カクタス・へんてこりーな

奇妙なサボテンにまつわるあれやこれやを、あるいは我が家の周りの自然についてとりとめもなく

南米物到着

2012-10-29 19:38:57 | 小型うちわ

左 オプンチア属 タイロリ

中 タシンガ属 フナリス

右 オプンチア属 アウランティアカ

left Opuntia taylori

mid Tacinga funalis

righi Opuntia aurantiaca

 

 

 

左ブックマークのOpunntia-O主宰の利野塚さんから珍しいものが届きました。

どれも細長い茎節が連なりブッシュのようになる団扇サボテンです。

どれも南米産ですが、故郷はそれぞれ遠く離れています。

タイロリはカリブ海の島々が故郷で、この個体はキューバのJimenz産だそうです。

フナリスはブラジルのバイーアが故郷ですから、ポルトガル語で言うところのバイアーナです。

同じく左ブックマークのParadisにもその画像が紹介されていて、いつか手に入れたいと思っていた種類です。

アウランティアカはアルゼンチンからウルグアイにかけて自生しているそうです。画像をググってみると、車のタイヤにこの茎節がびっしり突き刺さっているものがあります。

アフリカやオーストラリアにも持ち込まれ、嫌われ者になっているそうです。

 


ドロシー・ハンニバル

2012-10-26 18:28:03 | 球根

アマクリナム ドロシー・ハンニバル

× Amarcrinum ‘Dorothy Hannibal'

 

ガンマンさんから押し付けられた我が家のドロシー・ハンニバルが、1年半の馴らしを終えて、やっと咲きました。

水仙系のスッキリとした芳香を漂わせています。

 

ハンニバルと聞くと、アンソニー・ホプキンスが主演のミステリー映画を連想してしまいます。

実際はアメリカのLS・ホプキンス氏がアマリリスとハマユウを交配させて昨出したもので、娘の名前を取ってドロシーと名付けたそうです。


秋の実生の目玉

2012-10-25 17:54:33 | 実生

チレコドン属 シングラリス

Tylecodon singularis PB8373

 

変わった形態のチレコドンの中でも、群を抜いて変わっているシングラリスを播きました。

興味のある方はググって見てください。

出来損ないのシクラメンのような葉が、はじめは1枚だけ出てきます。

学名はそんなところから来たのかも。

チレコドン属の他のものは粉のような種ですが、これだけは一粒づつピンセットでつまめる大きさでした。

今のところ5株ほど発芽しています。

来年の今頃はどうなっているか、あの奇妙な葉を拝みたいものです。


鴨梨(カーリー)

2012-10-21 18:11:41 | あれこれ

安城市のJA直売所に売られてました。

見た目は洋梨のようで、匂いと感触は花梨のような、得たいの知れない果物でした。

売り場の人に聞いてみると、この花粉を一般的な梨の受粉に使うそうで、食用でもあるとのこと。

物は試しと一袋買い、食べてみました。

シャリシャリとした食感で、一般的な梨ほどは甘くは無いけれど、十分に商品となる果物でした。

 

ネットで調べてみると、明治初期に中国から入ってきた品種で、鴨梨(カーリー)という名も中国語そのままのようです。


Oさんの荷

2012-10-21 17:46:02 | 他のサボテン・多肉植物

アドロミスクス属 ンジンブブエンシス

Adromischus mzimvubuensis Natal ES 113

 

 

聞きなれない名前です。ンジンブブエンシスと読むのかどうかも定かではありません。

ググってみるとクリスターツスの変種のようです。

昨日の記事に、豊橋の展示即売会でOさんというアドロのエキスパートにお話を聞くことが出来たと載せました。

Oさんに拠れば、世界にはアドロを専門に収集している愛好者がいるそうで、その人たちの分類が収集の参考になるそうです。下の記事のリーベンベルグ氏もその1人だそうです。

Oさんも和名と絡めた分類表を作成中とのことです。

ただ、Oさんも数百ある手持ちの標本鉢を管理できるのもあと10年かなと言っておられ、それらが託せる若い人が欲しいそうです。