ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

ボルゲーゼ美術館展

2009-12-08 15:51:45 | 美術館・博物館
京都国立近代美術館で開催中のボルゲーゼ美術館展に行ってきました



私にとってボルゲーゼ美術館といえば、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ。
彼の彫刻は大理石から掘り出しているとは思えないほど柔らかい人間の体を表現してます
日本で開催のニューズを聞いて、「 アポロとダフネ 』と『 プロセルピナの略奪』 どちらかでも
来て欲しい!と願っていましたが、想いは届かず、、、

  
  左がプロセルピナの略奪     右がアポロとダフネ

今回、来日したのは「枢機卿 シピオーネ・ボルゲーゼの肖像 」でした


シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿。
最初はがっかり、という気持ちでしたがこの胸像の前に立つと体温まで感じられるような
生き生きとした表情に圧倒されました
今日のボルゲーゼ美術館のコレクションの基礎になっているのは、このボルゲーゼ枢機卿が
収集した素晴らしい古代彫刻の数々とルネサンス美術の作品群、
そして彼の生きたバロック時代の彫刻と絵画です。
「歪んだ」と意味を持つバロック。歪んでいるから焦点が定まらず、見る角度によって
様々な見え方が出来ます。
美術の世界と同じでバロック音楽も劇的でドラマチック。
(時には、笑ってしまう程、非日常的で芝居掛かっています)
とても濃厚な世界なので、時には飽きてしまうのですが、また、この世界に触れてみたく
なる魅力を持っているのです

やはりイタリアに行くしかないのね。。でもボルゲーゼ美術館って完全予約制。
大理石で飾られた白亜の館、是非訪れてみたいです

アトリエ・ラ・ヴィータ

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