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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

2011春日若宮おん祭り・17日・松の下式

2011-12-20 22:09:15 | おん祭り
影向の松(ようごうのまつ)の前では、かわいらしい頭屋稚児(とうやのちご)が
松の下式の検分をいたします。

猿楽・田楽などの芸能集団は、この松の下で、芸能の一節や所定の舞を
演じてからでないとお旅所には参入できない決まりなのです



このお稚児さんは、自分では歩きません。
必ず、肩車されます


金春安明太夫の舞(金春流八十世宗家)
能舞台の鏡板に描かれた松の前で観るお能、感激です!
(この影向の松がモデルです)


お旅所の様子



だ太鼓(だだいこ)・4メートル以上の大きさです
どんな大きな音が出るのか・・・ドキドキしていましたが・・・
アレッ!でした(笑)



左が鳳凰(月)右が龍(太陽)

ここ、お旅所ではこの後、夜中11時まで様々な芸能や神楽が
奉納されます
見ていたかったのですが、大勢の人垣が出来ていて、とても
見る事はできません。
来年は、お旅所祭を中心に見物しようと思っています

おん祭りから伝わった言葉を知りました

金春太夫がお旅所に入る前、白い紙を解いてから参入する事を
「金春の埒(らち)あけ」と言います→「埒があく」の語源

お旅所の芝の上で芸能を奉納する→芝居の語源

若宮さまのプロフィール→西暦1003年3月3日の御生れ
シンデレラと同じで午前零時までに元のお社に戻る決まり

今年は、観光のゴールデンルートを急ぎ足で回りましたが
来年からは、一つの行事をじっくり見物したいです



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