Newtonムック ガラパゴス 2003年11月発行
科学雑誌Newtonの特別版です。図書館で見かけ、アマゾンで古本を買いました。
最近、再放送されたNHKの番組グレート・ネイチャー/「ガラパゴス 火山が生んだ大進化」を見、この本を読んでいたので、昨日の4月バカのネタが浮かんできたのだと思います。
この本でも、島の成り立ち、団扇サボテンと動物との関係による進化など面白く読めます。
また、新しく知ったことでは、イグアナもゾウガメもいない島では、背が伸びず横に広がる団扇サボテン(ヘノベサ島のOpuntia helleri)も自生していることなどもありました。
また、この本でも判らなかったことは、手元のガラパゴス団扇がどの島固有のものであるかということ。
左ブックマークのOpuntia WebのShow氏にも尋ねたのですが、やはり判らないとのことでした。
山本周五郎著 樅の木は残った
NHKの大河ドラマを含め何度かテレビドラマ化や映画化された長編時代小説、訳有って読んでみた。
親戚にこの小説の主人公と同姓同名の中3坊主がいるのだが、その両親はこの小説のことを知らずに名付けたらしく、いづれは彼も社会に出て小説との関連などを聞かれることもあるだろうと思い、中学の卒業祝いにプレゼントすることにした。
ただし、私とて小説を読んだこともなければ、ドラマや映画も見たことがないので、事前に読んでおかなくてはと手に取った次第。
内容は、仙台の伊達藩に命を懸けて忠義を尽くした家老の物語で、これが当時の日経新聞に連載され注目されたそうなのだが、共感を覚えるほどでもなかった。
そこだけ取って付けたような安っぽい官能小説風のエンディングは大いに違和感があり、中学生にプレゼントするにはちょっと躊躇する。