カクタス・へんてこりーな

奇妙なサボテンにまつわるあれやこれやを、あるいは我が家の周りの自然についてとりとめもなく

龍膽寺 雄

2007-07-26 23:46:22 | 他のサボテン・多肉植物
画像は毎日新聞社 1974年刊 龍膽寺 雄著 シャボテン幻想

本棚の奥から古い本が出てきました。
中学生時代に始めて買ったサボテン関係の本が龍膽寺雄(りゅうたんじ・ゆう)さんの著書でした。署名は忘れてしまいましたが、中学生にとっては大人の世界の本だったことは、覚えています。伊藤芳夫さんのものも読みましたが、きれいな花ばかりに焦点が当てられていて、龍膽寺さんの方がすきでした。私が一風変わったサボテンが好きなのもその影響かも知れません。

シャボテン幻想は大人になってから、再度購読したんですが内容はすっかり忘れていました。今読み返してみると、戦前に日本で始めて奇想天外を実生した逸話や、アステカ文明でのロフォフォラの使われ方だの、なかなかに興味深い内容です。

改めて龍膽寺雄を調べてみると、”松岡正剛の千夜千冊”http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0178.htmlに川端康成につぶされた小説家だったとか、奥様の魔子さん共々モボ・モガであったとか、こちらも興味深いです。