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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展

2009-02-02 08:34:27 | 美術館・博物館
兵庫県立美術館で開催中の「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」に行ってきました
西洋絵画の中で静物画は一番好きなジャンルなのです



ベラスケス「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」1653、54年頃
オーストリア、ハプスブルグ家に嫁ぐマルガリータ王女のお見合い写真
のような役目をした絵画です
ドレスのレース、カーテンや絨毯の模様は近くで見ても、ぼんやりとしています
大きな作品ですので、2メートルくらい離れて見ると・・・細部が見事に浮かび上がって
くるのです。ベラスケスはここまで計算して描いたのでしょうか!!


コルネーリス・デ・ヘーム「朝食図」1660-69年頃
朝食に牡蛎!?と不思議に思うのですが、世界中の富がオランダに集まった時代
ですから、こういう事もあったのでしょう。。。
レモンに牡蛎、この時代から相性の良い食材だったのですね!


静物画が中心で、マニア心をくすぐる内容です。
絵の印象が全体的に暗く、好みが分かれるかもしれません。
絵だとわかっていても、写真のように精密に描かれた絵は写真以上の
奥行きと立体感を感じます
持っているもの、置かれているもので人物や状況を特定する謎解きをテーマ
にした寓意画も多く、パネルにそれらの説明があっても良かったのでは?
と感じますが、「何が描かれてるのだろう??」とじっくり見る事で、楽しい
発見も!!(・・・たとえばエビが空を飛んでいたり!!)

瑞々しく描かれた果物、美しい花・・・創作意欲を刺激されています~

アトリエ・ラ・ヴィータ

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