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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

平筆・修行の日々・・・

2009-02-04 11:39:19 | ポーセリン・ペインティング
絵を描く時、10年以上、丸筆を使い続けて来た私にとって平筆は
とても難しく、使いこなす事ができません。
きちんと型にはまったヨーロピアンスタイルに比べてアメリカンスタイルは
自由で、幻想的で、水彩画のようで・・・・ロマンチック!
その分、描き手の感性がモノをいう世界です。
ヨーロピアンでは、きちんとトレースするのに、アメリカンスタイルはある程度の
アタリだけとって、いきなり描き始めるんですね。これがまた至難の技!!
私にとっては「全く別の習い事」の様・・なんです・・・
私には無理・・・と思いながら・・・ポーラ・コリンズさんの本を見て模写
してみました。



ポーラさんはお皿の装飾も独創的で、魅力があります。
でも金彩を施すより、ずっとずっと難しく、いっそ金彩にしちゃえ~!と何度
投げ出したくなった事やら。。。
お手本に向き合う時間が長い分ポーラさんの技量に魅了されています。




同じ平筆を使った、ノリタケスタイルのバラ。
ポーラさんの描き方とは違い、1回の焼成で完成を目指します
これはこれで、大変な事です!!

平筆って丸筆に比べて大きいし、使っている毛の量もとても多いのですが
丸筆の方が値段が高い事も初めて知りました。
新しいジャンルに足を踏み入れると、知らないことばかり。
どうやら新しい「イバラの道」を歩む事になりそうです。

私が描くと、「なんちゃってポーラさん」「なんちゃってノリタケ」なのですが
平筆を使いこなせる様になるにはまた、きっと10年は必要だと実感してます。。
まだまだ・・・先は長いですね。。。

アトリエ・ラ・ヴィータ