の座において、そのうちに旧体制に復帰出来れば大成功なのだ。
もう世論調査で旧体制の復権が確実になったから控訴審で「無罪」にしても大丈夫と思ったのだろうか、それとも様子を見て「まだ小沢の力が依然として強い」と判断すれば指定弁護士による「2週間以内の最高裁上告」となるのだろう。
奴らの思いのままだ!
奴ら=政権交代が無かった為、国民を向いた政治をする必要が無く、癒着腐敗して国民の血税(甘い汁)を吸い続けてきた吸血鬼たち=日本の支配層(政官財司法立法行政の特権利権集団)
追伸が長くなりそう。取りあえずここでSTOP